茨城キリスト教大学

患者さまのことを考え、
健康をサポートできる
管理栄養士であり続けたい。

エームサービスジャパン株式会社
日立総合病院事業所 管理栄養士
花田 絵理香さん
生活科学部 食物健康科学科
2016年3月卒業

グループワークで協調性と実行力を身につける

小学校の栄養士の先生に憧れ、食で人々の健康を支える仕事に就きたいと思い、管理栄養士の資格取得をめざせるICを選びました。大学の授業では、大量調理の実習が印象に残っています。献立の検討や食材の発注、作業指示書の作成などの全工程をグループで行うなかで、協力し合いながら進めていく力が身につきました。また、3~4年次のゼミで企業の社員食堂のメニュー開発を行いました。定期的に企業を訪問し、メニューを考案するのは、楽しく貴重な経験でした。

トレイメイクのラインでは、最後に管理栄養士が患者情報や食事指示が記載された「食札」をもとに確認する。

チームワークを大切に、緊張感を持って仕事と向き合う

現在の勤務先は実習時の委託先の給食会社です。将来、自分が働くイメージがついたことが、入社のきっかけになりました。配属先の病院で導入されたニュークックチルのマニュアルを、一からチーム一丸となって作り上げ、効率よく食事の準備ができるようになりました。どんなに忙しくても、「もしかしたら患者さまにとっては、これが最期の食事になるかもしれないことを、忘れずにいてね」という先輩の言葉を思い出し、いつも丁寧に作業に取り組むように心がけています。

患者さまからの「おいしいです」「ありがとう」という メッセージが、毎日の仕事のモチベーションになる。

受験生へのメッセージ

頼れる先生や友人たちが支えてくれる

食事は生きていくうえで欠かせないこと。管理栄養士は、子どもから高齢者まで幅広い方と関わり、多くの人の健康をサポートできる仕事です。大学での4年間は、実習や実験が多く大変な時もありましたが、頼れる先生や友人たちに支えられて、乗り越えることができました。みなさんもぜひ、がんばって挑戦してください。仕事では、先輩方からいろいろなことを教えてもらい、育ててもらいました。私も、自身の経験をみなさんに伝えながら一緒に成長していけるように、これからもがんばります。

私の学生生活

  • 1年次講義形式の授業が中心。高校の家政科で得た知識をさらに深める。
  • 2年次講義で学んだ知識を実習で実践。大量調理の実習では100食を作った。
  • 3年次解剖生理学などの授業が増え、さまざまな病気に関する知識も得た。
  • 4年次ゼミで企業の食堂メニューを開発。卒研テーマは「干し芋の香り成分について」。
  • 卒業

ほかの卒業生たちの声