茨城キリスト教大学

2017年度韓瑞大学校へのデュアル・ディグリー留学生 AK 4月分報告書

【韓国】韓瑞大学校
A.K.(現代英語学科)
at Hanseo University 【Korea】

Hello everyone! How are you doing?
みなさんこんにちは。韓国居住歴が1年を越しました。
日本のみなさんはいかがお過ごしですか?大学のある瑞山市は完全に春です。着る服も冬物よりもブラウスやシャツなどが多くなっています。また、中国から飛んできているPM2.5の影響なのか一時期鼻水が止まらない時もありましたが、健康面では特に問題なく過ごしています。さすがに1年も住むと、ちょっとやそっとでは泣いたりすることは無くなりましたが、4月も辛いことや嬉しいことがたくさんありました。

<英語学科の課題>

今月はスペシャルな課題がありました。先月のレポートでもお伝えしましたが、私は今学期ハムレットの授業を履修しています。その授業の課題で、ハムレットの話の中で好きな場面を演じて、それを動画にして提出するという課題がありました。私はバングラディシュ人とカザフスタン人の友人と3人で取り組むことにしました。大学内のどこで撮影してもよし、編集を加えてもよしの、何でもありの課題なので、韓瑞大学校の映像関係の学科の友人たちにも協力してもらい、各々が担当のキャラクターになりきり撮影をしました。ハムレットは劇中に歴史的な部分や政治関係の話題もよく出てくるので、それらに関しての下調べには骨が折れましたが、それらの知識を蓄えた上で演じることによって、より深く内容やシェークスピアの意図を汲むことができ、とても面白い経験になりました。 

<中間考査>

4月最後の週は本年度初の中間考査でした。結果としては特に問題なく済ませることができましたが、今回の考査は韓国語のテスト対策を強化しました。韓国語は日本語学科の授業を通して勉強しています。今学期は「日本語作文」と「日本語漢字」の2つの授業をそれぞれ週2回ずつ履修しています。日本人の私が日本語漢字を通して学ぶのは、韓国語の単語です。もともと韓国語と日本語は似ている言語なのですが、それでも全くもって違う単語や文法表現、言い回しなどが存在するので、いまだに「こんな言い方もあるんだ」と驚くときもあります。また「日本語作文」ですが、こちらは日本語漢字とは違う単語が多く、文法も学びます。授業内容は韓国語で書かれた文章を日本語に翻訳するという内容です。話題も身近な内容から偉人の名言、アドバイスなど多様で、去年の語学堂で学んでいた韓国語を土台としていて、更にステップアップした授業です。英語学科はwritingを完璧にしようと思い、2、3、4年生のwritingを履修しています。テストは最低でもA4用紙の両面を書くという条件をクリアするのが大変で、内容も政治的な問題についての自分の考え・意見や心理学的なものが多く文章構成が大変で、制限時間をフルに使って手が痛くなるほど書きました。Writingの結果は90点台をマークできたので期末テストもこの調子で頑張ろうと思います。

<朝鮮半島情勢について>

今月は韓国全土が慌ただしい月となりました。アメリカと北朝鮮間の緊迫した雰囲気や、いつミサイルを発射するのかとヒヤヒヤした時もありました。日本にいる親兄弟や友人から心配の連絡が来ることが多くありました。また、ハンソの日本人間でも「もし、北朝鮮がソウルにミサイルを発射して朝鮮戦争が再び勃発したらどうするか」という話が出ました。韓国人の友人(現在兵役軍務中・兵役軍務終了のそれぞれ)に聞いたり、韓国人の教授に最悪の場合の話や、起こりうる可能性について情報収集をしました。ある韓国人の友人が「日本人は日本に一時帰国するのもありえない話ではないんじゃないかな?」とも言っていました。ですが、ありがたいことに、日本語学科の教授から「安心して勉学に励むように」と連絡をいただき、不安がだいぶ解消されました。安全を第一に来月も充実した毎日を送ろうと思います。