茨城キリスト教大学

2017年度リンネ大学への海外留学生 AY 9月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
A. Y.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

こんにちは。こちらに来て1ヶ月が過ぎ、大分留学生活に慣れて来ました。
最近、天気が不安定なので、寝る前に必ず天気予報を見る習慣がついてしまいました。また面白いことに1日の間に晴れ、雨の繰り返しという日もありました。日も沈むのが早くなり夜は冷えるので、暖かい格好で出かけることが多くなりました。
さて、先月は成田空港からリンネ大学の行き方や授業についてお話ししました。
今月は1ヶ月の間スウェーデンについて感じたことをたくさんお話したいと思います。

スウェーデンについて

スウェーデンの気候

まず、スウェーデンは北欧に位置しており、四季は比較的はっきりしていて穏やかな気候です。夏は陽がとても長く、夜22時頃に陽が沈み、3時くらいには陽が昇ってきます。冬は逆に寒さが厳しく陽が短く、太陽がまったく昇らない時もあるようです。これから気温が徐々に下がってくるので体調と防寒には気をつけたいと思います。

スウェーデンの人々

そしてスウェーデンの人たちについてですが、今まで私が関わってきた人たちはとても優しく落ち着いた性格の人が多く、ほとんどの人が聞き取りやすい英語を話すので日常会話に支障はないくらいです。先月ここに到着する前に、大きなスーツケース2つとリュックを背負って移動していましたが、1人で運んでいる私を見て、必ず誰かが手伝おうかと声をかけてくれました。また、お店の人に商品について聞くと、笑顔で丁寧に説明してくれます。日本人にはとても過ごしやすい環境下にあると思います。この間、日本人が教える日本語の授業で折り紙教室に参加させていただきましたが、日本に興味ある留学生はもちろん、スウェーデン人で日本のアニメが好きで日本語の勉強をしていて次週に日本を訪れる予定の人に出会い、こんな遠い国にこんな人がいるのだと感動しました。さらにもう1人、日本人が大好きで東京に行く予定のスウェーデン人にも出会いました。彼は熱心に日本人の特徴や日本社会について話してくれて、楽しそうに話す彼を見てとても嬉しくなりました。そんな彼らに少しでも日本について教えられるように、日本について自分自身でも学び、英語でしっかり伝えられるように努力したいと思いました。

Fika

また、スウェーデンの人たちにとって「Fika」は1日の中で欠かせないものだと先生方は口を揃えます。「Fika」とは何だと思いますか。それはコーヒーや紅茶と一緒にシナモンロールやチョコボールなどのパン菓子を食べる休憩時間のことです。スウェーデンの大学の授業時間は大体2時間あり、15分の休憩中にコーヒーなどを買いに行きます。また、まず初めて誰かと会う予定があるときは必ずFikaをします。日本語で言うお茶をするにあたると思います。私もこちらの生活に慣れてきて必ず1日に1回はFikaをしていて、人と話す機会が増え私にとっても欠かせないものになってきました。

Welcome Dinner Party

こちらに来て1番大きかったイベント、Welcome Dinner Partyではドレスを着て参加しました。会場は長いテーブルとイスが並んでおり、ステージも準備されていて、食事はバイキング形式でした。VISという団体が企画しており、ステージ発表やゲームなどがありました。この後After Partyもあり、そちらはみんなで踊るのでWelcome Dinner Party とはまた違う楽しみ方があり新鮮な夜を過ごしました。ただ、ドレスを1着新しいのを買ったのですが少し高く、自分の持ってるものを持ってくれば良かったと後悔しています。今度来る学生にもし参加してみたいと思っている方がいるならドレスか、男性ならスーツを持ってきてもいいかもしれません。

Friend Family

続いてFriend Familyですが、私の場合誰ともマッチしなかったみたいで街中で開催されるInternational Friend Family FikaというイベントでFriend Familyを探すことになりました。しかし当日悪天候なため、中止になりその日はFood Festival というまた違うイベントに行きました。どうしようか悩んでいて2週間が経ち、突然学生の空きができたようで今度Friend Familyに会うことになり、なんとか見つかってホッとしています。来週会えることを楽しみにしています。

