茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NN 12月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N.N.(現代英語学科)
Fanshawe College 【CA】

約4ヶ月間の留学を終え、無事帰国しました。これで最後の回になりますが、今回は携帯電話の契約、アメリカ旅行、留学全体の総括についてお話ししていきたいと思います。

まず、現地での携帯の契約について。
私は日本で携帯のSIMロックを解除してからカナダへ行き、SIMカードを現地で契約し、デバイスは日本で使用したものを継続して使用していました。SIMカードは1ヶ月ごとに支払う契約で、クレジットカードで毎月自動で支払われる設定にしたかったのですが、クレジットカードを登録するためには、カナダかアメリカ国籍でないといけないと言われ、その設定が出来なかったため、毎月締め切りまでに携帯ショップへお金を払いに行っていました。これは、私が契約した携帯ショップだけなのか、ほかのところもそうなのかはわからないので、確認してみたほうが良いです。
私は、自分がいたオンタリオ州内の主要都市でだけ使える契約にしていました。トロントやロンドン以外へ行く機会はほとんどなかったので、この契約で十分でした。しかし、ホストファミリーの友達の家に訪ねる際など、ロンドンから車で20分ほど出ただけでも使えなくなってしまうので、その際は機内モードにするなどの注意が必要です。留学期間中、ほかの州やアメリカへ旅行へ行きましたが、その時は日本で契約している携帯会社のSIMカードに差し替え、海外旅行用に携帯会社が用意しているプランを使っていました。旅行の際、携帯が使えると目的地までの道を調べたり、友達とはぐれた時の連絡手段になるので、携帯電話は必須だと思いました。

次にアメリカ旅行についてお話ししていきます。
学校が全て終わった後、帰国まで時間があったので、ニューヨークへ旅行に行きました。トロントの空港から飛行機で2時間で行くことができるので、ファンショーへ留学した際はアメリカへ行ってみるといいと思います。アメリカへいくために、事前にESTAを取得しておく必要があります。審査に時間がかかる場合もあるので、早めに申請しておくことをお勧めします。ニューヨークに行ってみると、カナダのロンドンやトロントと比べ、アジア系の人種が少なく感じました。また、地下鉄に乗っていると、お菓子や新聞を売る人がいたり、歌い出してお金を集める人がいました。ホームレスの人々が駅でお金をくださいと言っている様子もよく目にし、治安が悪いのかとドキドキしましたが、彼らはお金をあげたくなければ断るか素通りすれば大丈夫でした。日中ならば、観光地など人通りの多いところは安全でした。そういった駅での様子を見ていて、怖くなったので夜は早めにホテルに戻るようにしていました。カナダとアメリカは隣同士の国ですが、街並みや国民性の違いが見てとれて、面白い旅でした。

最後は、留学を終えて思ったことを書いていきます。
留学に行く前、留学で得られると思っていたものはわたしの中でぼんやりとしていて、一つは英語というのはクリアにわかっていたのですが、それ以外に何が得ることができるのかよくわかってないまま行きました。実際に行って海外で短期ではない一定期間暮らしてみると、旅行で行っただけではわからないところが見えてきました。それは、観光地や美味しい食べ物だけではなくて、文化や人などでした。好きなところ、自分に合わないところ、日本のほうが良いところ、カナダの方が良いところを見つけることができたと思っています。4ヶ月は決して長くない時間でしたが、この国の日常を体験し、自分にないもの、日本では気づかなかったことを見つけるには充分な期間でした。この4ヶ月は、わたしにとって初めて親元を離れ、生まれた国すら離れ、自分で問題を解決していかなければいけない期間でした。英語はもちろんですが、英語にかけた時間と同じくらい、自分自身と向き合った期間でした。

5回もの報告書にお付き合いいただきありがとうございました。