茨城キリスト教大学

教育課程方針
(カリキュラム・ポリシー)

茨城キリスト教大学は、別に定める学位授与方針に基づき、全学教養課程、各学科・専攻における専門課程、ならびに大学院修士課程を次の方針により編成します。

全学教養課程

本学は、各学科・専攻において別に定める学位授与方針をふまえ、全学部学生が共通して学ぶ全学教養課程を次の方針に従って編成します。

方法と理念

すべての学生の人間的成長を促し、もって次代の創造に参画するよき市民の育成をめざします。
キリスト教の精神に基づいた全人格的教育の展開を通して、現代社会において自立した個人として、またよき隣人として、自他を尊び「共に生きる」精神を育みます。
自然ならびに人間社会に対する畏敬をもって調和と共生を図るために自ら行動することができる人物の育成をめざします。あわせて、心身の健康に関心を持ち、その促進のために科学的視点をもって行動することができる人物の育成をめざします。
充実したリテラシー教育の展開とともに、自然、歴史、地域社会、先人の知恵とあわせて現代科学におけるさまざまな知見に学ぶ機会を提供することにより、高度情報社会をしなやかに生きるバランス感覚と行動力に優れた人物を育みます。
世界の多様性の認識と異文化への理解を深めるとともに、自身の言語と文化を尊び継承し発展させることができる人物の育成をめざします。
言語や文化の異なる人々とのさまざまな交流や共同体験を通して、たがいの文化を尊重しつつ人類社会の成員として共生していくための開かれた精神と幅広い視野を備えた人物を育みます。
教養ある専門職従事者の育成に積極的に貢献します。教養ある人格こそがその専門性を高めるとの観点にたち、それぞれの学部・学科・専攻においてめざされている専門性を支え、それを広げ、活かすために不可欠なものとして教養教育を位置づけます。また優れた専門性は、教養ある人物から紡ぎだされるものであるとの観点にたち、すべての年次において教養教育と専門教育を有機的に配置し、相互の関連性と統合性を重視したカリキュラム展開を図ります。
全学に学ぶ学生同士の積極的な交流を通して、自らの専門性を相対化して捉える視点を養うとともに、将来、他分野との協働を通して人類福祉のために積極的に貢献することができる人物を育みます。


分野
建学の精神、人文、社会、自然、外国語、健康スポーツ、留学、ICT、総合演習、特別授業の計10分野(科目区分)で構成します。

年次
多様な興味・関心や履修希望時期の個人差、進度・編成の異なる各学科専門科目との適切な連携等に対応するため、大半の科目については1年次から履修可能となるよう編成します。
評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

現代英語学科

現代英語学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
習熟度別クラス編成により、実践的な英語の技能を身につけることのできるスキル科目群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。また特に演習科目や実技・実習科目では、グループ・ディスカッションやプレゼンテーション等のアクティブ・ラーニングをふんだんに取り入れて知識・技能の習熟を図るとともに、同世代の英語母語話者(インターン生)等の異なる文化背景を有する人々と英語を使って積極的に関わり、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるための活動として、地域・国際交流センターのバディとして留学生を支援したり、日本語を教えたりするボランティア等を各授業を通じて推奨します。

分野
英語を専攻する者として必要な知識を学び、国際社会における英語の役割を理解し、英語圏以外の文化に対しても広い視野と公平さを身につけることを目的とした「現代英語基礎演習Ⅰ」「現代英語基礎演習Ⅱ」を設置します。

年次
1、2年次には、英語の「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能および非言語コミュニケーション技能の伸長をめざし、実用的なレベルの英語運用能力を身につけるための必修科目を配置します。3、4年次には、グローバル化社会を生き抜く職業人に必要なスキルと教養を身につけるための選択科目を「グローバル・コミュニケーション」「ホスピタリティ」「言語教育」「言語と文化」「演習」「アクティブ・ラーニング」の各分野に幅広く設置します。
評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
英語圏の文学・歴史・文化について研究し、「生きる意味とは」「幸福とは」など、人のもつ根本的な問いについての答えを探求し、その過程で人間としての成長を図ります。

