茨城キリスト教大学

2017年度明知大学校への海外留学生 HT 6月分報告書

【韓国】明知大学校
H.T.(文化交流学科)
at Myongji University 【Korea】

안녕하세요.
ここ最近のソウルでは毎日暑い日が続いています。雨の降る日も多く、韓国に来てから初めて本格的な雷を見ました。6月は期末考査やプレゼンテーションがありました。また、今学期で帰国してしまう友人も多く、一緒にあちこち出かけたり、寮内の引っ越しがあったりと、あっという間に1ヶ月が過ぎて行ったように感じました。今回の報告書では上記のことを中心にお伝えしたいと思います。

<プレゼンテーションについて>

한국어 회화の授業では期末考査の代わりに5分から10分程度の個人のプレゼンテーションがありました。テーマは自由で、私は茨城の紹介をしました。東京や大阪を知っている留学生はたくさんいたのですが、茨城を知っている留学生は少なかったので茨城の魅力について紹介しました。パワーポイントをもとにプレゼンテーションを行いました。実際の様子が伝わるように動画などを交えながら発表しました。他の留学生が発表していたテーマとしては、自分の旅行記の紹介や韓国・自国でおすすめの場所、ペットや好きな芸能人の紹介、自国と韓国のあいさつや大学生活の違いについて紹介している学生もいました。発表した後には質問とフィードバッグ、先生からのコメントがあります。この時、質問やフィードバッグをした学生は加点の対象となります。また、グループワークのプレゼンテーションと同様に、聞いている学生もフィードバッグ用紙にて評価します。

<期末考査について>

・한국어 문법(韓国語文法)

中間考査と同様に、1時間程度の記述式の試験で、教科書1冊とワーク1冊すべてが試験範囲でした。中間考査の時はテスト範囲の文法問題に関するプリントが事前に配布されたのですが、今回は特にありませんでした。その為、教科書で学んだ文法を中心にワークを使って勉強しました。

・한국어 독해(韓国語読解)

한국어 문법と同様に1時間程度の試験で、教科書1冊とワーク1冊すべてが試験範囲でした。回答方式は選択式でした。

・한국어 회화(韓国語会話)

上記のとおり、この授業では特に試験はなく、個人のプレゼンテーションがありました。事前に発表の日程を知ることができたので、ゆっくり発表の準備をすることができました。私の場合、期末のプレゼンテーションではしませんでしたが、留学生の中には自分で動画を編集して紹介している人もいました。

・한국어 활용(韓国語活用)

中間考査と同様に、試験内容は作文で、2種類のテーマについて作文をしました。中間考査の際にもお伝えしましたが、いずれも試験前に課題として出され、先生の添削も受けている内容なので、その内容を生かして自分なりに肉付けして書くと良いと思います。

<寮内の引っ越しについて>

夏季休暇1日目に寮内の引っ越しが行われました。住む階やルームメイトが変わる場合がほとんどの様です。引っ越しに備えて、事前に段ボールなどに荷物をまとめておく必要があります。段ボールは寮で1箱₩1500で購入することができます。私は洋服や布団用の圧縮袋にまとめてから、段ボールやスーツケースに入れて運びました。また、1階にいる管理人の方にお願いすると台車を借りることができます。当日は同時にすべての寮生が引っ越しするので、エレベーターに乗れずに階段で移動することもありました。実際に引っ越しをする前に事務室の方から部屋のチェックを受けます。また、引っ越しを知らず、荷物をまとめ終えていない寮生もいましたが、その部屋に引っ越さなければならない寮生の迷惑となってしまうので、必ずこまめに寮の掲示板を確認するよう習慣づけておくことをおすすめします。夏季休暇中に1日でも寮を出る場合は、夏季休暇の初日と寮に戻ってきてから、そして後期と計3回の引っ越しが必要だそうです。また、夏季休暇中に寮を出ない場合は、夏季休暇の初日と後期の計2回の引っ越しがあるそうです。

