2026年度 9月分報告書
正直なことを言うと、自信を正面から折られた。確かに苦労があるだろうという楽観的な予想はあったが、実際に授業に出たり二人部屋の寮で生活したりするなかで、自分のキャパシティを超えるギャップが常に付きまとい、想像以上のストレスになっていた。それは大方自分側の問題であり、過去の自分に後悔の念を募らせる一方であるが、周囲のサポートによって、現在は徐々に環境に適応してきている。
私の住んでいる寮は「南華館」という大学と提携している宿舎だ。留学生に対して割引をしていることや、大林駅から徒歩20分ほどと比較的近い場所に位置していることから、留学生が多く宿泊している印象である。大半がフィリピン人とインド人であり、その実私のルームメイトもインド人だ。彼らはかなり活発な人たちで、夜遅くまで常に彼らのコミュニティーで集まり、自国の言葉で話している。ルームメイトも気づけば別の部屋へ移動し談笑しており、私は一人勉強していることが多い。また、生活音や共有の場所での配慮が私たちと異なるようで、正直不満を募らせてしまうことは多々ある。異文化交流は素晴らしいという考えだけで臨んだが、実際に経験することで対応するには本当に大変なことがあるのだと認識する良い機会になったと思う。
9月7日から大学の授業選択が始まり、様々な授業を現地学生と一緒に受けてみた。授業選択は基本的に対象学年に関係なく受講することができ、時間・興味・単位互換可能性の三つを条件に様々な授業を受けてみた。しかし実際にはすでに2年生以上の学生が先に授業選択をしてしまっており、また試しに受講できる期間は基本1週間であったことから、受けたい授業の多くが漏れてしまった結果になった。また、ネイティブの人が多く参加する授業で、「生死学科カウンセリングコース」という学科を選択したが、これは総じてコミュニケーションを多く必要で、実際に授業に参加してみると喋るスピードが弾丸のように速く、メモを取るだけで精一杯だった。それから一か月、時間の許す限り単語や文法の勉強を復習し、現在は聞くだけならば追いつける程度になった。実力が足りていないのに難易度の高い授業を取ってしまったが、何とかついて行けるよう努力していきたい。
茨城では一人暮らしをしていたため、日々料理をするのが日課だった。一方で台湾では外食文化が定着していることから、ここ一か月コンビニや露店で購入したものを食べている。食費は比較的安く、拘らなければ一食当たり50~100元(現在のレートで250~500円程度)に済ませることができる。教科書にあるようなやり取りはなく、台湾ならではの文化を知ることができるため、積極的に外食に足を運んだほうが興味深く感じると思う。 最初の数週間はどうすればいいのかも分からず、露店に行くことすら勇気が必要だった。私は親戚が台湾にいるため、先日露店での飲食について具体的に教えてもらったが、南華大学に留学する場合、台湾人学生が多い南華大学キャンパス内の寮に宿泊することをお勧めする。現地の人と会う機会が多いほうが、一緒に行動することになって自然と慣れると思う。
留学は想像以上につらいことも多い。友人ができたと思ってもいつの間にか疎遠になってしまうし、残念なことも多々ある。そんな中で自分と向き合い、今自分が何をするべきか考えを巡らし、計画を立てて行動するという一連の流れを実体験することができ、日々有意義な生活を送っていると感じる。今後4か月の中で、多く成長できるよう努力していきたい。