茨城キリスト教大学

2017年度明知大学校への海外留学生 HT 3月分報告書

【韓国】明知大学校
H.T.(文化交流学科)
at Myongji University 【Korea】

안녕하세요.
3月に入って学校の授業が始まりました。また、寮のオリエンテーションやオウラミが企画してくれたイベントもあったので、今回の報告書ではそのことを含めてお伝えしていきたいと思います。

<寮のオリエンテーションと寮費について>

全寮生を対象とした寮のオリエンテーションでは、初めに入寮歓迎礼拝が行われました。その後、寮の紹介や禁止事項の案内、アンケートの記入などがありました。別の日には防災訓練や留学生のみを対象としたオリエンテーションも実施されました。
寮費は前期分のみ支払いました。寮の事務室で貰える振り込み内容が書かれた用紙と現金を持って、学校内にあるハナ銀行にて振込みます。支払い期限が変更されることもあるので、現金やキャッシュパスポートなどに用意し、いつでも払えるようにしておいたほうが良いと思いました。
キャッシュパスポートの引出や海外送金の引出・残高確認などをする際は、学校内にあるATMを使用することができます。ATMは日本語に対応しているので、使用に際して特に問題はありませんでした。

<授業について>

私は前期に韓国語の授業を4科目(문법・독해・ 회화・ 활용)受講しています。教科書代は、私の場合すべて合わせて₩90000程度(6冊)でした。授業区分としては、一般の学生と一緒に韓国語で受講する学部の授業、韓国語を学ぶ学部の授業、語学堂の授業に分かれます。以前は、学費に関係なく学部の授業にするか語学堂にするか決められたようですが、現在は語学堂については別料金が必要だそうです(留学生を対象とした割引制度があります)。その代り、韓国語を学ぶ学部の授業は가나다라から学ぶ授業も設けられているようです。語学堂と学部の授業の両方を受講することも可能ですが、語学堂は9時から13時まで授業があるので、学部の授業はそれ以降のものから選択する必要があります。また、授業によっては2科目をセットで受講しなければならないものもあるので、受講を希望する授業によっては先生との相談が必要です。

<授業内容について>

한국어 문법/한국어 독해

この2つの授業はセットで受講することが推奨されており、同一の教科書とワークを使用しています。1コマにつき教科書1課程度のペースで進みます。毎回、次の授業までに1課分のワークが課題として出されています。

한국어 회화

この授業ではグループワークがあります。他国からの留学生と4~5人のグループになって、韓国人とより多く会話をしてくるという課題がありました。その内容をまとめて、グループごとに発表します。その他に個人発表なども後々行われるようです。

한국어 활용

この授業は教科書に書き込む形式で進んでいきます。毎回、単語プリントと作文の課題があります。作文の内容は授業で学んだテーマに沿った問題となっています。また、中間・期末考査とは別に小テストがありました。

<オウラミ企画のイベント>

Welcome Party

オウラミが企画してくれたWelcome Partyがあり、学校近くのサムギョプサルのお店に行きました。留学生だけでなく、オウラミの人や元オウラミの人、オウラミではない韓国人学生など、韓国人学生も多いイベントなので、韓国語を使ったり韓国人学生と仲良くなったりするのにも良い機会だと思います。留学に来た際にはぜひ参加してみてください。

Bowling Day

学校近くのボーリング場でオウラミ企画のボーリングディがありました。オウラミや留学生とグループになって、グループごとにボーリングを楽しみました。その後は、ボーリングディに参加したメンバーで近くの食堂に行って夜ご飯を食べました。今回のイベントでは、今までに会ったことや話したことのないオウラミや留学生と交流することもできたので参加して良かったです。

<日語日文学科の授業>

明知大学校には日語日文学科が設けられています。日語日文学科の授業のひとつである、日本語コミュニケーションという授業にゲストとして参加させていただく機会がありました。簡単な自己紹介をした後に、学生から質問を受けたり、こちらから質問をさせていただいたりしました。オウラミ以外の韓国人学生と交流する機会があまり多くなかったので緊張しましたが、日語日文学科の学生が上手な日本語を話す姿を見て、改めて私も韓国語の勉強を頑張ろうと思える機会となりました。

<日語日文学科の授業>

外国人登録申請をしてから4週間後、オウラミの人に同行してもらい出入国事務所に行って指紋登録を行いました。私の場合はWi-Fiを1ヶ月間レンタルして、外国人登録が終わってから携帯を契約する予定だったので、Wi-Fiのレンタル期間を1ヶ月延長することになりました。留学生の中には、外国人登録証がなくても契約できるお店でプリペイドスマートフォンを契約している人もいます。また、SIMフリーのスマートフォンやSIMロックを解除したスマートフォンを持参すれば、SIMのみの契約することも可能なようです。今持っている携帯をどうするかは、日本で携帯会社の人とも相談しておくとより安心だと思います。

<昌徳宮で韓服体験>

せっかく韓国に来ているので韓国の伝統衣装である韓服を着てみることにしました。チョゴリとチマ、ソッチマ(チマの下に履くもの)とテンギ(髪飾り)、バッグのレンタルで2時間₩30000でした。外国人観光客はもちろんのこと、韓国の人も韓服を着て古宮や伝統の街を散策したり、写真を撮ったりしていました。今回は韓服を着て、ユネスコ世界遺産に登録されている昌徳宮を見学しに行きました。昌徳宮にはソウルにある宮殿の中では最古の正門「敦化門」や、国宝にも指定されている「仁政殿」などがあります。梅や桜の花も咲いていて、厳かな雰囲気と自然の調和がとても美しかったです。

<ロッテワールドアドベンチャーとアクアリウム>

大学のフェイスブックに「いいね!」をするとロッテワールドの割引券が貰えたり、アンケートに協力すると辛ラーメンや栄養ドリンクが貰えたりと、大学ではよく小さなイベントのようなものが行われています。私もイベントに参加してロッテワールドの割引券をいただいたので、ロッテワールドアドベンチャーとアクアリウムに行ってきました。室内型の遊園地になっているところもあって不思議な感じもしましたが、とても楽しかったです。また、アドベンチャーから少し離れたところにはアクアリウムがあります。ペンギンや白イルカの生態生活を学ぶことができる「生態説明タイム」が人気のようで、会場は多くのお客さんで賑わっていました。

<韓国の気候について>

3月は季節の変わり目のせいか、あまり空気がよくありませんでした。韓国に来てすぐの頃はインフルエンザにかかってしまい、その後も喉の乾燥や咳がなかなか治りませんでした。建国大学病院の先生によると、この時期は日本人患者が多く、特に風邪やインフルエンザに罹っていることが多いとのことでした。3月から4月などの季節の変わり目は空気があまり良くないと言っていたので、留学する際にはそのことを意識しておくと良いと思います。また、寮の部屋の暖房が暑めなため、部屋の乾燥や外との温度差もあり体調を崩しやすいので、そのような環境にも対応できるように準備しておくと良いと思いました。

韓国もすっかり春の暖かさになり、図書館の屋上では梅の花が咲いていました。4月は日語日文学科の学生との勉強会やDMZ(韓国と北朝鮮の軍事境界線)の見学、グループワークや中間考査もあるので、次回の報告書ではそれらを中心にお伝えしたいと思います。감사합니다.