経営学科は2011年の開設以来、「豊かな教養と専門性を備えた人材の育成」を理念として掲げ、時代の中で求められる経営教育を行ってきました。4年をかけて幅広い教養と高度な専門性をバランス良く養い、社会環境の大きな変化にも敏感に対応して、創造的で活気に満ちた社会を支えるリーダーを育成しています。近年は、急速に進む社会のデジタル化と地域社会の活性化という2つの課題を重点的に取り上げ、将来それらを解決に導く能力の育成に力を注いでいます。
現代の高度情報社会に欠かせないICTリテラシーに関する科目群を充実させたデジタル教育に力を入れ、DX(デジタル技術を活用して、ビジネスのしくみを変革する)時代に対応できる能力を育成します。併せて経営や組織について深く学べる教育により、地域のDX化を牽引してビジネスにおける課題を解決する力を養います。
1年次の「リーダーシップ演習Ⅰ」は、少人数によるグループワーク型の授業。意見が異なる人と協働して一つの結論を見出す実践を通して、問題解決力やチームワークを育てる力、論理的思考力を養います。少人数クラスのため、他学生や教員との親しい関係を1年次に築くことができます。
経営学科は地域の企業や行政と適切なパートナーシップを築き、幅広い分野に人材を輩出してきました。その信頼関係から実務家を招いた講座や地域の企業でのインターンシップなどもカリキュラムに組み入れており、リアルタイムの地域社会を体験しながら学ぶことができます。
久野 結香 さん
経営学科 4年
茨城県 大成女子高校 出身

福田 真由 さん
経営学科 3年
茨城キリスト教学園高校 出身

学生たちが協力し合って課題をクリアする演習科目です。それぞれが試行錯誤しながら自分の特性を見極め、チームの中でどのような貢献ができるかを学び、自発的に問題を解決する力を養います。
この科目は1年次前期の必修科目です。この科目は、入学直後の大学生活を円滑にスタートさせるため、大学での4年間の学びを理解し、かつ大学の授業に能動的に参画するための基本的スキルを体得することを目的にしています。多くの科目で課題として出されるレポートを作成するための情報収集力や論理的思考力、演習科目でのグループ討議の際のコミュニケーション力を身に付けられるほか、卒業後のキャリア・パスをイメージできるようになります。この科目は大学生活4年間での授業の履修や卒業後の進路決定の基盤となるものです。
「自分を知る」「社会が求めるものを知る」「仕事や環境を知る」という3つの視点から、自分らしいワークキャリアとライフキャリアの設計図を描く授業です。多様なワークを通じたアウトプットにより、社会で自立して生きていくための自己分析力と、将来のビジョンを具体化する実践的なキャリア構築力を養います。卒業後に「どのように働き、生きていくのか」を明確にすることは、これからの大学生活をどう有意義に過ごすかという、あなた自身の「いま」の課題に直結しています。
学生たちが協力し合って課題をクリアする演習科目です。それぞれが試行錯誤しながら自分の特性を見極め、チームの中でどのような貢献ができるかを学び、自発的に問題を解決する力を養います。
企業はどのように成長し、社会で価値を生み出しているのでしょうか。本授業では、経営戦略・マーケティング・組織・人事などの基礎理論を学び、企業活動の全体像を体系的に理解します。さらに、実際の企業事例を通して、学んだ知識がどのように現場で活用されているのかを考えます。これにより、物事を多角的に捉える力や、課題を発見し解決する力が身につきます。
企業や産業の現場で起きるさまざまな現象をミクロ経済学の視点から分析し、ビジネスの基本的な仕組みを学びます。需要の特性、市場メカニズム、業界構造、価格戦略、ゲーム理論、インセンティブなどを通じて、企業がどのように行動し、競争の中で成果を生み出しているのかを理解します。経済学を用いて、現代のビジネスを論理的かつ実践的に考える基礎力を養う授業です。
企業という組織を適切に運営するための仕組みを、管理的な側面から探求する授業です。経営管理の基本的な理論や知識を学んだうえで、具体的な企業の事例を取り上げ、現実のビジネスシーンに当てはめて分析・考察を行います。一人では成し得ない大きな目標を達成するために組織をどう動かすかという、マネジメントの視点と論理的な分析力を身につけます。将来、どのような組織に属しても、そのメカニズムを理解して主体的に動くための基盤となる知識であり、社会に出るすべての学生に関係する学問です。
企業における最大の資源である「ヒト」をいかに活かすかを学ぶ授業です。賃金、評価、教育といった基本の人事施策から、ワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティなどの最新トピックまで、理論やデータ、事例をもとに概観します。人事制度の仕組みや実態を多角的に検証することで、企業が抱える人的課題に対する課題発見力と、組織の未来を論理的に考察する力を養います。企業がどのような基準で人を評価し育てようとしているかを知ることは、将来あなたが組織の中で働き、キャリアを形成していく上で必ず役立つ視点となります。

