この度、茨城県議会と茨城キリスト教大学が締結しました包括協定の記念事業の一環として、茨城県議会議長が本学で講演を実施しました。
茨城県議会との相互連携・協力に関する包括協定締結記念講演
茨城県議会議長講演
1 テーマ 「未来に誇れる持続可能な茨城づくり」
2 日 時 令和5年10月12日(木)14時30分~
3 場 所 茨城キリスト教大学8号館大講義室 8101教室
4 講 師 茨城県議会議長 石井 邦一 氏
5 参加者 学生・教職員90名程度
協定締結記念事業として今年の8月末には本学上野学長が茨城県議会議事堂で県議会議員の方を対象に講演を行いました。
車の両輪に例えられる県知事と県議会の二元代表制
開会挨拶を担当した本学上野学長は、県内出身者が9割にのぼる学生たちに向け、「県議会の活動に興味をもち、参加して欲しい」「石井議長の講演を聞き、地域の課題を自分事として捉えて欲しい」とコメント。
演台に立った茨城県議会石井議長は、初めに、若者世代の県議会への参画・活動への理解、そして投票率向上に向け、全力で取り組む姿勢を示してから、県民から県政の付託を受けていることへの責任と覚悟を語った。
また、県議会は茨城県の代表である県知事との二元代表制として、政策条例の制定数(県議会には政策立案機能がある)が全国トップクラスであることや、県の発展に熱意をもって取り組んでいることが評価された「議会改革度調査」の都道府県部門で2年連続1位に選ばれたことをアピール。
県政に全力で取り組むからこそ、これからの時代を担う大学生や県民に議会への参加を望んでいることを強調した。
茨城県をもっと好きになり、周囲に広めてほしい
さらに、茨城県の総合計画に基づいた県内各地域の課題と振興への取り組み等を紹介。
中でも学生たちが熱心に耳を傾けていたのは、本学も取り組んでいる外国人児童への支援活動や近年、県外で相次いで発生している台風等の水害対策への取組についてである。議長の熱意と様々な取組を伺い、県北地域に立地する大学生として、茨城県民としてひとりひとりが地域課題を考える場となったことだろう。
そして最後に、ブランド総合研究所の「都道府県魅力度ランキング」の結果では例年、下位になる茨城県(10月12日時点で2023年度の結果は未発表)であるが、「日本三名瀑や日本三名園、農産業も盛んな茨城県をもっと好きになり、周囲に広めてほしい」と訴えて講演を締めた。
質疑の時間となり、学生から「議長が目指す県北地域の将来像」を問われると、県北地域(特に山間部)の人口減少に歯止めをかけること、地域全体のデジタル化の推進を挙げた。具体的には、無人自動運転バス等による利便性の確保やドローンを用いた農作業の簡素化等を挙げ、県北地域から選ばれた議員として進めていきたいと力強く語った。
議長と学生の意見交換会
参加した学生たちの感想
- 県議会の活動は傍聴に出向いたり、Youtubeでの配信を視聴したりして学んでいたが、次の時代を作っていく自分たちがもっと周囲に議会の活動や茨城県の魅力をアピールしたい
- 議員の皆様の熱意で制定された政策が私たちの暮らしに密接につながっていることを感じた
- 人口減少や地域の振興等の課題を受け止め、自分も積極的に県への興味をもって生活していきたい
- 県や地域への発展のためには様々な視点で物事を考えていく必要があることを学んだ。自分に何が出来るのかを考えていきたい
意見交換では、学生からの質問により外国人支援に関する内容がテーマとなった。
緊急時の情報発信等、様々な課題が残る外国籍の県内在住者については、日本語教育が受けられる環境や医療、通訳等の整備について取り組んでいる旨が説明され、積極的な意見交換がなされていた。
石井議長をはじめとする関係者の皆様に、学園チャプレンの野口先生によるキアラ館の説明とともにパイプオルガンの温かな演奏を聴いていただいた。
それから、各校舎を巡りながら大学1号館5階にも足を運んでいただき、本学の地域貢献や国際交流の取組を高く評価してくださった。
本学では今後も包括協定を締結した茨城県議会様と議会参加の推進、県北地域の振興に向け連携をしてまいります。
地域・国際交流センター
地域交流課について
地域交流課では、学生ボランティアの他にも地域に貢献できる講習や講演会を企画しています。
地域社会との連携、地域活動のほかに、公開講座・県民大学など各種講座運営、聴講生に関すること、広報誌「みどりの」編集・発行、地域・教育ボランティアに関することを担当しています。
気になる方は、地域・国際交流センターまでお問い合わせください。
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