茨城キリスト教大学

プログラムを構成する授業の内容・データサイエンスに関連する科目群

◆プログラムを構成する授業の内容

(2024年度)
授業に含まれている内容・要素 講義内容
(1)現在進行中の社会変化(第4次産業革命、Society 5.0、データ駆動型社会等)に深く寄与しているものであり、それが自らの生活と密接に結びついている。

 
社会で起きている変化
IoT利用からデータ量の増加、そしてビッグデータをAIを利用して分析・活用するデータ駆動型社会。ビッグデータを活用し、個人に適した情報サービスの提供、消費者行動モデルの構築。さらなるAIの進化、人間とAIの関係性など、社会で起きている変化の概要を学ぶ。「データサイエンスⅠ」(2回目)
 
 
データ・AI利活用の最新動向
シェアリングエコノミーや商品レコメンデーション、異常検知など、AI等を活用したさまざまな新しいビジネスモデルを学ぶ。また、今後さらに広く活用されるであろうAIの最新技術の活用例について学ぶ。「データサイエンスⅠ」(7回目)
 
(2)「社会で活用されているデータ」や「データの活用領域」は非常に広範囲であって、日常生活や社会の課題を解決する有用なツールになり得るもの
 
社会で活用されているデータ 調査データやログデータなどのデータの種類、データをどのように得ているか。1次データ、2次データ、3次データといったデータの所有者に関することやデータのメタ化。構造化データと非構造化データ。ビッグデータとはどういうものなのか、またデータ処理の大まかな流れを学ぶ。「データサイエンスⅠ」(3回目)
データ・AIの活用領域 ビッグデータやIoT、ロボティクスといった新たな技術の進展によって、データとAIの活用領域が広がっている。研究開発、生産活動、販売・消費、文化活動などさまざまな分野での活用状況と、活用目的ごとのデータ・AI活用について学ぶ。「データサイエンスⅠ」(4回目)
 (3)様々なデータ利活用の現場におけるデータ利活用事例が示され、様々な適用領域(流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等)の知見と組み合わせることで価値を創出するもの
 
データ・AI利活用のための技術 データを扱う場合に守らなければならない法制度、AIでデータを扱う場合に留意すべき説明可能性、アカウンタビリティなどについて学ぶ。また、AI活用における負の事例も確認する。「データサイエンスⅠ」(14回目)
データ・AI利活用の現場 データ分析による意思決定、情報技術による自動化、これらを進めるにあたり実際にはどのように行われるか、どのような課題があるのかを学ぶ。また、データ・AIを活用することによって、どのような価値が生まれるのか、価値を生むためにはどのようなことに気をつけるべきかを学ぶ。「データサイエンスⅠ」(6回目)
 (4)活用に当たっての様々な留意事項(ELSI、個人情報、データ倫理、AI社会原則等)を考慮し、情報セキュリティや情報漏洩等、データを守る上での留意事項への理解をする
 
データ・AIを扱う上での留意事項 データを扱う場合に守らなければならない法制度、AIでデータを扱う場合に留意すべき説明可能性、アカウンタビリティなどについて学ぶ。また、AI活用における負の事例も確認する。「データサイエンスⅠ」(14回目)
データを守る上での留意事項 情報漏洩などによるセキュリティ事故やプライバシー侵害の事例をもとに、セキュリティ・プライバシーの観点からデータを守るための留意点を学ぶ。「データサイエンスⅠ」(14回目)
 (5)実データ・実課題(学術データ等を含む)を用いた演習など、社会での実例を題材として、「データを読む、説明する、扱う」といった数理・データサイエンス・AIの基本的な活用法に関するもの
 
 
データを読む 「データを読む」ための基本事項を学ぶ。母集団と標本抽出、統計情報を正しく理解する注意点を学ぶ。「データサイエンスⅠ」(8回目)
質的変数、量的変数、尺度と統計量、グラフの利用について学ぶ。「データサイエンスⅠ」(9回目)
Excel の基本操作1 Excelの基本的疎な操作方法、データの可視化「データサイエンスⅡ」(2回目)
Excel の基本操作2 平均・標準偏差の算出と可視化「データサイエンスⅡ」(3回目)
Excel の基本操作3 基本統計量「データサイエンスⅡ」(4回目)
データ型と統計量(平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差)「データサイエンスⅡ」(5回目)
標本と母集団、正規分布、標本分布「データサイエンスⅡ」(7回目)
データを説明する グラフや図を使用して分かりやすく表現することについて学ぶ。図解表現としてどのようなものがあるか、優れた可視化の例、不適切なグラフ表現について学ぶ。「データサイエンスⅠ」(10回目)
グラフの種類、データ型とグラフ表現について学ぶ。「データサイエンスⅠ」(11回目)
データの視覚的方法(度数分布表、ヒストグラム、箱ひげ図)「データサイエンスⅡ」(6回目)
データの関係性の調査 クロス集計表「データサイエンスⅡ」(9回目)
データの関係性の調査 平均値の比較「データサイエンスⅡ」(10回目)
データの関係性の調査 散布図、相関係数「データサイエンスⅡ」(11回目)
データを扱う 「データを扱う」基本的方法を学ぶ。データファイルの形式やデータ解析ツールについて学ぶ。「データサイエンスⅠ」(12回目)
データの集計、データ操作、複数テーブルの結合、注意点などについて学ぶ。「データサイエンスⅠ」(13回目)
検定と推定「データサイエンスⅡ」(8回目)
線型回帰「データサイエンスⅡ」(12回目)
時系列データ「データサイエンスⅡ」(13回目)
線形計画法「データサイエンスⅡ」(14回目)