ICTや情報ネットワークの進化により、ビジネスや日常生活が大きく変化しました。このことによりICTの基礎知識は、必要不可欠となりました。これら情報技術や情報ネットワークが、いかにしてビジネスや日常生活との関わりがあるかの知識を身につけ、これら新しい技術を使ったビジネスをいかにして立ち上げてきたかを学び、今後のユーザーとの関わりについて学ぶことを目的としています。
この科目は、1950年代に体系化された伝統的なマーケティングの理論枠組み(いわゆる4Psマーケティング(製品戦略(Product)、価格戦略(Price)、プロモーション戦略(Promotion)、チャネル戦略(Place))の範囲を拡張したマーケティングの領域について、その概念や理論枠組みを扱います。具体的には、戦略的マーケティング、ソーシャル・マーケティング、サービス・マーケティング、リレーションシップ・マーケティング、生産財マーケティングなどを取り上げます。また、より最近のグローバル化の進展やインターネットの普及を鑑み、グローバル・マーケティングやデジタル・マーケティングといったマーケティング領域も取り上げます。
この科目は、わが国の流通システムを構成している百貨店、総合スーパー、ディスカウント・ストアなどのさまざまな小売業態を取り上げ、それらの小売業態が形成されてから現在へと至る変遷を辿りながら小売業態の特徴について理解することを狙いとしています。また、流通システムは時代の流れと共に常に変化していることから、小売業者だけでなく卸売業者も含めた流通構造の変容や流通業界での取引慣行が形成された背景なども含めて、流通構造の現状を把握するとともに将来を展望します。将来の就職先として小売業を検討する際の基礎的な業界知識を身に付けることができます。
この科目は、前半では小売業の業態開発に関する理論的枠組みについて概説し、後半では近年の新しい小売業態とビジネス・モデルについて考察します。小売業は、流通構造の末端に位置し、成長するためには消費者の嗜好や購買行動の変化に柔軟に適合していかなければなりません。そこでこの科目では、小売業者が新業態を開発するための立地戦略、マーチャンダイジング戦略、インストア・プロモーション戦略、商品開発戦略などの業態開発戦略を扱います。

