茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 MT 8月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
M.T.(現代英語学科)
at Fanshawe College 【CA】

5月から8月まで、4ヶ月の留学生活が終わりました。
今回の留学で学んだことなどをまとめました。

英会話力の向上

留学する前まで私はネイティブスピーカーと話すのが苦手でした。特に、周りに日本人がいる環境で英語が話すのが恥ずかしくて、英語を話す機会を逃してきました。しかし今回の派遣先であるファンショーカレッジには日本の留学生は比較的少なく、周りの目を気にすることなく英語を話すことができました。留学が始まったばかりの頃は、自分の英語の発音はまだまだ未熟で、相手に伝えることができなかった時に恥ずかしく思っていました。また、EAPプログラムの学生は私と同じ外国人留学生なので異なるアクセントの英語を聞き取らなければいけません。日本にいる頃はこうした経験はなく、カナダに来て初めてアクセントの違いに苦労しました。しかし、スピーキングの先生なのに発音が訛っていることに驚いたと同時に、英語の発音やアクセントが正しくなくても堂々と話して相手に伝わればそれでいいのだと気づきました。それは様々な国から来た人が住んでいるカナダならではなのかなと思いました。結果的に自分の発音はあまり改善されませんでしたが、日々ホストファミリーや友達と英語で会話しているうちに、理解力と言いたいことを話すスピードは大きく改善されたと思います。

価値観の変化

今まで日本でしか生活したことがなかった私にとって、今回の留学は冒険のようなものでした。英語を学びたいというよりも日本とは違う文化を経験してみたいという気持ちが強かったので、ホームステイで現地の方と同じスタイルで生活できることを楽しみにしていました。しかし、実際にカナダに来てみると、想像していたものとは違うことが多く戸惑うことが多かったです。日本では当たり前なことが通用しなかったり、カナダの習慣に慣れることができなかったりしたとき、初めてカナダの嫌なところが見えてきました。今まで海外に憧れすぎて日本のいいところを見つけられませんでしたが、今回の留学で、より日本が好きになりました。もちろんカナダの良いところと日本の嫌なところにも気づけました。留学する前に先輩方のお話を聞く限り、カナダでは楽しいことしかないと思っていました。私はカナダで嫌なこともありましたが、最終的には留学をして良かったと思っていて、留学に行きたいと考えているみなさんには楽しかった思い出のお話をすると思います。しかし留学中には楽しいことだけではないこと、そこから何を学んだかは実際に留学した人にしか分からないと思いました。

また、6ヶ月間留学に行っていた先輩はみんな半年でも短かった、慣れてきたころに帰ってきたと言っていたので、私は留学に行く前から4ヶ月という短い期間に不満を持っていました。しかし実際留学を終えてみて、私にとっては4ヶ月が丁度良かったと思いました。英語を流暢に話せるようになるには十分ではありませんでしたが、私が経験したかった海外での生活は思う存分楽しめました。感じ方は人それぞれですが、留学で大切なのは期間の長さではなく何を学んだかなのだと思います。今では“たった4ヶ月”ではなく“4ヶ月も”留学できたことを誇りに思っています。

留学までにやっておいたほうが良いと思ったこと

私は大学1、2年生で英語の基礎を身に付けてから留学に行きたかったので、3年生の前期に留学することを選びました。ですが、実際に留学することを決めたのは2年生の前期で、それまではTOEFLを一度も受けたことがありませんでした。長期留学申し込み締め切りまでにTOEFLの試験は2回しかなく、急いで勉強し始めました。せっかく留学に行くと決めたのに、TOEFLの点数が取れなくて行けなくなるのが怖くて試験の日も不安でいっぱいでした。余裕を持って留学準備ができるよう、いま少しでも留学に興味がある方は、試しにTOEFLを受けてみることをおすすめします。TOEFLで習った単語やリスニングの会話は留学生活中でもよく出てきたので、ちゃんと勉強しといて良かったと思っています。