茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NT 6月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N.T.(現代英語学科)
at Fanshawe College 【CA】

カナダにきて約2か月が経ちました。こちらの生活リズムにも完全に慣れました。6月は私にとって、とても楽しい濃い一か月でした。6月の初めには学校主催のツアーでCanada Wonderlandに行きました。とても広い遊園地で絶叫系の乗り物がたくさんあり、日本の一般的な遊園地と比べるとはるかに刺激的でした。また授業では、初めてエッセイを書きました。日本の論文と比べると、英語で書くエッセイは構成がしっかりと決まっているため、その構成に従って読み手に筆者の考えを順序立てて的確に伝えているような印象を受けました。また、エッセイに必要な文献を探し、文中で引用、エッセイの最後のページに参考文献のページをつくり引用した文献のリストを作成するなど、私にとって初めてのことがたくさんありました。

ちょうど授業でエッセイを扱っているころ、イスラム系の学生はラマダンの期間中だったことを覚えています。ラマダンとは日の出から日の入りまで一切の飲食を断つことです。彼らは授業中に水をのむことも、昼食を食べることもできないので、同じクラスの中にいる彼らのことを考えると、同じ空間にいながらも私が飲み食いすることを申し訳なく思ったことを覚えています。私のCOREの授業の先生はとても宗教に寛容的で、ラマダンが終わると、学生全員分のドーナツを買ってきてラマダン明けを一緒に祝いました。また、韓国出身のクラスメイトで、1592年に始まった文禄の役で朝鮮の将軍だった李舜臣の末裔がいました。それを知ったとき私は、教科書でしか勉強してこなかった歴史を、初めて肌で感じたように思いました。今まで遠く感じていた出来事が、一気に自分とのつながりを見せてきたような不思議な感覚でした。

授業の話に戻りますがFanshawe CollegeのEAPは1ターム2ヶ月で成績が70%を超えるとそのレベルが突破できる仕組みになっています。授業も無事に最後の8週目を迎え、テストも無事終わり、レベルをパスすることができました。テストは8週目の月曜日のみで、来週の月曜まで授業がなかったため、予め計画していたニューヨーク旅行を実行しました。自分たちで日程を立て、飛行機の予約を取り、空港からホテルまでの移動手段などを調べるのはとても大変でしたが、達成感を味わうことができました。私たちの大学に交換留学として来ていた友達とニューヨークで再会できたことは素晴らしい一生の思い出となりました。

毎週金曜日のバトミントンでは、一緒にプレーする友達のほぼ全員が日本人に会うのはわたしが初めてということで、興味をもって話しかけてくれました。日本文化を知っている友達が多く、アニメや映画、音楽などのサブカルチャーを共有できました。バトミントンのプレー中にも、彼らが知る日本語を使って話しかけてくれました。反対に、私がテストを控えている時には、勉強を手伝ってくれたり、テスト範囲の単語を使って会話しながらバトミントンしたりと、バトミントンを通じて多くの友達にサポートしてもらいました。7月5日からSunfestという多国籍文化のカナダらしいお祭りが始まります。4日間にわたって行われる大きなイベントの一つです。友達と参加する予定です。これからもカナダで多国籍の文化に触れながら英語をたくさん使っていこうと思います。