茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NN 11月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N.N.(現代英語学科)
Fanshawe College 【CA】

11月の中旬ごろから雪が降り始めました。一週間に何日か雪が降りますが、夜の間に除雪車によって雪が除けられているので、学校に通う時間帯には道に大量の雪が残っていることはあまりありません。しかし、歩道には雪が一度溶けて再び凍って滑りやすくなっているので、スニーカーで歩くのは危なくなり、スノーブーツを購入しました。ブラックフライデーの際に買いに行ったので、安く購入することができました。さて、今回は学校の授業についてお話していきたいと思います。

まず、わたしが通っているEAPというコースは英語を第二外国語とする人達がそれぞれの英語力に合ったレベルで学ぶコースです。EAPに通うほとんどの人々が、EAPを終えたあとはカレッジか大学に通って学ぶことを目指しているので、レベルにもよりますがEAPではエッセイを書いたり、リサーチをしたりなど英語で何かを学ぶための準備をするコースだという印象を抱いています。自分のレベルは最初にテストを受け、その結果によって振り分けられます。2か月単位で授業が行われ、最初に入ったレベルで合計70%以上とれると合格になり、その次のレベルに進むことができます。授業はレベルごとに内容がことなりますが、Core, Speaking & Listening, Appliedの三種類です。合格するためには、三種類の合計が70%以上である必要があります。内訳はCoreが55%、Speaking & Listeningが20%、Appliedが10%、残り15%が最後に行われるテストです。Coreが中心となる授業で、基本的には毎日あります。Listening とAppliedは一日おきに行われます。わたしが体験したレベルのそれぞれの授業の内容を説明していきます。

<Core>
コアは文法とエッセイ、リーディングに重点をおいて学んでいきます。レベルが高くなるごとに文法の割合が減っていきエッセイを書く時間が増えていきます。最初にエッセイの書き方、構造などを時間をかけて学んでいき、その後エッセイに用いていい言葉、エッセイにふさわしくない表現などを学びます。エッセイは、レベルによって長さが変わっていきます。自分のアイデアのみでその場で書いていく場合と、自分の考えを支える根拠となるリソースが必要な場合があります。その場合、事前にリサーチをして情報を探し、エッセイを書く際に使用したリソースは参考文献として、エッセイに示していきます。リーディングに関しては、わたしが現在学んでいるレベルでは、文法やエッセイのあと余った時間にやるという感じで、時間がない場合自分で読んできて、わからない部分を授業内で学ぶということがたびたびあります。

<Speaking & Listening>
主に、リスニングやプレゼンテーションに重きをおいています。また、単語の発音やストレスについても勉強します。プレゼンテーションでは、毎回先生から提示されたテーマに対してプレゼンを行い、内容・パワーポイント・自然に話せているか・発音・目線・発音などの観点から評価されます。個人で行う場合や、グループで行う場合、どちらもあります。前回は、プレゼンテーションのテーマがグループでロボットについて考え、機能を説明するというものでした。グループでそれぞれアイデアを出すために考える過程がとても楽しかったです。

<Applied>
Appliedはレベルによって学ぶ内容がかなり異なり、私が学んだ2つのレベルでは、それぞれカナダの法律や人権についてと、劇について学んでいきます。カナダの法律について学んでいた際は、生徒同士で自国の政治についてディスカッションをしたり、グループでまとめてプレゼンしたりしました。現在は劇を学んでおり、モノローグやダイアログ、また5人以上のグループで劇をしたりしています。

わたしが体験した授業の内容は以上になります。残り一か月、引き続き体調に注意して、楽しんでいきたいと思います。