児童教育学科

児童教育学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。

児童教育専攻

方法と理念
わかり易い資料に基づく解説等により基本的な知識・技能を身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。また特に演習科目や実技・実習科目では、グループ・ディスカッションやプレゼンテーション、模擬授業や場面指導等のアクティブ・ラーニングをふんだんに取り入れて知識・技能の習熟を図るとともに、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるための活動として、こども達に実際に関わる教育ボランティア等を各授業を通じて推奨します。

分野
教育学・教育心理学・児童学に関わる科目群を知識修得の基礎分野として設定し、その周囲に学術的関連科目群や特別支援教育、音楽・美術・体育・労作体験などの実技科目群をふんだんに配置することで、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。特に3年次の初等教育実習や、3・4年次の児童教育演習(ゼミ)では、上記諸能力の総体を確認しながら更なる深化に務め、もって「頭と心と身体」をバランスよく鍛える教育課程を展開します。

年次
学科専門科目は教養科目との融合を図りつつ、1年次は基幹及び関連科目課程、2年次は初等教育課程、3年次は初等教育及び特別支援教育課程、4年次は専門領域研究・実践課程を置くことを基本として構成します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
4年間を通して「IC教職履修カルテ」の各評価シートに基づき、具体的・効果的且つ実践的に学修成果を把握し、教職をめざして学修を重ねていくことで、何を学んだのかを振り返り、今後の課題を明らかにして行動化するための手がかりを得ることを支援します。


幼児保育専攻


方法と理念
わかり易い資料に基づく解説等により基本的な知識・技能を身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。また特に演習科目や実技・実習科目では、グループディスカッションやロールプレイ、保育教材を用いたプレゼンテーション、指導案に基づく場面指導等のアクティブ・ラーニングをふんだんに取り入れて知識・技能の習熟を図るとともに、こども理解を深め、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践の中で学ぶ力や公正性を身につけるため、こども達に関わる保育ボランティアや学園内附属こども園での研修等を推奨します。

分野
保育学・保育心理学・子育て支援に関わる科目群を知識修得の基礎分野として設定し、その周囲に学術的関連科目群や、音楽・美術・体育・労作体験などの実技科目群をふんだんに配置することで、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。特に2年次の初等教育実習(幼稚園)や3、4年で行う保育実習(保育所・施設)では、実習後の大学での振り返りを行いPDCAサイクルの中で上記諸能力の総体を確認しながら更なる深化に務めると同時に、自らのこども観を問い直し「頭と心と身体」をバランスよく鍛える教育課程を展開します。

年次
学科専門科目は教養科目との融合を図りつつ、1年次は基幹及び関連科目、2年次は保育内容研究科目、3年次は障害児保育や子育て支援科目、4年次は専門領域研究・実践科目を置くことを基本として構成します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
4年間を通して「IC教職履修カルテ」の各評価シートに基づき、具体的・効果的且つ実践的に学修成果を把握し、教職や保育職をめざして学修を重ねていくことで、何を学んだのかを振り返り、自らの子ども観を構築し、人間理解を深め、今後の課題を明らかにして行動化するための手がかりを得ることを支援します。

文化交流学科

文化交流学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
文化交流に関する基本知識やスキルを身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。また、演習科目や実技・実習科目では、「文化交流体験」「海外ボランティア」「ジャーナリズム研究」「情報社会論」などのアクティブ・ラーニングをふんだんに取り入れて知識・技能の習熟を図るとともに、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるための活動として、地域貢献や異文化交流等を各授業を通じて推奨します。

分野
文化交流を学習するために必要な基礎科目群を設定したうえで、応用科目として国際共生、観光、地域貢献、日本語教育に関する一連の講義や演習科目を配置し、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。特に3~4年次の文化論演習(ゼミ)では、上記諸能力の総体を確認しながら更なる深化に務め、もって「頭と心と身体」をバランスよく鍛える教育課程を展開します。

