本学では、地域貢献研究の一環として2019年11月に「ユネスコ無形文化遺産『山・鉾・屋台行事』の保護と継承について」というテーマでシンポジウムを開催し、山・鉾・屋台行事の保存と継承、そしてその活用について、秩父、高岡の事例をもとにして考察しました。
2020年度は、「無形文化遺産」継承者の減少や高齢化など、継承の現場における危機的な現状に鑑みて、各地における継承者育成の現状を紹介し、学校教育がどのように無形文化遺産の継承に資することができるのかを考究したいと思います。
基調講演には、2009年に「日立風流物」とともにユネスコ無形文化遺産になった「京都祇園祭の山鉾行事」で、長年にわたり大学教育に後継者育成を組み入れた活動を推進している佛教大学の八木 透 教授をお招きし、コメンテーターには、全国山・鉾・屋台保存連合会事務局の担当者として活躍している秩父市教育委員会文化財保護課の伊藤 暁 氏と日立風流物の保存・継承を担っている日立郷土芸能保存会の皆様、そして本学における地域貢献事業を推進している地域・国際交流センター長の岩間 信之 教授で無形文化遺産の保護・継承に学校教育はどのように貢献できるのかを、当事者である保存会の皆様とともに学生から研究者まで一堂に会して話し合いましょう。
今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、Zoomにてオンラインディスカッションとなります。
参加ご希望の方は、12/18(金)までに、本学地域交流課へメールでお申し込みください。
佛教大学歴史学部歴史文化学科 教授 八木 透 氏