【グローバル・イングリッシュ研修とは?】
茨城キリスト教大学(以下、本学)のキャンパスにおいて、本学教員が独自に開発した英語力を高める研修プログラムを日立市職員が受講することで、海外への情報発信活動を積極的に行うことができ、英語による対人コミュニケーション能力を身につけ、“外国人にもやさしい市役所”の実現を図ることを目的とした研修プログラムです。
日立市と本学は2003年度に連携協定を締結しており、今回の英語研修は新たな連携事業として、5月7日(金)に日立市役所において、日立市長・本学学長をはじめ関係者出席のもとに調印式を行いました。
【研修概要】
「おもてなし(窓口)」(初級)(中級・上級)と「PR(業務)」の計3コースに分かれ、若手・中堅職員を対象に各15名募集しました。おもてなし(窓口)の初級とPR(業務)は6~8月に、おもてなし(窓口)の中・上級は10~12月に週1回、本学で開講されます。
開講にあたっては、日立市が集めた「市役所への外国人からの問い合わせ事例」を含めた内容を、本学の村上美保子文学部現代英語学科教授がオリジナルテキストにまとめました。
6月2日(水)に窓口(初級)コース、翌3日(木)にPR(業務)コースがそれぞれスタートしました。
ハリス・G・アイヴス茨城キリスト教大学名誉教授と村上教授が講師を務め、冒頭でのテストを含め約1時間半、英語だけを用いた講義が行なわれました。独自のテキストに基づき、受講者はアイヴス教授からの質問に答えたり、2人一組でやりとりしたりするなどしました。
【受講者の声】
◆木村結乃さん(日立市役所市民課・勤続3年目・窓口初級コース受講)
小さい頃からそれなりに英語には触れてきていたものの、大学進学を機に一時英語を使う機会から離れてしまいました。大学卒業後、市役所に入職し、いざ窓口にて英語で応対しようと思うと、頭の中に英会話が浮かんできても、それを言葉にすることができませんでした。今回のオリジナルテキストは、明日から即活用することができる、窓口業務で使用する単語や文章が載っていて、とてもありがたいです。スキル的な習得だけではなく、実際に声に出してみないと英語は話せないということを痛感しました。この気づきを忘れずに、研修を主体的に受講し、スムーズに応対できるようしていきたいです。
◆東間えみりさん(日立市役所社会福祉課・勤続5年目・PRコース受講)
通常の市役所業務を終えてから茨城キリスト教学園に移動して研修を受けるという流れだったので、スキルの心配もそうですが、集中力や体力も持つのかどうか、気がかりな部分がありました。しかし、アイヴス先生が失敗を恐れずに英会話にチャレンジさせてくれるおかげで、とにかく本当に楽しく、あっという間の1時間半でした。久しぶりに英語を発する楽しさを噛みしめながら、今後も前向きに研修を受講していきたいです。
今後もグローバル・イングリッシュ研修の様子を紹介させていただきたいと思っておりますので、ぜひ大学ホームページのチェックをお願いします。
研修に関するお問い合わせは、茨城キリスト教大学地域・国際交流センターまでお問い合わせください。