茨城キリスト教大学

教員インタビュー

全学教養課程 センター長 江尻 桂子

何かに迷ったときや行き詰まったとき、次の一歩のためのヒントを与えてくれる。それが教養での学びです。

みなさんが将来どのような専門領域に進むにしても、その土台となる自身の人間性を養うことはとても重要です。大学で学ぶ「専門科目」は、将来就きたい「職業」に就くための専門知識や技術を修得するものです。一方「教養科目」は、人としての奥深さや幅広さ、柔軟性を培うことにつながります。「将来役に立つかどうか」ではなく、興味・関心や好奇心をもとに、どの科目をとるかを選んでみてください。
例えば文学や芸術、哲学などは、職業や資格に直結するものではないかもしれません。しかし、みなさんの社会に対する見方、さらには人生観をも、より豊かで幅広いものにしてくれるはずです。普段、ふれることのない分野について学べるのも、教養科目の醍醐味です。専門の学びだけでは行き詰まってしまうこともあるでしょう。そんなとき、教養科目をとおして身につけた幅広い知識や豊かなものの見方は、きっとみなさんを支えてくれるでしょう。
本学の全学教養科目は、多彩な領域、広範囲にわたるテーマで構成されています。今後も時代の変化やニーズをとらえつつ、みなさんの「知りたい」「学びたい」に応えて、リニューアルを続けていきます。

受験生へのメッセージ

みなさんが将来、大きな困難に出合った時、あるいは目の前の誰かを本気で支えたいと思った時、本学で培った「人間力」はきっとみなさんを力強く支えてくれるでしょう。
大学でどんなことを学びたいか、自分のめざす専門とは別に、思いを巡らせてください。全学教養科目から「面白そう」「受けてみたい」と思うものを見つけてほしいと思います。