年次
学科専門科目は教養科目との融合を図りつつ、1~2年次では文化交流に関する基礎的科目、3~4年次は専門領域研究・実践課程を置くことを基本として構成します。また、4年間を通して、アジア・欧米などの諸地域の文化に関する一連の知識・技能を習得します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
学修成果の評価は、各科目のシラバスにおける授業の到達目標に照らし合わせ、成績評価の方法・基準に合わせて適切に行います。また、国内外でのフィールドワークやアクティブ・ラーニングに関する評価は、当該活動で課している報告書等で評価し、学科独自のニューズ・レターでその成果を学内外に発表していきます。

心理福祉学科

方法と理念
わかり易い資料に基づく解説等により基本的な知識・技能を身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。また特に演習や実習科目では、グループ・ディスカッションやロールプレイ、プレゼンテーション等のアクティブ・ラーニングを取り入れて知識・技能の習熟を図るとともに、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるための活動として、心理・福祉に関わるフィールドワークやボランティアなどを各授業を通じて推奨します。

分野
心理学・社会福祉学に関わる科目群を知識修得の基礎分野として設定し、演習・実習・実験などの実技科目群を配置することで、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。特に3年次の心理実習・心理学実験やソーシャルワーク実習、3・4年次の心理福祉演習(ゼミ)では、上記諸能力の総体を確認しながら更なる深化に務め、もって「頭と心と身体」をバランスよく鍛える教育課程を展開します。

年次
1年次は教養科目・基幹科目を中心とした基礎課程、2年次は心理カウンセリング系科目・福祉系科目の専門科目の中でも基礎的な科目を中心とした専門基礎課程、3年次はより専門的科目や実習・実験を中心とした専門応用課程、4年次は専門領域研究・実践課程を置くことを基本として構成します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
心理学系については、学部において公認心理師国家資格の取得に必要とされる講義・演習・実習科目を4年間にバランス良く配置し、心理学に関する専門的知識及び技術の習得を支援します。
社会福祉学系については、社会福祉士国家資格の取得に必要とされる講義・演習・実習科目を4年間にバランス良く配置し、少人数による指導によって社会福祉士として求められるソーシャルワークの知識・技術・価値観の修得を支援します。

食物健康科学科

食物健康科学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
食物健康科学に関連する幅広い知識と専門性ならびに管理栄養士、栄養士、食品衛生監視員、栄養教諭、家庭科教諭等の専門職業人に必要な適性や知識・技能を身につけるための課程を講義、実験・実習、演習により編成します。特に、講義科目においては、学生参加型学習、グループ学習など双方向型の教育方法を通して、主体的・能動的な学修態度を育みます。実験・実習科目においては、多様な形態のグループ学習を通して、コミュニケーション能力ならびに思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるための活動として、人々の健康づくりや食育に関わるボランティア等を各授業を通じて推奨します。

分野
食物健康科学への興味・関心の醸成ならびに専門性の土台となる食と健康にかかわる基礎知識修得のための科目群を専門基礎分野として設定します。専門基礎科目の学修をふまえ、さらに人々の健康づくりを担う専門職に必要な知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、主体的に学修に取り組む態度の育成を図るための科目群を専門分野として設定します。
また、科学的・論理的な思考および総合力を養うために、卒業研究を設定します。

年次
学科専門科目は初年次教育科目、教養科目との融合を図りつつ、1、2年次は専門基礎分野の関連科目課程、2~4年次は専門分野の関連科目課程、4年次は専門領域研究、管理栄養士国家試験対策の課程を置くことを基本として構成します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
個人毎に履修系統図に基く学修計画を作成し、アセスメントテスト、学修ポートフォリオの結果等を踏まえて自己評価を行ない、課題の明確化や行動目標の設定・実施が円滑に進むよう支援します。

看護学科

看護学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
看護専門職として社会に貢献できる看護実践者の育成をめざし、幅広い職業選択を可能にするために、看護師国家試験受験資格に加えて、選択履修により保健師国家試験受験資格や養護教諭一種免許状を取得できるカリキュラムを編成しています。
地域の特性を活かし、放射線利用や災害と看護に関する専門的知識を学ぶ科目を設置しています。
看護展開において必要な科学的思考と判断力を養うための演習科目を、1~4年次を通し展開するとともに、シミュレーションモデルを用いた教育を実施し、看護技術の実践能力を強化します。

