
教育というのは
「種をまく仕事」であると
学びました
東海村立石神小学校
教諭
河信 瑞希さん
文学部 児童教育学科 児童教育専攻
(現 児童教育コース)
2020年3月卒業
子どもの心の中にまいた種はやがて発芽し、花が咲き実を結びます。教師は、発芽までは一緒の時間を過ごせる可能性がありますが、その後の場面に立ち合えることはほぼありません。それでも子どもたちが社会に出て花を咲かせ実を結ぶ日を信じ、その瞬間を見たいと焦る気持ちをこらえながら、日々指導しています。在学中はキャンパス内のチャペルを訪れ、チャプレンとよく話をしていました。私が仕事で心がけている「種まき」の話も聖書からの引用で、そこでの会話は新たな考えにふれる良い機会になりました。また、4年次で、カンボジアの教育ボランティアに参加。学びたくても学ぶ場所がない状況の子どもたちが、学ぶということを心から楽しんでいる笑顔を今でも覚えています。その経験を経て、日本では当たり前にある「教育の場」に感謝しながら、日々子どもたちと向き合っています。