茨城キリスト教大学

2017年度オクラホマ・クリスチャン大学への海外留学生 YK 11月分報告書

【米国】オクラホマ・クリスチャン大学
Y. K.(現代英語学科)
Oklahoma Christian University【US】

もうすぐクリスマス休暇というところまで来てしまいました。あっという間に時が流れていて、焦りや悲しさも少し感じています。朝晩が冷え込むようになりましたが、夕焼けはとても綺麗です。景色は赤やオレンジより、ピンクや紫の色合いが多くて、毎日のように写真を撮りたくなります。

まず、生活面から報告させて頂きたいと思います。食材などは徒歩で調達できるところが多いのですが、他の生活用品は車でないとなかなか足をのばせないので、つい最近、ネットショッピングに挑戦しました。日本でも有名な通販サイトのアメリカ版で登録して、冬用コートなどを購入しました。OCのサイトで、何度か英語表記の住所登録をこなしたことがあったので、スムーズに使うことができました。その通販サイトの会員になると、そんなに高額の買い物をしなくても、無料で洋画をいくつか見ることができる特典もあるので、留学生にとても便利だと思います。

また、息抜きに、キャンパス外で勉強することも何度かありました。日本でもお馴染みの店舗の他、アメリカならではのファストフード店もキャンパスから歩いていける距離にいくつかあります。オクラホマは、アメリカの中では田舎の方かもしれませんが、自分の足でキャンパス外に出ても滅多に危険な目に合うこともなく、のびのびと過ごせるのがとてもよいことかと思います。とはいえ、何があるか分からないので、私のようにwi-fi下でしかネットが使えず、電話番号が使えない設定にして留学する方は、キャンパス外に出るときは、必ず友達と行動したほうがいいかもしれません。私は今のところ、そうするようにしています。

勉強面では、次のセメスターからレギュラークラスを取れることが決まりました。実は、私の場合、会話力が伸びるのとテストの点数が伸びるのとのスピードは同じではなく、もともと日本で知らされていたTOEFL500点はまだ取れていない状態なのですが、つい去年までのノルマである筈だった460点が実はまだ有効であったらしく、面接でアドバイザーの先生に助言を頂いたり、register officeを訪ねたりして無事次のセメスターの授業登録が終わりました。結論として、私はラッキーだったのですが、留学して現地に来てからテストのことで悩んでしまうのはやっぱりもったいないと思うので、英会話をするチャンスがない日本では、やはりとりあえず、自分で学習しておくことが無難だと思いました。

将来、日本で英語教師になることを志望しているということもあり、この頃、結局どのような勉強の仕方が飛躍的に英語力を上げるのか、そもそも、日本人に「高い」英語力は必要なのかなどを考えることが多くなりました。少なくとも、私はこの留学によって英語力を飛躍的に上げることができていると思うし、海外の様々な人たちと交流するには、ある程度の英語力が必要だと思います。しかし、人と人が理解し合うには、それよりももっと、人間力が大切であるという当たり前のことに、最近気づき始めました。英会話が続かない時は、英語が出てこないのではなく、そもそも会話が弾む雰囲気になっていないからだと思うようになりました。日本にいるときは、より正しく、わかりやすく教えられる英語教師になることという、よく言えば具体的で、でも狭い視野で目標を持っていた私ですが、留学をして、もっと大切なことに気づいたような気がします。よって、英語力も大切ですが、英語を教えたいならば、他教科の教師に比べて、より生徒や海外の人がコミュニケーションをとりたいと思えるような人柄を目指すことが大切だと思いました。このような素敵なことに気づくことができて、本当によかったです。

まだ12月になったばかりではありますが、日本に比べて、あまりオクラホマは冷え込まないように感じています。夜もパジャマは半袖のままです。とはいえ、先日、留学して初めて風邪を引いてしまったので、生活習慣には十分注意して、残りの生活を楽しみたいと思います。クリスマス休暇は、留学してから出来た友達の家にホームステイする予定となっています。その友達はゆっくりはっきり発音してくれることが多いのですが、その友達には小さい妹がいて、日本人だからゆっくり発音してくれる、ということも少ないと思うので、よいトレーニングになるのではないかと思います。