茨城キリスト教大学

2016年度韓瑞大学校へのデュアル・ディグリー留学生 AK 10月分報告書

【韓国】韓瑞大学校
A.K.(現代英語学科)
at Hanseo University 【Korea】

안녕하세요!

この報告書をみなさんがご覧になっている時、日本は徐々に紅葉が色づき始めた頃でしょうか。こちら韓国では、大学のメインストリートの銀杏並木が少しずつ秋らしい色に衣替えをしています。韓国に再び戻ってきてから、しばらく心地よい気温の中で生活をしてきましたが、最近朝起きると寒さを感じる瞬間が多くなりました(冬服を引っ張り出して着始めました)。

さて、今月の報告をさせて頂きます。今月は、なんと中間考査がありました(韓国で3回目の試験です)。と、言っても前期に2回受け、勉強の仕方や問題の出題形式についてはある程度感触を掴めるようになってきたので、特に大きな心配も無く考査の2週間ほど前から取り組み始めました。韓国語で記述するテストには骨が折れましたが、何とかなったのではないかな、と期待しています。英語学科のテストは特に大きな心配はありませんが、韓国語のテスト勉強に時間を割いてしまい少し不十分だったかもしれません。この反省点は次の定期考査(期末考査)に活かします。

テストの話で思い出したのですが、英語学科は課題があります。日本学科や観光航空学科は基本的に無いらしいのですが、英語学科は毎週必ずあります。もちろん日本にいた時も現代英語学科の課題はありましたが、量は日本の2、3倍はあると思います。私は以前、日本と海外の教育について調べたことがあるのですが、日本は世界の中でも学生の課題が少ない国だという文章を見かけたことがあります。これは日本を批判しているわけでは無いのですが、韓国に来てから英語だけではなく、全ての教科において教育の質・教育の量の差を感じる時が多々ありました。

英語学科の教授はほとんどが海外の教授ばかりなので、課題に関しては当たり前のようにするのですが、問題は内容なのです。最近出された課題の中で特に難しかったのは「代替医療はどれだけの効能があるのか」、「2+2=5になることを論理的に説明せよ」、「Is the Fermi Paradox accurate?(フェルミのパラドックスは誤りがないのか)」などです。その他にも哲学、宇宙物理学、母国の政治など自分が本来何学科の学生なのか分からなくなるような課題が多く、毎度課題を提出するために膨大な調べ物をします。ですが、寝る間も惜しんで導き出した答えを高評価してもらった時の喜びは、かなり大きく、力になります。なので、「さあ、どうしたら教授を唸らせることができるだろうか」と、ゲームをするような感覚で毎週取り組んでいます。

次に私の韓国語に関する事です。現在、私は大学の授業の時間割の都合で語学堂には通えていません。「このままでは、韓国語を勉強する機会が無いまま、後期が終わってしまう!」と思い、週に1度、韓国人の友人とマンツーマンで韓国語の家庭教師をしてもらっています。英語学科の課題もあるので、1週間自分のペースで韓国語の勉強を進め、分からなかった部分をその韓国人の友人に聞くという感じです。その友人は現在日本学科に在学しているので、その友人が授業中に分からなかった部分を私が逆に教えてあげるという利害が一致した状態で勉強をしています。また、来月はその友人の勧めもあり、外国人向けの韓国語能力試験(TOPIC)を受験する予定でいます。

テストが終わったので、来月は少し落ち着いて生活できそうですが、韓国語能力試験が待ち構えているので引き続き勉強に励みます!