茨城キリスト教大学

食物健康科学科:産学官連携プロジェクト報告vol.4

お弁当の試食販売を行いました

本学食物健康科学科の学生が取り組む産学官連携プロジェクト「適塩弁当開発プロジェクト」において、これまで開発を進めてきた商品が、10月24日より順次販売を開始いたしました。また、11月1日(土)にはヨークベニマル水戸元吉田店にて試食販売イベントを実施し、多くの来店者の皆さまにご好評をいただきました。
さらに、本取り組みは11月11日(火)付の茨城新聞にて紹介されました。

学生からのコメント

市販のお弁当は野菜が少ない傾向にあること、茨城県は心疾患や脳血管疾患などの生活習慣病が健康問題となっていることから、適塩で野菜のとれるお弁当の開発を目的として活動を行いました。
普段食べている商品が形になるまでには様々な工程があること、作りたいものと売れるものとのギャップに商品開発のやりがいと難しさを感じました。
栄養価の面だけでなく、味付け、食材の種類、彩り、価格との兼ね合いなど、お客様に手に取ってもらえるように工夫するマーケティングの重要性も学びました。
11月1日ヨークベニマル元吉田店で行われた試食販売会では、食べていただいた方から、「適塩でも味がしっかり感じられておいしい」というお声をいただけました。減塩・適塩に対して、「味が薄い」「おいしくないのでは」というイメージを持つ方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回販売されたお弁当を通して、野菜をとることの大切さと美味しく適塩ができる工夫をより多くの人に知っていただきたいと考えています。
今後はこの学びを生かし、対象者の嗜好に対応しつつ、必要な栄養管理ができる方法を考えていきたいと思いました。今回のお弁当が、食塩摂取量や野菜の摂取量を意識するきっかけになったら嬉しいです。 

イベント当日の様子

これからも食物健康科学科の学生の活動にご期待ください。

今後も食物健康科学科では、地域と連携した実践的教育を推進し、学生の学びと社会貢献の両立をめざしてまいります。