茨城キリスト教大学

2022年度茨城キリスト教大学シンポジウムを開催しました

2022年11月12日、文化交流学科と地域・国際交流センターはオンラインシンポジウム『2022年度 茨城キリスト教大学シンポジウム ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の保存・継承- 学生が見て聞いた「とやまのまつり」 -』を開催しました。

本学が所在する日立市には、日立風流物という笠鉾(かさぼこ)が300年余り前から伝えられています。この日立風流物は、国指定の重要有形民俗文化財と重要無形民俗文化財にそれぞれ山・鉾・屋台としては初めて指定されました。
そして、ユネスコ無形文化遺産にも、2009年に「京都祇園祭の山鉾行事」とともに登録されています。
しかしながら この日立風流物も、全国各地のお祭りと同様に少子高齢化によって、徐々にその保存・継承が難しい状況になってきています。

そこで本学では、2012年に「ユネスコ無形文化遺産・日立風流物再考」と銘打ったシンポジウムを開催し、それ以来、継続してこの課題に取り組んでいます。

今年度は、無形文化遺産の保存・継承が抱える現代的な課題と将来への展望についての知見を共有・考究することを目的として、学生が富山県の高岡市・南砺市・魚津市と協働して現地調査した結果を発表しました。

学生の発表テーマ

学生たちは、祭りに関わる方々の熱い思いに感銘を受けながらも、後継者不足や男女における祭りの取り組み方の違いなどへ視点を向け、柔軟な発想で考察を発表しました。
コロナ禍によってなかなか現地調査が叶わなかった学生たちにとって、今回の祭りや山・鉾を直に見、町の人からの話を聞く現地調査は何よりも得難い体験です。

祭りの調査にご協力をいただいたすべての皆さま、学生の発表に温かいコメントをいただいた市の担当の皆さま、関係者、参加者の皆さまに御礼申し上げます。
今後も継続してこの無形文化遺産の保存・継承の課題に取り組んでまいります。

地域・国際交流センター

地域交流課について

地域交流課では、学生ボランティアの他にも地域に貢献できる講習や講演会を企画しています。
地域社会との連携、地域活動のほかに、公開講座・県民大学など各種講座運営、聴講生に関すること、広報誌「みどりの」編集・発行、地域・教育ボランティアに関することを担当しています。
 
気になる方は、地域・国際交流センターまでお問い合わせください。

取扱窓口時間

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