茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 MT 6月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
M.T.(現代英語学科)
at Fanshawe College 【CA】

6月になり、留学生活2か月目が終了しました。今回はEAPプログラムについてお話しようと思います。

ファンショーカレッジのEAPプログラムについて

今回私が交換留学生として授業を受けるEAPプログラムは、カナダ国外から来た学生などが英語を学ぶためにとるコースです。このコースにいる多くの学生はEAPプログラム終了後、続けてファンショーカレッジのメインプログラムへ進み専門的な技術や知識を習得するみたいです。ネイティブスピーカーの学生も受けるハイレベルなメインプログラムの授業に備えるため、EAPでは学生の能力に合わせてレベル1~レベル10までの段階で学びを深めていきます。最初に配属されるレベルは授業が始まる前に受けるクラス分けテストで決まります。2か月で1レベルをクリアしていき、レベル8~10でいい成績を残すとメインプログラムへ進めます。授業はCore、Listening&Speaking、Appliedといった三種類の科目に分かれています。毎日授業は10時から始まり、月・水曜日は14時40分、火・木・金曜日は13時40分ごろに終わります。

Coreの授業は毎日午前中にあり、Writing、Reading、Grammarを日替わりで学びます。Writingでは基本的なエッセイの書き方を教わりました。日本語でもきちんと論文を書いたこともなく、レベルの最終課題としてエッセイを一つ書くと聞いたときはとても不安でした。しかし、エッセイを書いたことがないのは周りの学生も同じで、先生がひとつひとつ分かりやすく教えてくれたので、しっかりと書き上げることができました。ただ自分の意見を書くだけでなく、文献の探し方や引用の仕方なども教わりました。Readingでは教科書を使って短い記事を読みます。読解力を鍛えるだけでなく、自分がエッセイを書くときに使えそうな表現も身につきます。Grammarは中、高校で学んだ文法でしたが、改めて英語で学ぶと少し難しく感じました。

Listening&Speakingの授業は月・水・金曜日の午後にありました。主にTED talksの動画を聞きながらリスニング力を高めたり、その動画のトピックに合わせたプレゼンテーションをしたりしました。他の国から来た学生の話す英語が想像以上に聞き取りにくかったです。また、うまく発音できなくて自分が話す英語がなかなか伝わらなかったです。普段はネイティブスピーカーか日本人の話す英語しか聞いたことがなくて、日本で英語を学ぶだけじゃ気付かなかったなと思いました。

Appliedの授業は週に2回、火・木曜日の午後にあります。Core、Listening&Speakingとはまた違い、応用的なことを楽しく学ぶ授業です。私のクラスでは短い物語をみんなで読み進めていき、グループに分かれてそのキャラクターになりって音読しました。好きな映画のストーリーを紹介したり、キャラクターの性格などを表す形容詞をたくさん学んだりしたりしました。最終的には小道具や衣装を用意して動画を撮って発表するのが課題でした。ここに来て劇をするなんて思ってもなく、最初は恥ずかしかったですが、クラスメートと協力して楽しく動画を撮ることができました。

EAPコースでは、ベトナム人、韓国人、中国人が多いと感じました。私のクラスにはシリアやコロンビアなど様々な国から来た学生がいました。年齢も年下の学生や、お母さんお父さん世代の学生がいましたが、国籍や年齢は関係なく、共通の英語を通して仲良くなることができました。日本人は少数派で同じクラスには他に日本人はいませんでしたが、他のクラスの日本人と何人か仲良くなったので困ったときは助け合っています。

留学生活も半分が過ぎてしまいましたが、引き続き頑張っていきたいと思います。

Grand Bend Beach
ホストファミリーの誕生日パーティーで食べたアイスケーキ