茨城キリスト教大学

全学教養科目

学部・学科を越える 全学共通の学び

全学教養科目は人としての奥深さや幅広さ、 思考の柔軟性、社会に対する見方や人生観を豊かに養うことを目的とします。幅広く学ぶことで蓄える教養は、学部・学環および学科で学ぶ専門分野の知識や技術を育てる“知的栄養”となり、それらを社会で発揮するためのエネルギーにもなります。また普段ふれることのない学問を学んでおくことは、在学中に専門分野で行き詰まった時や、社会で壁に突きあたった時の支えともなります。

全学教養科目の特徴

学生同士の学びの交流

全学教養科目は、全学生が受講するため、異なる専門分野を学んでいる学生同士の交流が生まれます。グループワークで議論をしたり、一緒に発表したりすることで“ともに学ぶ”姿勢と、多角的な思考力が養われます。

高校と同等の少人数クラス

全学教養科目の授業は、1クラスの学生数が平均で約33人。大学の授業に慣れない1年次生も高校と同じ規模のクラスで教員の丁寧な指導を受け、大学で学ぶ基礎力と人間性を豊かにする教養を身につけることができます。

多様な分野に広がる教養

全学教養科目のカリキュラムは、分野が多彩で幅広いため、興味や知的好奇心を生かした履修選択が可能です。豊かな人間性と実社会での問題意識をともに育めるよう配慮されています。

主体性を養う参加型の授業

演習や実習を含む科目もあり、手や体を動かしたり課題を解決したりして体験的に学ぶことができます。また講義の中でも議論や発表をする機会を数多く設けており、学生が主体的に学ぶことができるよう工夫されています。

豊かな人間性を養う科目群

多様な分野を学べば、一つの物事にさまざまな角度から光をあてることができるようになります。そして光をあてた世界を幅広く知ることが、人間性を豊かにすることにつながります。

生涯学び続ける基礎づくり

さまざまな学問で特有の対象、視点や考え方、結論の導き方を経験します。そうして身につけた真理探究や課題解決へのアプローチは多様な出来事に直面する社会に出てからの財産となり、生涯学び続けるための基礎となります。

カリキュラム

専門で何を学んでいるかにかかわらず、現代社会で活躍していくために必要になる人としての資質や能力を高めていけるよう、多彩なジャンル・テーマが用意されています。

科目区分 科目名
建学の精神 キリスト教の精神と文化
現代教養 文化交流系教養 歴史学
地域を学ぶ
コミュニティで学ぶ
共に生きる
美と芸術の歴史
教育系教養 教育学
倫理学
教育と人権
日本国憲法
ジェンダーの現在
心理福祉系教養 心理学
社会福祉学
対人関係の心理学
カウンセリングとメンタルヘルス
食物健康系教養 生命科学
食といのち
食と文化
栄養と食生活
看護系教養 看護学
ライフサイクルと健康
生命倫理
家族を考える
経営系教養 経済学
貨幣論
国際経済と暮らし
時事問題研究
グローバリゼーションを考える
自然環境系教養 地球環境と人間
災害と人間
科学技術の現在
宇宙の探究
言語コミュニケーション 英語 英語コミュニケーション
総合英語
英語以外 ドイツ語
フランス語
中国語
コリアン
その他の外国語
外国語としての日本語
留学 海外語学研修
海外文化研修
異文化体験
留学生のための日本学基礎
データサイエンス コンピュータ基礎
コンピュータ実習
データサイエンス
はじめての統計学
はじめてのプログラミング
健康スポーツ 体育実技
運動と健康
汎用的スキル 汎用的スキル
問題解決 問題解決演習


何かに迷ったときや行き詰まったとき、次の一歩のためのヒントを与えてくれる。それが教養での学びです。

みなさんが将来、大きな困難に出合った時、あるいは目の前の誰かを本気で支えたいと思った時、本学で培った「人間力」はきっとみなさんを力強く支えてくれるでしょう。
大学でどんなことを学びたいか、自分のめざす専門とは別に、思いを巡らせてください。
全学教養科目から「面白そう」「受けてみたい」と思うものを見つけてほしいと思います。

小幡 幸和 全学教養課程 センター長