分野
豊かな人間性を育むために、建学の精神であるキリスト教の基礎知識や、人文・社会・自然のすべての側面から全学教養課程を学ぶ構成とし、また倫理的態度を身につけていくための科目を段階的に配置しています。

年次
学科専門科目は、教養科目との融合を図りつつ、科学的知識・技術、問題解決能力、コミュニケーション能力を含む専門職人としての確かな実践力を体系的に養うため、1年次では専門基礎科目、2年次では看護学の基本と看護展開の基礎、3年次では実習を基本とする看護展開の応用、4年次では看護学の発展に関する科目を配置しプロフェッショナルへの学びを積み重ねていく構成としています。
さらに、看護展開において必要な科学的思考と判断力を養うための演習科目を、1~4年次を通し展開するとともに、シミュレーションモデルを用いた教育を実施し、看護技術の実践能力を強化します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
自らの関心を深め自律的・能動的に学習する態度を育成するとともに、生涯学習の動機づけを図るため、4年次に選択科目を配置しています。教育目標に基づく各教科の目的達成を確認しつつ、科学的思考基礎演習科目において実践能力確認試験の合格及び、最終学年に計画されている科学的思考基礎演習科目Ⅶの客観的臨床能力試験、研究方法論演習、総合実習の学修過程と成果を持って、教育目標の達成を確認します。

経営学科

経営学科は、別に定める学位授与方針に基づき、学科専門科目について次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
経営学科では「豊かな教養と専門性を備えた人材の育成」を念頭に、学問的素養を高め、経営学の各々の専門分野での知識や技能を育む一方、広く社会のニーズに合致するため、対人能力や問題解決能力に優れた資質を持つ人材の育成を重視しています。そのため講義形式の授業に加えて、少人数制のグループワークを取り入れたリーダーシップ教育科目を系統立てて履修できるカリキュラムを提供します。卒業後は民間企業、公的機関などで真のリーダーシップを発揮できる質の高い人材の育成を目指します。
社会で必要な知識・能力においては、
 ①一般教養と倫理性(基礎学力・社会常識、倫理観と豊かな人間性の醸成)
 ②専門的知識・スキル・分析能力
 ③意思決定、リーダーシップに関わる総合的能力(コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、チームワーク力、問題解決能力)
が重要であると考え、それらをバランスよく修得できる履修科目の編成を施しています。

分野
経営学における基幹科目のうち、経営学入門およびリーダーシップ演習を基本的な知識および社会人基礎力養成のための基礎分野として設定し、専門基礎科目における科目群を配置することで、知識・技能の拡大と深化、公正な判断力・豊かな表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。同時に、戦略マネジメント、ICTマネジメント、マーケティング、会計ファイナンス、地域イノベーションの5分野の専門科目群が、専門知識と問題解決能力、行動力を備えた優れた専門性を備えた社会人としての能力を育成します。特に3・4年次からの必修科目である経営演習(ゼミ)では、上記諸能力を高めながら統合できる力を発揮できるように体験的学習にも努め、社会のビジネスリーダーとしてふさわしい能力を養う教育課程を展開します。

年次
1~2年次においては、基礎的な能力を高めるために、入門科目とともに演習科目を必修とし、上記②、③の能力を育成するとともに、専門科目では、戦略マネジメント、ICTマネジメント、マーケティング、会計ファイナンス、地域イノベーションの5分野を中心に、学生の将来の進路に応じた必要科目を年次別、段階的に選択できるように配置しています。3、4年次には経営演習ゼミナールによって、指導教員の下で更に自らの専門性を磨く密度の高い教育を行います。評価においてはGPA制度による公正かつ客観的な運用に努め、「学生が何を身に付けたか」を重視して学生の進級判定、卒業認定、学修支援を行います。
また、現代のコミュニケーションの重要な道具であるICTリテラシーに関する充実した選択科目群を設置し、デジタル教育に力を入れてDX(デジタル技術を活用して、ビジネスの仕組みを変革する)時代に対応できるような人材の育成を主眼とします。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
経営学科では、将来、地域社会で活躍できる質の高い人材育成を目指しており、単なる知識や技能習得だけでなく、地域の連携の中で活動し、学生が主体的かつ実践的に取り組めるような外部との交流、意見交換、実施体験のできる機会を授業に取り入れるように努めます。

