茨城キリスト教大学

茨城キリスト教大学データサイエンス教育プログラム

茨城キリスト教大学データサイエンス教育プログラムについて

 現在の情報化社会では、インターネットとICTの発達にビッグデータが扱えるようになり、これを統計学やAIなどの新技術で分析・解析し、データにもとづく意思決定・課題解決を行うようになっています。このようなデータから有意義な洞察を引き出すことをデータサイエンスと言います。

 データサイエンスの活用分野としては、データから新たな顧客ニーズを発見し新事業の立ち上げに繋げるといった、ビジネス分野が取り上げられることが多いです。しかしながら、例えばヘルスケアの分野では、医療データ、看護行動、看護の必要度などから次の日の業務量を予測する。心理学では人の行動やコミュニティの生成パターンの分析に活用する。食品分野では、メニュー、食数実績、販売価格、天気予報などから日毎の食数を予測する。教育分野では、学習効果が向上する要因を分析する。など、さまざまな分野でデータサイエンスが活用されています。

2023(令和5)年度「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定

 このような社会環境に合わせ、茨城キリスト教大学では、2022年度からデータサイエンス教育を全学展開しています。茨城キリスト教大学が実施する教育プログラムは、数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが策定・公開した内容 に基づく履修プログラムです。内閣府、文部科学省及び経済産業省が創設した、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に2023(令和5)年度に認定されています。


データサイエンス教育プログラムの修了要件を満たし、かつ所定の申請手続きを行った学生には修了証を授与します。

プログラムの詳細

◆プログラム導入の目的

ITリテラシーを培う人材の確保は、地域企業としても喫緊の課題となっている。本プログラムを機能させることで、地域が求める人材を本学から輩出し、地域に開かれた大学として貢献していく。


◆プログラム名称

茨城キリスト教大学データサイエンス教育プログラム


◆学修内容

  • データから価値を創出する一連の課程に関する基礎知識
  • 数理・データサイエンス・AIが社会変化に深く寄与しているものであり、日常生活や社会の課題を解決する有用なツールになり得るものであること
  • 活用にあたって必要となる情報セキュリティや情報漏洩等、データを守る上での留意事項
  • 「データを読む、説明する、扱う」といった数理・データサイエンス・AIの基本的な活用法

◆修了要件(2024年度以降の入学生)

 各学科および学環で定めた科目、合計6単位を履修する。

 【文学部現代英語学科・文化交流学科】
授業科目
 データサイエンスⅠ
 データサイエンスⅡ
 はじめての統計学


【文学部児童教育学科】
授業科目
データサイエンスⅠ
データサイエンスⅡ
教育統計学

【生活科学部心理福祉学科】
授業科目
データサイエンスⅠ
データサイエンスⅡ
心理学統計法
はじめての統計学

【生活科学部食物健康科学科】
授業科目
データサイエンスⅠ
データサイエンスⅡ
栄養統計処理

【看護学部看護学科】
授業科目
データサイエンスⅠ
データサイエンスⅡ
保健統計

【経営学部経営学科】
授業科目
データサイエンス基礎
データサイエンスⅡ
はじめての統計学

【未来教養学環】
授業科目
データサイエンスⅠ
データサイエンスⅡ
はじめての統計学

◆修了要件(2023年度以前の入学生)

 【文学部・生活科学部・看護学部】
4単位のパターンか6単位のパターンを卒業時までに履修し、単位を修得する。
 4単位履修パターン  6単位履修パターン
 ITビジネス論 情報システム論 
ビジネスリサーチ  経営情報論 
  ビジネスリサーチ 


【経営学部】
6単位のパターンか8単位のパターンを卒業時までに履修し、単位を修得する。

6単位履修パターン 8単位履修パターン
ITビジネス論 情報システム論
ビジネスリサーチ 経営情報論
はじめての統計学 ビジネスリサーチ
  はじめての統計学

※修了要件の単位数に差があります。経営学部では、6単位と8単位となっています。これは、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に対応した各回の授業内容が、多い講義と少ない講義との組み合わせの差で、単位数が異なっています。「文学部・生活科学部・看護学部」も同様です。

◆受講後の流れ

 データサイエンス教育プログラムの修了要件を満たし、かつ所定の申請手続きを行った学生には修了証を授与します。

◆備考

  本プログラムは、2021年度以降の入学生を対象としております。