茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NT 8月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N.T.(現代英語学科)
at Fanshawe College 【CA】

とうとう留学生活最後の1ヶ月となりました。2ターム目も後半にさしかかり、クラス全体が成績を強く意識するようになりました。というのは、レベル8にいる生徒は80パーセント以上の成績を取ると、ファンショーカレッジのメインコースに進むことができるからです。そのため多くの生徒が80パーセント以上の成績を取ることに必死でした。ですが、誰一人としてほかのクラスメイトを出し抜いていい成績を取ろうとすることなく、同じ目標に向かって協力しているとてもいい雰囲気の中で勉強できました。そのおかげで、私も80パーセント以上取ることができました。レベル達成は70パーセントだったので、達成できたことはもちろん嬉しくて同時に安心しました。また、日本人のいないクラスで自分の語学力を駆使して無事に卒業できたことに誇りを感じました。

私は今まで、日本でやっていた机の上での語学の勉強に飽きてしまい、語学を学ぶ上での最も楽しい面であるコミュニケーションができずにいました。ですが、この4ヶ月でその楽しみを存分に味わうことができました。クラスでは自分の意見を気兼ねなく言える環境に慣れ、楽しさすら感じていました。クラスメイトに私はいつも楽しそうに笑っているから元気がでるよと言われたときに、初めて自分がこの留学を心から楽しんでいることに気づきました。この留学生活を悔いのないものにするために積極的に行動してきたことが、結果的にこの留学をかけがえのないものにしたと信じています。

また、バトミントンを通して知り合った友達が、私のためにお別れの食事会を開いてくれました。ポルトガル、フィリピン、中国、ベトナム、韓国と出身国が様々な友達とディナーを楽しみました。彼らのおかげで、今までの4ヶ月はとても充実していました。彼らとのたくさんの思い出を振り返ると、今すぐにでも戻りたくなります。そして、彼らには素敵なプレゼントをもらいました。今まで撮影した写真を編集した動画やキーホルダー、写真、かわいらしい雑貨、手紙など、どれも私の宝物です。彼らとの別れはとても寂しかったですが、帰国した今でもビデオ通話やチャットをして楽しんでいます。

ホストファミリーにもとてもお世話になりました。私が学校に慣れていない時期には親身に話を聞いてくれたり、何か手伝えることはないかと私に声をかけてくれました。帰国の時期が近づくと、家族全員で食事会を開いてくれました。彼らの温かさ、本当の家族のように接してくれたことに本当に感謝しています。

帰国前日にトロントで一泊し、トロント近郊を観光しました。ホテルの予約やシャトルバスの手配など4ヶ月前の自分には度胸と英語力がなくてできなかっただろうと思います。今回の留学で、英語の他に怖がらずに挑戦することを学んだ気がします。会話を理解できなかった悔しさをそのままにせず、分らないから教えてほしいと聞くと、最初は会話を邪魔している気分になっても、わかったふりをして会話を理解できないよりずっと良いと感じました。聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥だと身に染みて実感しました。帰国した今でも、間違いを恐れずにこの調子で何事もチャレンジしていきたいです。