英語コミュニケーション専攻

英語コミュニケーション専攻では、別に定める学位授与方針に基づき、その修士課程を次の方針に従って教育課程を編成します。
方法と理念
資料に基づく解説等により専門知識・技能・研究実施能力を身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。特に演習科目や実技・実習科目では、グループ・ディスカッションやプレゼンテーション等のアクティブ・ラーニングおよび、英語を通した学修や研究、また、大学院での学びの実践の一環として、インターンシップ等を奨励し、授業の形式としては、講義・演習ともに、学生と教員の双方向性を重視し、アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れます。

分野
英語文学・文化、英語学、英語教育に関わる3分野を設定し、その周囲に関連科目を配置することで、知識の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に取り組む態度の育成を図ります。

年次
1年次は、研究を進める上で不可欠である英語コミュニケーション能力の向上を目指します。3分野の科目を幅広く履修し、その理論や実践を修得するとともに、学生自らが設定した研究テーマを中心に修士論文等の作成に向けた準備を整えるための研究指導をします。2年次以降は1年次の学びをふまえ、より専門的な理論と実践を修得するとともに、研究の遂行と修士論文を完成させるための指導を実施します。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。また修士論文に対する評価の詳細は履修要覧等に記載します。

その他
2年を通して年次研究計画書や研究報告書を通して、研究の計画的な遂行に向けての支援を行います。

食物健康科学専攻

食物健康科学専攻では、別に定める学位授与方針に基づき、教育課程を次の方針に従って編成します。
方法と理念
食物健康科学および関連分野での高度な知識・技能を身につけるために編成された、講義、演習、実験・実習を受講するとともに、研究の進め方を学びます。さらに、研究成果を学会でプレゼンテーションし、学術論文として発表することを目指します。

分野
食教育の基本となる食物そのものを深く探求する「食物科学分野」と食物と栄養摂取、健康・疾病の関係を探究する「人間栄養学分野」の2分野、及び極めて高度な専門応用科目と教育支援に関わる食教育支援科目から構成される専門関連分野を設置し、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、研究に主体的に取り組む態度の育成を図ります。

年次
全履修期間を通して、専攻が編成する講義、演習、実習により高度な専門知識と技能
を修得するとともに、年次ごとに以下を目指します。
初年次
1.研究計画の作成方法について学び、各自の研究テーマについて主体的に研究を進
める能力の修得を目指します。
 
2年次以降
1.課題研究に積極的に取り組み、新たな知見を含む科学論文を作成し、未解明の課
題を解決する論理的思考法と先端的な実験技術を学びます。
2.研究成果を学会で発表する機会を与え、プレゼンテーション能力を養います。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。また修士論文に対する評価の詳細は履修要覧等に記載します。

その他
食物健康科学に関する新規の知見を求め、有益な研究に主体的態度で取り組み、その成果を対外に発信する力を養います。
また、教育分野では、教育研究者に求められる指導力、教育力を伸ばします。

心理学専攻

心理学専攻では、別に定める学位授与方針に基づき、教育課程を次の方針に従って編成します。
方法と理念
心理学専攻においては、教育の目的として掲げる心理に関する高度専門職業人として人間の発達と心の健康の保持増進に実践応用力をもって寄与する人材像を具現化するために、心理に関する国家資格である公認心理師の養成を含む教育課程を編成します。

