茨城キリスト教大学

産官学連携:国土交通省事業「水道事業啓発セミナー:地域社会と水」を開催しました

本学では、横浜ウォーター(株)・茨城県城里町と協働で水道事業をテーマにした啓発セミナー「地域社会と水」を開催しました

事業名と関係機関

事業名
「水道事業の啓発に向けた調査検討等及びセミナー企画運営業務」(国土交通省事業の一環)

事業に参画する関係機関
【産】横浜ウォーター株式会社 様
【官】城里町水道課 様 
【学】本学

本セミナーの概要

国土交通省の事業「水道事業の啓発に向けた調査検討及びセミナー企画運営業務」は、生活に密着した重要なインフラである水道の持続性を高めるため、水道事業に対する若年層のより一層の理解を深めることを目的としています。
今回はその一環として、横浜ウォーター 株式会社と城里町水道課が企画、運営を行ってくださいました。
受講者となる本学学生は、前述の機関から水道の歴史や現状を学びながら、将来あるべき水道のあり方や実現するための方法について議論を重ね、全4回の学びの集大成として同世代に発信したいメッセージを検討することがゴールとなっています。

セミナーの様子

受講学生について

受講者は宮﨑晶子先生のゼミ生と茨城県城里町に在住する学生の約20名。 受講にあたり、映画『渇水』の視聴等を通じて「持続可能な社会」について考えを巡らせるといった事前学習を行いました。

第1回

セミナーは講義とワークで構成されており、学生とファシリテーター(城里町水道課、横浜ウォーター社員)が積極的に意見交換できるようグループに分かれて受講しています。

登壇しているお二方も左から城里町水道課、横浜ウォーターの方になります。

横浜ウォーターによる講義

第2回

現地視察として、城里町にある石塚浄水場施設や水と地域に関わりのある地域施設を見学させていただきました。

城里町の事例を聞きながら、人口減少が進む地域の施設の維持費や改修費等をどう捻出するか、どのようにしたら地方の水道事業を持続していけるかについて考えるきっかけとなったようです。

第3回

現地視察を通じて感じた水道事業の課題を整理していきます。

能登半島災害等の事例をご紹介いただき、衛生面の観点から考察しました。

第4回

これまでの学びを整理し、「将来あるべき水道の姿」から持続可能にするための手段や、同世代に伝えるべき(伝えたい)メッセージを考えていきます。

参加した学生からは、「大学の授業等で水道事業と課題を取りあげることが、理解を促進する一番の方法である」といった意見や、「CMを作ってYoutube等でPRすることで広く周知できるのではないか」といった提案がありました。 今後は、横浜ウォーターと城里町が学生から出た意見を取りまとめ、関係機関に成果報告をされるとのことです。

終わりに

各回、城里町の名産である古内茶を含め、様々な特産品を試食させていただきました。
第2回の城里町現地視察で、美味しい水によって作物が実り、名産品に繋がっていること、美味しく飲める水の供給がいかに我々の生活に繋がっているか、ということについて実感することができたようです。

城里町の関係者の皆さま、企画運営等を主導してくださった横浜ウォーター株式会社の皆さまに、心より感謝申し上げます。

地域・国際交流センターについて

地域交流課について

 地域交流課では、学生ボランティアの他にも地域に貢献できる講習や講演会を企画しています。
地域社会との連携、地域活動のほかに、公開講座・県民大学など各種講座運営、聴講生に関すること、広報誌「みどりの」編集・発行、地域・教育ボランティアに関することを担当しています。
気になる方は、地域・国際交流センターまでお問い合わせください。

茨城キリスト教大学の掲げる地域連携方針はこちらのページでご案内しています。

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