茨城キリスト教大学

心理福祉学科:呉ゼミ 韓国研修レポート —学び・出会い・成長がつまった5日間—

呉ゼミ 韓国研修レポート
—学び・出会い・成長がつまった5日間—

「初めてパスポートをつくった」「飛行機に乗るのも初めて!」——そんなドキドキからスタートした、呉ゼミの韓国研修。2025年3月、教員と3年生8名が一緒に韓国へ旅立ちました。

出発前から始まる「主体的な学び」

今回の研修は、ただ海外を訪れるだけの旅行ではありません。出発前から、入出国審査の手続きや現地で活用するアプリ、観光スポットや韓国の文化・食べ物などについて、学生たち自身が役割分担をして調査し、情報共有を行いました。
初めての海外渡航に戸惑いながらも、仲間と協力しながら準備を進める過程そのものが学びの機会となりました。ゼミ活動を通して培われた主体性や協働力が、研修のスタートを支えてくれました。自分たちで旅をつくりあげる準備の段階から、すでにチームワークが生まれていました。

泊まったのは、韓国の伝統家屋「韓屋(ハンオク)」

宿泊先は、韓国の伝統的な家屋「韓屋(ハンオク)」。床暖房「オンドル」の温かさに包まれながら、住文化や生活様式に触れることができました。近代的なホテルとはひと味違う、特別な夜になりました。
異文化を知ることは、相手を理解する第一歩です。韓国の歴史や文化に直接触れることで、多様な価値観への理解を深める機会となりました。

福祉の「現場」を、自分の目と耳で

今回の研修の大きな柱は、韓国の福祉現場を訪問し、肌で学ぶこと。ゼミ生が特に関心を持っていた「医療」と「地域」の2つの現場を訪ねました。

大学病院では、医療ソーシャルワーカーの役割について学びました。患者さんやご家族の相談に応じるだけでなく、退院後の生活支援や福祉制度の利用支援など、医療と福祉をつなぐ重要な役割を担っていることを知りました。さらに、国内での支援に加え、海外での医療奉仕活動の企画・運営や募金活動にも取り組んでいることを学び、その活動の広がりに学生たちは驚いていました。現場で働く専門職の姿を通して、「人を支える仕事」のやりがいや可能性を実感する貴重な機会となりました。

地域総合福祉館では、低所得者が多く暮らす地域に根ざしたコミュニティソーシャルワークを見学。地域住民の暮らしに寄り添い、つながりをつくる支援の実践など現場の工夫や熱意に触れ、福祉の仕事の魅力と奥深さを実感する機会となりました。
日本と韓国では制度や文化が異なる一方で、「人々の暮らしを支える」という福祉の本質は共通していることを学び、視野を広げることができました。


韓国の大学生との交流

本学の姉妹校である韓国の大学も訪問。キャンパスをめぐり、ランチを楽しんだあとは、なんと実際の授業にも参加!日本で準備してきたテーマを韓国の学生たちの前で発表し、そのテーマをもとに日韓混合のグループワークを実施。互いの考えや文化について活発に意見交換を行いました。
言葉の壁があっても、伝えようとする気持ちは通じるもの。韓国の学生たちはとても温かく、グループワークが終わったあとも「一緒に行こう!」と、若者文化の発信地・弘大(ホンデ)へ繰り出しました。ショッピングを楽しみ、夕食まで一緒に囲んで、授業だけでは得られない友情を育むことができました。海外に友人ができたことは、多くの学生にとって忘れられない経験となったようです。

サプライズで締めくくった、最高の最終日

研修の最後には、メンバーの誕生日をみんなでお祝い。異国の地で迎えたバースデーは、きっと一生忘れられない思い出に。学びあり、感動あり、笑いあり~
あっという間の研修期間でしたが、参加した学生たちは福祉を学ぶ視野を広げるとともに、自らの成長を実感できる貴重な経験を胸に帰国しました。

教室の外に広がる学び

「福祉の仕事が、国が違っても人の暮らしに寄り添うものだとわかった。」
「韓国の学生と話して、自分の世界が広がった気がします。」
「初めてのパスポート、初めての飛行機。全部が初めてで、全部が宝物になりました。」

呉ゼミでは、教室での学びに加え、国内外のフィールドワークや交流活動を通して、社会福祉を多角的に学ぶ機会を大切にしています。異文化に触れ、福祉の現場を訪ね、現地の学生と語り合う経験は、専門知識だけでなく、人としての視野やコミュニケーション力を育ててくれます。今回の韓国研修は、「福祉を学ぶことは、人と社会を学ぶこと」であることを改めて実感する貴重な機会となりました。
心理福祉学科では、こうした現場に飛び込む学びが、学生一人ひとりの成長を力強く後押ししています。