茨城キリスト教大学

未来教養学環未来教養学環

異なる専門分野の実践的な学びを生かして 未来の課題解決に挑戦

少子高齢化、労働力不足、地域の過疎化など、私たちの身の周りにはさまざまな社会課題があふれています。さらに、未来にどんな変化が起きるのか、誰にも予測することはできません。このような時代に求められるのは、自ら課題を発見し、課題解決に向けて幅広い分野の専門知を生かし、解決に向けて挑戦できる人材であり、グローバルな視点を持ちながら、地域社会の発展に貢献できる人材です。未来教養学環では、多彩な専門知を有機的に結びつけた総合的な学びと、実践的なフィールドワークを通じて、即戦力として社会で活躍できる人材を育成します。

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未来教養学環の特徴

全学部・学科の専門知のエッセンスが詰まった実践的な学びを提供する

異なる専門分野のかけ算により実践的な学びを提供するカリキュラムで、全学部・学科の専門知のエッセンスを幅広く学習。建学の精神、現代教養、言語コミュニケーション、データサイエンス、健康スポーツ、汎用的スキル、問題解決の7つの科目領域の専門知識をバランス良く身につけながら、状況を的確に把握し、問題の本質を見極め、課題解決に結びつける基礎力を養います。

学外へ飛び出して実践的なフィールドで段階的に学ぶ

キャンパスを飛び出し、インターンシップやプロジェクト演習など実践的なフィールドで学びます。「未来教養基礎演習」ではフィールドワークを通して問題解決の基礎を学び、「インターンシップ」では就労体験と並行して実践的な課題解決能力を養います。また、「未来教養プロジェクト演習」では、学生自ら課題を解決するためのプロジェクトを立ち上げ、運営・省察・改善のサイクルに取り組みます。

多彩な分野の専門知と教育力が学生のフィールドでの学びをサポート

「未来教養プロジェクト演習」は、学生がグループを組んで、社会課題を解決するためのプロジェクトを企画・実施するアクティブラーニング型の演習です。プロジェクトの内容は自由ですが、基幹テーマは「将来の変化を予測することが困難な時代における、魅力的な地域社会の構築」。専門の異なる多彩な教員が連係して指導するため、学際的で実践的なプロジェクトを企画・実施することが可能です。

未来教養学環の学びについて

学びのポイント

未来教養学環の学びは2段階で構成されています。全学教養科目では、現代教養から汎用的スキルまで幅広く学習し、問題解決に必要とされる幅広い教養を学びます。また、学環科目では、獲得した知識を生かしながら、フィールドワークを通して問題解決の基礎スキルを身につけ、未来教養プロジェクト演習やインターンシップを通じて実践的な問題解決能力を習得します。

取得資格

  • 学芸員
  • 社会福祉主事(任用)

カリキュラム

全学教養科目(1年次~4年次)

建学の精神
キリスト教の精神と文化
現代教養
文化交流系教養 / 教育系教養 / 心理福祉系教養 / 食物健康系教養 / 看護系教養 / 経営系教養 / 自然環境系教養
言語コミュニケーション
総合英語 英語コミュニケーション ドイツ語 フランス度 中国語 コリアン 海外語学研修 海外文化研修 異文化体験 など
データサイエンス
コンピュータ基礎 コンピュータ実習 データサイエンス はじめての統計学 はじめてのプログラミング
健康スポーツ
体育実技 運動と健康
汎用的スキル
汎用的スキル(思考力系 / 問題解決力系 / 対人基礎力系)
問題解決
問題解決演習

学環科目(1年次)

基幹科目
1.未来教養基礎演習Ⅰ・Ⅱ
サステイナビリティ入門


専門科目
未来教養概論


未来教養基礎演習Ⅰ・Ⅱ1

来教養基礎演習は、3年次から始まる未来教養プロジェクト演習に備えて、研究テーマの選び方や調査・研究の方法、あるいはレポート・論文のまとめ方や発表の方法などを実践的なアクティブラーニングの手法を学修する授業です。

