近年、多様性・包括性のある社会の実現を目指す『多文化共生の推進』が、日本の重要な社会課題となっています。なかでも、外国にルーツのある子どもたちへの対応は、喫緊の課題です。
あまり知られていませんが、日本にいる外国人の大半は、いわゆる外国人散在地域で暮らしています。
こうした地域は外国人住民の「顔の見えない定住化」が顕著であり、多文化共生の点で多くの課題を残しています。茨城県北部地域も例外ではありません。
そこで今回、外国にルーツのある子どもたちにスポットを当て、県北地域の子育て・子育ち環境を考えるシンポジウムを開催します。
時間 | 内容 |
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13:00 | 開場 |
13:30 | 開会 |
13:35 | 県北地域における多文化共生の現状と課題の整理 -外国にルーツのある子どもたちの成育環境と健康・発達問題を中心に-
茨城キリスト教大学 文学部 文化交流学科 教授 岩間信之 氏
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13:50 | 外国にルーツのある子どもたちへの支援活動報告 |
1.外国人児童生徒教育における地域間格差の転換を目指して
-茨城県全域を対象としたオンライン日本語支援プロジェクト- 筑波大学 人文社会系 准教授 澤田 浩子氏
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2.外国にルーツのある子育て世帯への支援と子育て支援室アンネローゼ・IC with Uプロジェクトの今後の展開
-県北での支援体制づくりを目指して- 茨城キリスト教大学 文学部 児童教育学科 教授 中島 美那子氏
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3.外国にルーツのある子どもへの地域での日本語・学習支援を考える
-「にほんご水戸の部屋」の取り組みから- 常磐大学 人間科学部 コミュニケーション学科 教授 飯野 令子氏
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4.外国にルーツのある親子の人的ネットワーク構築をめざす活動事例報告
- 東京都日野市における地域日本語教育の新しい形- 茨城大学 理工学研究科 工学野数理・応用科学領域 助教 福村 真紀子氏
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15:50 | 休憩 |
16:00 | パネルディスカッション |
16:30 | 閉会 |