会計における現在のルールをじっくり見つめ、なぜそのようなルールになったのか、これからどのように変わっていくのかを考える授業。財務会計の機能や制度に関する基礎知識の習得はもちろん、担当教員の実務経験をふまえて、変化を先取りする力を身につけるとともに、実践的に有用な能力を養います。
「ビジネスエコノミクス入門」で学んだ基礎を踏まえ、企業の意思決定や競争戦略をより発展的に学びます。市場構造、価格戦略、製品戦略、ゲーム理論、などを通じて、企業がどのような競争環境のもとで判断し、競争優位を築くのかを考察します。経済学の視点から、現代のビジネスをより深く分析し、戦略的に考える力を養う授業です。
日本経済を理解するうえで欠かせない国際経済の基礎を、わかりやすく学びます。前半では、外国為替取引や為替レート、国際貿易の仕組み、自由貿易、海外直接投資などの基本を学び、後半では、アメリカ、アジア、ヨーロッパなど各地域の経済の現状と課題を具体的に考察します。国際経済の動きを通じて、日本と世界のつながりを理解する力を養う授業です。
都市と地方の関係を軸に、日本経済の構造変化や地域経済の諸課題を多角的に学びます。グローバル化が地域社会に及ぼす影響も視野に入れながら、地域間格差、産業・企業の立地、地方分権、都市政策、地域コミュニティの再生などを幅広く考察します。経済活動のみならず、人々の暮らしを含めた地域社会の姿を、経済学の視点から捉える授業です。
公共経営の中でも重要な地方行政について、実務に即した視点から学びます。地方自治体が地域の課題にどのように向き合い、政策を立案・実施しているのかを、地域振興、観光、産業振興、まちづくり、交通、人口減少・少子高齢化対策などの具体例を通じて考えます。実務経験に基づく事例や時事的な資料も活用しながら、地域課題を分析し、実践的な対応策を構想する力を養う授業です。
日立市役所の職員による講義を通して、日立市の現状や地域課題、行政の具体的な施策について理解を深めます。さらに、講義を踏まえてグループで課題を設定し、学生ならではの視点から解決策やアクションプランを考え、市担当者へ直接プレゼンテーションを行います。自治体のリアルな課題に向き合い、解決に向けたプロセスを体験することで、実践的な問題解決力、柔軟な創造性、そしてチームで協働する協調性を磨きます。公務員の実際の仕事内容を知るだけでなく、地域や社会の課題を「自分ごと」として捉え、行動する力を身につける機会となります。
教員が少人数の学生と向き合い、教員の専門性を活かした一貫した指導のもとに、専門書の輪読、経営に関する問題のディスカッション、地域における活動等通して、高い専門性を身につけていきます。
組織行動学の理論をもとに、組織内での人間の心理や行動のメカニズムを学ぶ授業です。講義に加えて具体的なケース教材を用いた演習を行い、人が状況をどう捉えて行動するのか、そして個人の能力を引き出し組織の成果をいかに最大化するかについて考察します。実際のビジネスシーンで直面する事象を題材に、集団やチームが抱える課題を理論的にひも解き、解決策を導き出すための実践的な課題分析力と問題解決力を養います。組織の中で周囲と円滑に関わりチームの力を発揮するための知識は、社会に出て働く上での重要な基盤となります。

