受講者は宮﨑晶子先生のゼミ生と茨城県城里町に在住する学生の約20名。 受講にあたり、映画『渇水』の視聴等を通じて「持続可能な社会」について考えを巡らせるといった事前学習を行いました。
セミナーは講義とワークで構成されており、学生とファシリテーター(城里町水道課、横浜ウォーター社員)が積極的に意見交換できるようグループに分かれて受講しています。
横浜ウォーターによる講義
現地視察として、城里町にある石塚浄水場施設や水と地域に関わりのある地域施設を見学させていただきました。
城里町の事例を聞きながら、人口減少が進む地域の施設の維持費や改修費等をどう捻出するか、どのようにしたら地方の水道事業を持続していけるかについて考えるきっかけとなったようです。
現地視察を通じて感じた水道事業の課題を整理していきます。
能登半島災害等の事例をご紹介いただき、衛生面の観点から考察しました。
これまでの学びを整理し、「将来あるべき水道の姿」から持続可能にするための手段や、同世代に伝えるべき(伝えたい)メッセージを考えていきます。
参加した学生からは、「大学の授業等で水道事業と課題を取りあげることが、理解を促進する一番の方法である」といった意見や、「CMを作ってYoutube等でPRすることで広く周知できるのではないか」といった提案がありました。 今後は、横浜ウォーターと城里町が学生から出た意見を取りまとめ、関係機関に成果報告をされるとのことです。