学環科目(2年次)

基幹科目
未来教養基礎演習Ⅲ・Ⅳ 量的調査法
質的調査法 プレゼンテーション入門
ファシリティーション入門 
多元的共生社会論

学環科目(3年次)

基幹科目
未来教養特講A・B
インターンシップⅠ・Ⅱ


専門科目
未来教養プロジェクト演習Ⅰ・Ⅱ3

未来教養プロジェクト演習とは、学生たちがグループを組み、幅広い視野から社会課題を調査し、問題解決のためのプロジェクトを企画・実施するアクティブラーニング型の演習です。専門の異なる多彩な教員が連携して指導するため、学際的で実践的なプロジェクトを企画・実施することが可能です。プロジェクトの内容は自由ですが、基幹テーマは「将来の変化を予測することが困難な時代における、魅力的な地域社会の構築」です。

学環科目(4年次)

専門科目
未来教養プロジェクト演習Ⅲ・Ⅳ
未来教養学環サブビジュアル

求める学生像と卒業後の活躍フィールド

こんな人に向いています

  • 「 総合的な探究の時間」を深化させて学びたい
  • さまざまな活動を通した勉強に魅力を感じる
  • 地域社会に貢献しながら学びを深めたい
  • これからの社会で必要とされるものを勉強したい
  • いろいろなことに興味がありすぎて一つに絞りきれない
  • 自分にどんな仕事が向いているかわからない

卒業後の道

未来教養学環で身につけた問題解決の力は、社会に出てからもさまざまな場面で役立てることができます。企業への就職、公務員、起業など、将来的にどのようなキャリアを歩むことになっても、業務のなかで課題を発見し、課題解決に向けて努力を積み重ねることが求められます。また、ICでの分野横断的な学びを生かして、国内や海外の大学院に進み、さらに学びを深化させることも可能です。未来教養学環での学びが、将来のキャリアの可能性を大きく広げてくれることでしょう。

現役生の声

未来教養学環第1期生の声を見る

幅広い知識と実践的な問題解決能力を身につけ
多種多様な分野で活躍できる人材に成長してください

これからの社会は、複雑性や不確実性が増し、予測困難な変化が起きる「VUCA( ブーカ)※の時代」だといわれます。そのような世界で私たちが直面する問題は、一つの専門分野の知識だけでは解決が難しく、複数の専門分野の知識をかけ合わせて解決方法を探る必要があります。未来教養学環では、専門分野の連係と人材面の連係を通じて分野横断的な学びを提供します。専門分野の授業では、4学部7学科が協力して学びの環( わ)を作り、各学科の専門的な知識やエッセンスが詰まった学びを展開します。授業では、問題解決の指導で実績のある教員が共同で授業を担当し、みなさんの学びをきめ細かくサポートしながら、問題解決型の授業を中心に学びを深めていきます。大学で幅広い分野の専門知識を身につけたい方はもちろんのこと、高校時代にクラブ活動やボランティア活動などに一生懸命に取り組んだ方、あるいは「総合的な探究の時間」で楽しみながら学んだ経験のある人であれば、未来教養学環での学びはとても有意義なものになると確信しています。幅広く、そして実践的に学び、複数分野の専門知識を統合して問題解決を図ることができる人材へと成長してください。
未来教養学環での分野横断的な学びは、社会に出てからもさまざまなシーンで生かすことができるはずです。将来は、地域ばかりでなくグローバルに視野を広げて、多種多様な分野、業界で活躍されることを願っています。

※Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、 Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉

小幡 幸和 未来教養学環長

未来教養学環の教員一覧

高度な専門性と、豊富な現場経験を兼ね備えた教員は、学生の飛躍的な成長を支える原動力。成績優秀なだけではない、他者に寄り添い支えられる、真に優れた人材の育成に向けて、大学全体でチームワークを組み、持てる力の限りを尽くして取り組んでいます。