起業に関する基礎知識を身につける授業です。学生と同世代である20代の社長が起こしたベンチャー企業を主に取り上げ、起業した動機や意義、ビジョンや課題を学びます。さらに、授業の中でビジネスアイデア発表会を開催。学生は学んだことを生かして創案したビジネスモデルをプレゼンテーションします。
企業は、情報を活用することで意思決定を行い、価値を生み出しています。本授業では、経営情報システムやIT戦略、AI・IoTなどの技術が企業活動にどのように活用されているかを学び、情報を基盤とした経営の仕組みとその考え方を理解します。これにより、ITを単なるツールとしてではなく「価値創出の手段」として捉え、企業の課題や変革を構造的に考え、自分の考えを論理的に説明できる力を身につけます。
本講義では、ICT(情報通信技術)が実社会やビジネスでどのように活用されているかを学び、最新ICTキーワードの理解を深めながら、自らビジネスを企画・設計する力を養う。授業では、ビジネスプランニングや各種フレームワークの活用方法、模擬的な事業計画書の作成方法を中心に扱い、実務経験を踏まえた基礎知識も解説する。最終的には、各自が発案したビジネス案を事業計画書としてまとめ、レポートに代えて提出する。
本講義では、Google広告を中心にインターネット広告の基礎から応用までを体系的に学び、実務に役立つ基礎力の習得を目指す。広告の基本概念や現状理解から始め、検索・ディスプレイ・動画・ショッピング広告の運用、ターゲティング、入札手法、効果測定と最適化まで幅広く扱う。あわせてGoogle Analytics連携、モバイル広告、アプリキャンペーン、広告ポリシーやプライバシー対応も学ぶ。毎回小テストを行い、最終回には総合テストを実施する。
この科目は、マーケティングの基本的な知識に戦略的な視点を加え、企業戦略としてのマーケティングの立場や役割について学際的に解説します。経営学、経営戦略論、人的資源管理論などの他の科目と関連づけながら、戦略的マーケティングの理論的枠組みを紹介します。マーケティング学に戦略的な視点が導入された背景、戦略的マーケティングの構成要素、リソース・ベースト・ビュー(RBV)、市場志向といった戦略的マーケティングの諸概念を取り上げます。この科目を修得することで、製品単位でのマーケティング・マネジメントから全社単位での戦略的マーケティングの理論枠組みを理解することができます。
この科目は、消費者が購買意思決定に至るまでの過程で、企業のマーケティング・コミュニケーションにどのように反応し、どのような認知処理を行ない、どのような判断の下に、最終的にブランド選択を行なうのかについて、消費者行動研究の諸概念を用いて解説します。そして、企業側の立場から、どのように自社ブランドを消費者に訴求すればよいのかについて考察します。具体的には、消費者の購買意思決定の理論モデル、消費者の購買意思決定プロセス、消費者行動に影響を与える諸要因、消費者行動の内的要因などのテーマを扱います。消費者の購買意思決定を理解することで、企業のプロモーション政策の立案に活用できるようになります。
金融機関、鉄道会社、映画館、教育機関などの“無形財(サービス)”を提供する企業(サービス業)のマーケティング理論について学びます。授業では、サービス業ならではの経営上の要点を体系的に整理し、サービス業が高い顧客満足を提供すると同時に高い生産性を達成するためのマネジメント方法を理解できるようになることをめざします。
地域経済や地域産業の現状を把握する方法、再生・活性化の考え方、政策効果を分析する手法を学びます。事例分析を通じて地域の特徴や課題への理解を深め、関心のある地域の強みと弱みを発掘するレポートを作成し、発表します。地域の課題を分析し、自らの考えを整理して伝える力を養う授業です。
実地観察やデータ収集・分析を通じて、地域社会の特徴や課題を考えます。そのうえで、地域資源を生かした地域活性化の政策アイデアを企画し、発表します。課題の見つけ方、調査の進め方、政策の評価方法まで学ぶことで、地域の未来を自ら考え、提案する力を身につける実践的な授業です。
本講義では、環境問題への理解を深め、持続可能な社会の実現に向けて主体的に行動できる基礎知識と意識を養います。地球環境・地域環境や社会課題、サステナビリティ、環境配慮型の生活・消費行動、企業のCSRやSDGs、国際的な環境政策まで幅広く学びます。環境問題を「自分ごと」として捉え、企業や地域社会で実践につなげる力を育成します。なお、eco検定は必須ではありませんが、理解を深めるため受験を推奨します。
企業のグローバル化は地域経済にも影響を与えます。地域経済、医療、福祉などのフィールド調査によって地域の実情を理解し、地域が抱える課題を解決するために実習中心の演習を行います。


店舗運営に生かす
地元愛と協力し合う力
申 美花
経営学科 教員
専門:ベンチャービジネス

澤端 智良 経営学部 経営学科 教員

古井 仁 経営学部 経営学科 教員


高度な専門性と、豊富な現場経験を兼ね備えた教員は、学生の飛躍的な成長を支える原動力。成績優秀なだけではない、他者に寄り添い支えられる、真に優れた人材の育成に向けて、大学全体でチームワークを組み、持てる力の限りを尽くして取り組んでいます。