<63ビルディングとNソウルタワー>

台湾とマレーシアから来ている友人と汝矣島にある63ビルディングに行ってきました。ビル内にはレストランや展望台、水族館や公演ホール、免税店などの施設があります。私は6月3日、63ビルディングの日に行ったため、無料で水族館「aqua planet 63」と展望台「63 ART」を見学することができました。イベントが行われていたこともあり、会場内は溢れるほどの人で賑わっていました。水族館では、北海道で有名なマリモが販売されていて驚きました。展望台からは漢江とソウル市内を眺めることができ、私たちはそこから夕日が沈んでいく様子を見ることができました。また、展望台にあるアートスペースでは企画展が催されています。 また、留学生とオウラミの友人と一緒にNソウルタワーに行きました。Nソウルタワーは南山の上に位置する高さ236mのタワーです。タワー内にはデジタル施設やレストラン、展望台などがあります。私たちはNソウルタワーまで南山ケーブルカーを利用しました。ここからもソウルの夜景を眺めることができます。

<ソウルの中華街:大林>

韓国にはいくつかの中華街があります。以前、仁川にあるチャイナタウンへ行ったのですが、今回は大林にある中華街へ行ってきました。仁川にあるチャイナタウンは国内外からの観光客も多く、韓国語もたくさん聞こえてくるのに対し、大林は漢字が多く、聞こえてくる言葉も中国語ばかりで、まるで中国にいるかのような気持ちになりました。また、夕食に麻辣火鍋の一種である重慶火鍋を食べました。このお店では自分が食べたい食材が選べる他、ソースも自分好みに作ることができます。私は本場の味に近づけようと、友人に説明を受けながらソースを作ったのですが、麻という麻辣味香辛料を口にした直後、今までに感じたことのない痺れとヒリヒリする感覚に陥りました。韓国で思いがけず中国の食に触れることができ、良い体験になりました。何度もお伝えしているように、仁川と大林ではまったく雰囲気や街並みが異なるので、機会があれば両方行ってみると面白いと思いました。

<チムジルバン>

中国、マレーシア、アメリカから来ている友人と一緒に松坡にある「The SPA in garden5」というチムジルバンに行ってきました。一般的なチムジルバンよりも清潔感があり、室内ガーデンを眺めることもできます。チムジルバンの種類も豊富で、火汗蒸幕や洞窟部屋、黄土炭部屋、酸素部屋、塩部屋、アトピー治療部屋、アイス部屋がありました。売店や食堂はもちろんのこと、リクライニングシートが常備された映画ルームやマッサージ機、小説・漫画・ゲームコーナーやパソコンルーム、ネイルアートやハーブショップ、カフェなどがありました。別料金が必要ですが、家族や友人同士とプライベート空間で過ごすことのできるVIPルームもあります。私たちはチムジルバンにテキストを持参して韓国語の勉強をしたり、テラス席で夕日を眺めながらチキンを食べたり、チムジルバンに入って汗を流したり、映画を見たりと、ゆったりとした時間を過ごすことができました。また、寮にはシャワーしかないため、チムジルバンに行ったことで湯船につかることができとても嬉しかったです。留学中にお風呂が恋しくなったときは、ぜひチムジルバンへ行ってみてください。

<雨の日のエバーランド>

日本、マレーシア、アメリカから来ている友人と一緒に、京畿道の龍仁にあるテーマパーク、エバーランドに行ってきました。エバーランドにはアトラクションを楽しめるエリアの他に、ズートピアやテーマごとの庭園が広がるエリアなどがあります。私たちは雨の降り始める中、エバーランドを代表する木造ジェットコースター、Tエクスプレスに乗りました。他にも、ジャングルの様な景色を見ながら急流を下るアトラクションに乗ったり、バスに乗り動物を間近で見学することのできるサファリワールドというツアーに参加したりしました。雨が降る中、レインコートを着て遊んだことも今では良い思い出になりました。

<南大門市場とポジャギ>

韓国人の友人に案内をしていただき、南大門市場へポジャギを探しに行きました。ポジャギとはものを包む布のことで、日本でいうと風呂敷の様なものです。以前から、ポジャギに興味があり、実際に購入して包み方を学びたいと思っていました。お店の方が丁寧に包み方を教えて下さり、時々寮の部屋で練習しています。ポジャギそのものも、包み方も多様で、奥が深いものだと改めて感じました。

6月は期末考査に向けて寮の学習室で勉強したり、プレゼンの準備をしたりと勉強により多くの時間をかけた一方で、今学期で帰国してしまう友人たちと一緒に出掛ける機会も多くあり、充実した1か月を過ごすことができた様に思います。来月は夏季休暇中の寮について、オウラミによるクロージングセレモニー、仁寺洞・北村観光などを中心にお伝えしたいと思います。 감사합니다.