茨城キリスト教大学

2017年度オクラホマ・クリスチャン大学への海外留学生 YK 12月分報告書

【米国】オクラホマ・クリスチャン大学
Y. K.(現代英語学科)
Oklahoma Christian University【US】

あっという間にクリスマス休暇を迎えました。普段から一番仲良くしてくれている友達の家にホームステイすることになり、テキサスに来ています。留学してから一番長い休暇ですが、これまでも秋休みとサンクスギビングの休暇がありました。アメリカ人は、日本人よりも休暇が好きなのかなあと思います。私も休暇は大好きなので、クリスマス休暇をとても楽しみにしていました。しかし、寮で生活していたとき以上に、終始英語でなければコミュニケーションがとれないという状況が続いています。そのことにより、もちろん楽しいのですが、疲れを感じることもあります。また、休暇ということで時間がたくさんあるため、日本に帰ってからのことなど、余計な心配事を考え出してしまうこともしばしばです。

そんなマイナスな感情も少し起きていますが、クリスマス休暇という家族にとって大切な時間に、友達以外にとっては全く見ず知らずの私が、3週間も生活を共にすることを許してもらえるなんて、本当にありがたいことです。日本で得ていた情報とは違い、実は大学内の寮でも追加料金を支払えば生活可能だったのですが、テキサスに来なければ出来なかった体験、起こらなかった出会いがたくさんあります。勇気を出してホームステイさせてもらえるように頼んでみて本当に良かったと思っています。

印象に残る体験はたくさんありましたが、大きなこととして、氷のアートと、クラシック音楽のコンサートを鑑賞しに行きました。氷のアートは、大きなホテルの一部を利用して展示されていました。コートを無料で貸し出してくれるのですが、ホストマザーの勧めでさらにその内側にもコートを来たり、マフラーを巻いたりして行きました。私は、これは着込みすぎなのではないかと思ったのですが、それでもズボン一枚でしか覆われていない足や、剥き出しの顔などは本当に凍るように寒かったです。そんな寒い中でしたが、氷のアートはとても綺麗でした。カラフルなものが多かったのですが、最後に見た透明な氷のままのものが一番印象に残りました。私は写真があまり上手ではないのですが、本当に素敵なアートでした。

その後、コンサートを聴きに行きました。何度かクラシック音楽のコンサートを聴きに行った経験はあるのですが、とても大きなホールで、貴重な体験ができたなあと思います。アルトのソロリストが男性だったことが印象に残りました。高い声は女性のように、低い声は男性のように出していて、きっとこの人が目玉のようなコンサートだったのではないかと思います。

クリスマスを迎えた日には、様々な料理、そしてとても嬉しいことに、私の分までホストマザーがクリスマスプレゼントを用意してくれていました。たくさんのお菓子、マニキュア、マグカップなどでした。友達とおそろいのブレスレット、お寿司の柄の靴下もとても可愛かったです。家に泊めて頂けるだけで本当に有り難いのに、コンサートなどに連れて行ってもらえたり、プレゼントを用意してもらえたり、本当に素晴らしい人達に恵まれた休暇だったなあと思います。

お礼としては、日本のお菓子を持って行ったり、カレーを作ったりしました。しかし、実際にお世話になって、予想以上におもてなしをして頂けたので、好きそう、必要そうだと感じたものを日本に帰ってからも選んで送りたいと思っています。今回持っていった日本のお菓子はネットショッピングで購入し、カレーのルーはアジアンマーケットで買ったのですが、思ったよりも高かったです。もちろん、自分がアメリカで生活していくための必需品を持って行くことが一番大切ですが、最初のEarn Your Wingsであんなに無料でTシャツが手に入ること、寮の洗濯機が無料で使い放題なのは予想していませんでした。また、服は一番簡単に、日本にいるときと同じような値段で手に入るものです。衣類は本当に最低限にして、日本の紹介したいもの、お土産に出来そうなもの、日本料理に欠かせない調味料などをもっと持ってくればよかったなあと思います。

留学してから、最初は早くスムーズに英語でのコミュニケーションが出来るようになることが一番の課題でしたが、今では、もっと料理が出来るようになっておけばよかったなあと思っています。つまり、英語以外で何か海外の人に発信出来ること、海外の人と仲良くなるきっかけになりそうなことを極めておけばよかったなあということです。私の選んだ寮、Gun Hendersonは一番安い寮ですが、結構大きなキッチンがあります。材料さえ揃えば、友達に日本料理をいつでも披露できます。もしOCに留学し、この寮に住む方がいれば、友達と仲良くなるのにとても良い方法だと思います。

残りの日々が本当に少なくなって参りました。休暇に入ってから毎日のようにリビングで友達と映画を見たり、教会で講話を聴いたりしていて感じるのは、やはり英語を一度で「聞き取り理解する」のが難しいということです。もうすぐレギュラークラスが始まります。気を引き締めて、でも楽しんで、3ヶ月間ネイティブスピーカーの学生たちの中で受けられる授業を大切に過ごしたいと思います。