2024年度 11月分報告書
11月に入ってから円安が進み、どこに行くにも、何を買うにも以前よりお金がかかる状況になっています。中でも特に負担が大きいのが寮費などの支払いです。私はこれらを4カ月の分割払いに設定しているため、為替の変動によって月々の支払い額に2~3万円以上の差が出ることがあります。もともと支払い金額が高額なため、円安の影響を強く感じています。一方で、生活費についてはさほど負担を感じていません。それは、大学がある町が小さく、移動には車が必要なため外出の機会が限られていること、また外食をする頻度も低いためです。その結果、日常的にお金を使う場面が少なく、生活費は比較的抑えられています。
11月28日木曜日は、アメリカの大きな祝日であるThanksgivingでした。この関係で、11月の最終週は1週間のThanksgiving Breakという休みに入ります。この期間、International studentを除くほとんどの学生は家に帰省し、大学の食堂も閉まってしまうため、自分で外食をしたり、食料を調達したりする必要があります。私はこの休みにAtlantaへ旅行し、NBA観戦やGeorgia Aquarium、Six Flagsという遊園地を訪れました。NBA観戦は、アメリカ留学を選んだ理由の一つでもあったため、とても感動しました。選手たちのプレーを目の前で見られるという夢のような体験で、心から幸せを感じました。また、Georgia Aquariumは、アメリカ最大の水族館と言われており、そのスケールの大きさに圧倒されました。水族館全体を回るのに3~4時間かかり、様々な種類の魚を観察することができました。Six Flagsという遊園地は絶叫系のアトラクションをメインとしたテーマパークなのですが、立ったまま乗るジェットコースターなど日本にはないタイプのアトラクションが多数あり、ものすごくスリルを感じることができました。どれも見応えがあり、2泊3日の旅行でしたが、とても充実していて、最高の思い出となりました。
UWAにはさまざまな部活動がありますが、特に力を入れているのがAmerican FootballとBasketballです。この大学はDivision 2に所属しており、Division 1の大学と比べるとスタジアムや体育館の規模は小さいですが、それでもホームゲームがある週末には、スタジアムが地元の人々で埋め尽くされるほどの熱気に包まれています。今年、Footballチームはレギュラーシーズンでほぼ全勝を収め、12月からカンファレンス1位を決めるトーナメントへの進出が決まりました。このトーナメントで優勝すると、Division 2内で全米1位を争うチャンピオンシップに進むことになります。Division 1の試合に比べると、迫力や規模では劣る部分もありますが、それでも日本と比べると大学スポーツがとても発展しており、観戦していると自然と熱が入ってしまいます。
私が受講している授業の中の一人の先生は、以前日本の大学で数年間英文学を教えていた経験があり、その影響もあって毎回日本語で話しかけてくださいます。その先生はとても親しく接してくださり、以前授業の内容について相談しに行った際には、「君の英語は来た時に比べてものすごく上達しているね。もっと話せるようになりたいなら、授業の終わりに習慣的に私と話をするようにしよう。どんな内容でもいいし、いつでも気軽に私の部屋に話をしに来ていいよ。」と言っていただき、その後、可能な時は授業後に30分ほど先生とさまざまな話題について会話をしています。日本やアメリカの政治など、時には難しい内容を聞かれることもありますが、自分の説明が先生に伝わったときには、非常に大きな自信を感じます。また、私が話している際に文法や言葉の使い方で間違いがあると、先生はその都度話を止めて丁寧に訂正し、正しい表現を教えてくださるので、会話の中で自分の英語力が着実に伸びていると実感しています。さらに、私が将来英語の教師を目指していることをお話ししたところ、「来季、最初の1カ月間、主に3・4年生向けのAdvancedレベルの授業でGrammarを教える予定だから、もし時間があれば参加してみたらどう?」とお誘いを頂けて、来学期その授業に参加する方向で話を進めています。この機会を通じて、さらに自分の英語力を磨き、将来の夢に一歩近づきたいと思っています。先生の助けを借りながら、自分の目標に向かって進めることにとても感謝しています。