Buddy

荷物の準備や、家具や日用品などが揃って落ち着いたころに私のBuddyとFikaをしました。Buddyとは留学生に必ず現地の学生が1人ずつつき、仲良くなれば一緒にご飯を食べに行ったりどこかに出かけたり出来ます。困ったことがあれば聞くこともできます。私のBuddyとは初め図書館にあるカフェでFikaをし、学校が始まる前に、彼はスペインにいたようで、旅行の話やお互いのことについて話しました。彼はとても親しみやすく私のつたない英語でもゆっくり耳を傾けてくれました。また機会があったり、何か困ったことがあったら彼に聞こうと思います。また、よく友達のBuddyとご飯を食べたりスポーツしたり、この間は誕生会を開き日本食でもてなしました。とても気に入ってくれたのでまた今度、違った料理を作ってあげたいと思います。こちらに来る前、日本食が恋しくなると思ったのですがそんなこともなく、こちらで例えば味噌や醤油、日本米に近いもの、ラーメンなど日本の食材を手に入れられます。食に関してはそこまで困ることはありません。むしろ私の場合日本でコンビニ生活や外食が多かったので、自炊するようになって健康的な生活を送っています。

自転車

私はキャンパスから遠い寮にいるので移動手段が徒歩かバスを使っていましたが、ついに自転車を購入しました。自転車なら寮から15分くらいで着き、またCity GrossやSamarkandという大きいショッピングセンターへ30分以内で行けます。自転車はキャンパス内にある中古の自転車を扱ってるTempasがあります。高いものもあればとても安いものやいろいろなタイプがあるので自分に合わせた自転車が買えます。使わなくなったら、Tempasで売ることも出来るのでとても便利です。私がいるここの地域は湖が多く、サイクリングに適しているので、今度気晴らしに散策するのもいいかもしれません。

授業について

Begginer’s Swedish

続いて授業について話したいと思います。Begginer’s Swedishは単語を覚える量が増えたり、時計の独特な読み方や動詞の変化の規則性などの内容に入り、少しずつ難しくなってきて予習復習が欠かせなくなってきました。しかし、授業は楽しいもので授業の半分は図書室にあるコンピューター室に行き、クラス内で電話してスピーキングの練習をしています。発音は日本語や英語にない音があるので難しいですが、新しい言語を学ぶことはやりがいがあり興味深くもあります。この間、授業で他のグループと一緒にFikaをする時間がありました。シナモンロールとティーかコーヒーが準備されていて、スウェーデン語の先生たちも交えながら、スウェーデン語に関するゲームをしました。キャンパス内にあるレストラン兼バーのStenladanで開催したのですがとてもいい雰囲気で楽しめました。

Introduction to English linguistics and English Language History

また、もう1つの授業のIntroduction to English linguistics and English Language Historyは文章がどのように構築されているかや、言語の音の仕組みなど興味深い授業なので毎回授業を楽しみに行っています。この授業は2つのグループに分かれており1クラス25人くらいで何人かは留学生です。教授が話してる合間に質問が飛び交う講義なので教授と学生の距離が近く感じられます。ただ、予習のために教科書を読まなくてはいけないのですが、それが量が多く、分からない単語は辞書で調べているので時間がかかり、休みを利用して読むようにしています。この授業はグループでする課題があり私のグループは現地の学生4人と私を含めて留学生2人の計6人ですが、課題の内容が難しくパート分けし分からないところはグループのみんなで協力しています。どちらの授業もテストが近づいてきて集中的に勉強をしているところです。スウェーデン語は友達や現地の人の助けを借りながら勉強したいと思います。

Saturday Sports

最後に毎週土曜日にVISが企画しているSaturday Sportsに初めて参加させていただきました。これは体育館でいろいろなスポーツを体験することができます。私が行ったときはバレーボールや卓球、バドミントン、バスケットボールなど自分のやりたいスポーツに参加することができ、初めて会う学生とも仲良くなったり、スポーツで繋がるので楽しい体験をしました。運動不足の解消のためにも出来るだけSaturday Sportsに参加したいと思います。

1ヶ月過ごしてきて周りの友達とも仲良くなり、英語が生活に馴染んできました。授業は専門的な言葉や難しいことを話したりするので全部は聞き取れませんが、日常会話は少しずつ向上してきたような気がします。友達と話しているとよく政治やニュースの話になることがあります。私は日本政治について知識が浅くむしろ他の国から来た留学生の方が知っていることがよくあります。これからまだまだ勉強しなければいけないことがあります。残り約4ヶ月、インプットアウトプットを意識して勉強に励みたいと思います。