分野
「心理教育科目」「心理実践科目」「実習科目」の3つの科目群から構成された教育課程を設けます。履修生自らが主体となって学ぶ能動的学修態度の形成を図ることを重視する学修環境の整備を通して、社会の変化と要請に応え、生涯に渡って研鑽が求められる心理職従事者としての基本的態度の育成を図ります。
「心理教育科目」群においては、人間の生涯に渡る発達や学習の機序に関する科学的・専門的知識を深めるための講義及び演習科目を配置します。「心理実践科目」群においては、心理学の理論と技能との積極的かつ有機的な関連づけを図るための講義及び演習科目を配置します。「実習科目」群においては、学内実習と学外実習を含む実習科目を配置し、心理的支援が展開されている各分野における実習体験を段階的に経ることを通して心理学に関する知識と技能の融合と定着、向上を図ります。
これらの学修を通して、心理に関する支援や研究を遂行する優れた思考力・判断力・表現力の醸成を図り、修了後は、地域社会をはじめ、広くさまざまな分野において心理に関する高度専門職業人として活躍する人財となることをめざします。

年次
1年次においては、必修となる心理実践実習Ⅰとともに自らのキャリア・デザインに基づいて選択した心理教育課題研究や心理実践課題研究に取り組みます。
2年次には、心理教育課題研究もしくは心理実践課題研究のさらなる進展を図り、それぞれを研究論文として結実させます。
将来、公認心理師資格をもって心理専門職に従事することを志向する履修生で、学部教育課程において公認心理師必須科目を修めた者は、「心理実践科目」群を中心に配置されている公認心理師法およびその関係省令によって指定された科目を順次、計画的に修めることによって、課程修了と同時に公認心理師国家試験受験資格を得ることができます。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については、各科目の授業概要(シラバス)に記載します。

その他
少人数による指導体制を採用し、履修生間、履修生と教員間の人間的なかかわりを大切にした対話型、参加型による協同学習を通して、個々の気づきと成長のプロセスに即した展開を図ります。また、すべての講義、演習、実習、研究活動においてアクティブ・ラーニングの要素を積極的に取り入れるとともに、それにふさわしい施設設備の充実を図ることを通して、学修者としての主体形成を図ります。
さらに、昼夜間開講制度や3年間の長期履修制度を導入することによって、履修生の個々のニーズに応じた多様な学びを支援します。

看護学専攻

方法と理念
わかり易い資料に基づく解説等により基本的な知識・技能を身につけることのできる講義群を編成し、履修者自身が予習や復習をもってその深化を図ることを同時に支援します。特に演習科目や実技・実習科目では、グループ・ディスカッションやプレゼンテーション、模擬授業や場面指導等のアクティブ・ラーニングをとおして知識・技能の習熟を図るとともに、課題解決に主体的に向き合う態度や思考力・判断力・表現力の育成を図ります。また、そうした学修を補完しながら実践的ボランタリズムや公正性を身につけるために医療や教育に実際に関わったことを学問として深化させることを推奨します。

分野
看護学に関わる科目群を設定し、共通選択科目、専門共通科目、専門科目を配置することで、知識・技能の拡大と深化、思考力・判断力・表現力の醸成、学修に主体的に取り組む態度の育成を図ります。特に演習科目(ゼミ)では、上記諸能力の総体を確認しながら更なる深化に務め、もって「頭と心と身体」をバランスよく鍛える教育課程を展開します。

年次
基礎看護科学分野及び実践看護学分野(CNSを含む)の2分野を設置し、1年次に高度な専門職業人の養成や教育者・研究者となりうる基本的能力を獲得できるような教育を行います。2年次においては看護学に関連する研究テーマをもち、研究に取り組み、修士論文や課題研究論文を作成できるよう構成しています。

評価
学修成果の評価は、学位授与方針に掲げる各項目(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学修に主体的に取り組む態度、実践的ボランタリズム、公正性)をふまえた各科目の到達目標、評価方法、評価基準に基づき適正に行います。その詳細については各科目の授業概要(シラバス)に記載します。また修士論文に対する評価の詳細は履修要覧等に記載します。

その他
昼夜開講制や長期履修制度を導入し、専門性にちなんだ履修モデルを作成し、履修プログラムを主体的に組んでいきます。具体的・効果的且つ実践的に学修を重ねていくことで、各々の目標を達成できるように支援します。