茨城キリスト教大学

2017年度明知大学校への海外留学生 HT 4月分報告書

【韓国】明知大学校
H.T.(文化交流学科)
at Myongji University 【Korea】

안녕하세요.
4月は留学に来て初めての中間考査がありました。また、DMZ(韓国と北朝鮮の軍事境界線)の見学やグループワーク、プレゼンテーションなどもあり、あっという間に1ヶ月が過ぎて行ったように感じました。今回の報告書では、中間考査やDMZの見学、グループワークやプレゼンテーションについてお伝えしていきたいと思います。

<中間考査について>

한국어 문법

記述式の試験で、教科書1冊とワーク1冊すべてが試験範囲でした。授業で学んだ文法に関する問題が出題されました。試験範囲が広かったこともあり、他の試験よりも難しく感じました。試験時間は1時間程度でした。

한국어 독해

한국어 문법と同様に記述式の試験で、教科書1冊とワーク1冊すべてが試験範囲でした。読解に関する問題が出題され、解答は選択形式でした。試験時間は1時間程度で、終わった人から退出することができました。

한국어 회화

記述式ではなく、先生対学生1人の質問形式での会話の試験で、音読(発音)の問題もありました。また、ペアワークもあり、ペアの人と一緒に先生に提示された内容について会話をするといった試験もありました。ペアワークは事前に出題範囲が指定されていたので、ペアの学生と一緒に時間をつくって練習しました。試験時間は5分から10分程度でした。会話の試験だったこともあり、楽しく受けることができました。

한국어 활용

作文の試験で、試験時間は約1時間程度でした。問題は2種類ありましたが、いずれも試験前に課題として出されたもので、先生の添削も受けている内容なのであまり不安に思うことはなかったです。

<グループワークについて>

한국어 회화の授業では中間試験の他に、グループで出掛けて韓国人とより多くの会話をしてくること、その内容をまとめてプレゼンテーションをすることという課題がありました。私たちのグループは中国、カンボジア、インドネシア、日本人からなる5人のグループで、仁寺洞にある「박물관은 살아있다」という博物館と「다이나믹 메이즈」という室内仮想アドベンチャー体験施設、漢陽大學校に行きました。初めは韓国の人とたくさん話をするという課題内容に不安もありましたが、この課題のおかげで、自分から韓国語で話しかける際に今までよりも緊張しなくなったように感じます。
また、プレゼンテーションに向けてグループで集まってパワーポイントや原稿、動画を作成しました。メンバー全員が寮に住んでいる場合、寮の休憩室で勉強することもできますが、私たちのグループには寮に住んでいない人もいたので、図書館で作業をしました。図書館には12部屋以上のグループスタディールームがあります。「명지대도서관」というアプリがあり、そこから部屋を予約することができます。グループスタディールームには、ホワイトボードやコンセントもあるのでとても便利でした。
プレゼンテーションでは、どんな場所に行ったのか、なぜそこに行ったのか、そこはどんな場所なのか、韓国の人とどんな話をしたのか、課題を通してどんなことを学んだのかを発表しました。また、韓国の人と話している様子をまとめた動画も一緒に紹介しました。先生だけでなく、プレゼンテーションを聞いている学生もフィードバッグ用紙にて評価します。また、様々な国の留学生がいるので、プレゼンテーションの仕方やパワーポイントの作り方に違いがあり勉強になりました。

<日語日文学科の学生との勉強会>

日語日文学科の授業で知り合った韓国人学生と一緒に勉強会をしました。1時間程度のフリートークで、初めの30分は日本語、終わりの30分は韓国語で話をしました。この日は初めてだったので、自己紹介や簡単なテーマについて話しました。お互いにテーマについて話しながら、発音や言い回しを教えあったりしました。
この2つの授業はセットで受講することが推奨されており、同一の教科書とワークを使用しています。1コマにつき教科書1課程度のペースで進みます。毎回、次の授業までに1課分のワークが課題として出されています。

<日語日文学科の授業>

3月に日本語中級の授業に参加させていただいたのですが、今回は日語日文学科の日本語初級クラスの授業に参加させていただきました。初めに韓国人学生から質問を受け、その後にグループになって、韓国人学生と一緒に日本語の授業を受けました。練習プリントがあり、同じグループの韓国人学生の解答を添削させてもらいました。普段、当たり前に使っている言葉ですが、いざ自分が添削するとなると少し緊張しました。ですが、韓国語を学ぶだけでなく日本語を教える機会もあり、教えてもらう側と教える側の両方の視点から「ことばを学ぶ」ということについて考えることができ、良い経験になりました。

<春の遠足>

オウラミ企画の春の遠足で、ドラマ「太陽の末裔」の撮影地でもあるキャンプ・グリーブスと非武装地帯(DMZ)の見学に行きました。私は以前、板門店の見学に参加したことがあったのですが、今回の遠足では第3トンネルや都羅山駅など行ったことのない場所を見学できる良い機会だったので参加することにしました。遠足では、オウラミ4人と留学生6人でグループになって見学しました。
初めにキャンプ・グリーブスの見学に行きました。キャンプ・グリーブスとは1953年から2004年まで米軍基地として使用されていた場所で、将校宿所や装備庫などを見学することができます。また、体験プログラムとして認識票の作成と軍服体験がありました。認識票とは、名前や所属部隊、血液型などを刻んだ金属製の札で、身元確認などに用いられるものだそうです。私もできるだけ実物と同じように作成しました。また、軍服体験ではドラマ内で用いられていた軍服を着用して写真撮影をすることができます。

非武装地帯では、臨津閣観光地、烏頭山統一展望台、第3トンネル、都羅山駅を見学しました。第3トンネルでは、実際にトンネルの中を歩いて軍事境界線の約200m地点まで見学することができました。

今回の遠足では、簡単に行くことのできない場所を見学し、様々な説明を受けることもでき、貴重な経験となりました。留学に来た際には、このような文化や歴史に触れることのできる体験をするのも良いと思いました。また、このイベントには現在のオウラミのメンバーだけでなく、新しいオウラミのメンバーも参加しているので、韓国人の友達を増やしたいと考えている人は参加してみると良いと思います。(参加費:₩26000)

<SIMの契約>

4月の1週目に外国人登録証が届きました(申請から1ヶ月と1週間弱)。外国人登録証が届いたので、携帯の契約に行ってきました。私は韓国に来る前に、日本で使っていたスマートフォンを携帯ショップでSIMロック解除にしてもらいました。その為、韓国では新しいスマートフォンを購入せずにSIMカード(プリペイド式)のみ契約しました。SIMカードのみの契約の場合、契約時に₩100000チャージすると手数料とSIMカード代が無料になるキャンペーンがあったので、それで契約しました。基本使用料は1ヶ月₩5000、LTEモバイルデータは2Gで₩20000程度でした。SIMの契約をしたので、韓国での電話番号も取得することができました。

中間考査も終わって少し時間に余裕ができたので、期末考査の時期が来る前に少し遠くまで出かけられればと思います。また、韓国での生活もだいぶ落ち着いてきたので、次回の報告書では学校周辺のことをお伝えしたいと思います。 감사합니다.