茨城キリスト教大学

2017年度リンネ大学への海外留学生 NH 9月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
N. H.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

日が落ちるのが早くなり、スウェーデンでは肌寒い日が続いています。私の授業は早くも試験期間が終わってしまって、文献や論文と格闘していた1週間もさらっと過ぎ去ってしまいました。

寮について

さて、まず私の寮を少し紹介しようと思います。
私の住むPGという寮は3階構造で、ワンフロアに10人程度が住んでいます。各自の部屋の大きさは12畳程度でトイレとシャワーが専用で付いています。キッチンは共用で、冷蔵庫・冷凍庫・IH・レンジ・オーブンが自由に使用可能です。
私の部屋には元から棚・机・椅子・ベッド・照明器具が備え付けされていて、それ以外のシーツ・布団・枕・カバー・キッチン用具などは自分で買いに行かなければいけませんでした。人によってはカーテンがなかった、運がいいことに部屋に冷蔵庫があったなんてことがありますので、運に任せるほかありません。
私が知るだけでもPGにはバングラデシュ・パキスタン・中国・スウェーデン・オランダ・チェコ・モロッコ・チュニジアなど様々な国籍の学生が住んでいます。彼らはそれぞれの郷土料理やおかしなどを教えてくれたりご馳走してくれたりするので、キッチンでは食文化から様々なことを学ぶことができます。
寮では基本自炊ですが、近くにICAとWillysというスーパーがあるのでそこまで不便ではありません。私の場合、別の寮に住んでいる台湾人の子たちと食品をシェアをしているので、物価が高いスウェーデンとはいえ食費は安めに抑えられています。

食事について

食事に関しては、日本から持ってきたほうがいいと思った調味料とこちらでも入手可能な食材がありますので、少しだけ紹介します。まずこちらでも入手可能な日本でもよく食べられている食材は醤油・ごま油・みりん・のり・キットカット・うどん・そば・ラーメンです。
ほかにも野菜は日本ほど種類がそろっているわけではありませんが、冷凍を含めて入手可能です。魚介類はあまりありません。現地の方々は毎日ケバブとタコスを食べています。
私が個人的に日本から持ってきたほうがよかったと思う食材は七味・酒・日本米・緑茶・ポン酢・めんつゆ・味噌汁です。特に日本食をふるまう際にはみりんと酒、醤油は重宝しました。
逆に日本にないものといえば乳製品です。チーズを筆頭に、牛乳・ヨーグルト・バターは種類も多く、日本のものよりおいしいです。

授業について

1stピリオドでは福祉とスウェーデン語の授業を取りました。福祉についてはたった2週間程度の授業でしたがとても濃い内容でした。特に北欧は福祉に関しては世界トップクラスの水準を保っており、なぜそこに至ったか、どのようなシステムなのかを経済面や歴史面から学び、さらには他国と比較して分析しました。日本とは違ったシステムなので学び甲斐がある授業でした。

スウェーデン語の授業は主にスウェーデン語で進められます。今学期は8クラスに分かれ、夕方から夜にかけて約3時間の授業を週に2回行います。先生によっては頻繁にテストがあったり、毎回授業でスウェーデンの歌を歌ったりするそうです。オーラル試験対策にスウェーデン人の友人を作り毎日スウェーデン語の特訓をしました。帰国前には日常会話くらいまでできるようになりたいです。

もうすぐ暗くて寒いスウェーデンの冬がやってきます。日本と違って極端に日が短くなるそうなので、鬱にならないように毎日リフレッシュしたいと思います。