茨城キリスト教大学

2019年度リンネ大学への海外留学生 YK 8月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
Y.K.(現代英語学科)
Linnaeus University 【SE】

2019年度 8月分報告書

Hej! これを書いている今、私は三年生で、その後期に、交換留学生としてリンネ大学に来ています。これから1月の下旬にかけて、留学生活に関することを報告していきます。

私の記事が、現在留学を考えている方や、或いは偶然この記事を見つけた方などに、少しでもここでの生活のことや留学に関することを知っていただいて、何かを見つけられたり、考えられたり、留学への一歩を踏み出すきっかけのひとつになれたらと思っております。

今回の報告書では、主に留学に行こうと思った理由と、留学前の準備のこと、それから留学先の街に来てから約1週間が経った中で起こったこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

私は海外経験がありませんでした。今回のこの約半年間の留学が初めて日本を離れる機会となりました。

留学に行こうと思った理由に、何か大きくて決定的なきっかけがあったわけではありませんが、その道に進もうと考えを変えた時から、留学に対する関心は大きく持っていたし、ほとんど心の中では、留学には行くのだろうな、と思っておりました。

現代では情報化社会が急速な発展を遂げており、世界中の情報がより身近なものとなり、それらに簡単にアクセスできるようになっています。
しかし、第三者が作り上げられたものに過ぎず、自分が直接関わっていないのです。
画面の中には、第三者が作り上げた情報以上のものは存在していません。
自らの身体を海外に置き、場に存在する生の情報を感じ取ることに勝る喜びも存在しないと思うのです。
そして、それらを真に分かち合える相手もまた、その場にしか存在しないと思います。
つまり、私は五感に勝る情報はないと思ったからこそ、留学を決めました。

大学に入学してからは、海外からの留学生やインターン生たちとの関わりを楽しむ中で、まだまだ貧相ではありますが自然と英語に慣れていきました。

留学生としての内定を得るため、TOEFLで基準点以上の点数を獲得して留学を申し込み、書類審査の後に面接をしました。
内定を頂いてからは、国際交流課の方々から定期的オリエンテーションなどでサポートをして頂きながら、準備を進めていきました。
スウェーデンの大学のアカウントの登録や、時間割の申し込み、VISA、居住許可申請など、基本的にどれもネット上で行います。
難しそうに感じるかもしれませんが、どれも一つ一つ落ち着いて進めていけば、大丈夫です。
日本からの飛行機は、成田発ヘルシンキ経由、コペンハーゲン空港に到着します。11時間ほどかかります。
それから空港から電車に乗り、2時間ほどでVaxjo駅に到着します。
リンネ大学にはVIS(Vaxjo International Students)という団体があり、留学生をサポートしてくれます。
そのVISに、事前に申し込めばなんと車で駅から学校と寮まで送って貰えます。

リンネ大学に留学する場合は、寮に住むことになります。私の場合、荷物をどうするかで少し迷いました。

私の寮は学内にありますが、学外の寮に住んでいる人たちも多くいます。どこの寮に決まるかは、ハウジング会社からメールが来るまでわかりません。 私にそのメールが来たのが出発日の一週間ほど前でしたので、その寮にどれだけのものが揃っていて、逆に持っていかなければならないものは何なのかがなかなか把握できなかったので、戸惑いました。 去年リンネ大学に留学された、先輩にコンタクトを取ると同じ寮に住んでいたそうで、とてもとても丁寧に教えてくださったので安心して向かうことができました。 ちなみに私のいる寮は、机、ライト、棚、ベッドが備え付けであり、それぞれの部屋に個別でトイレとシャワールームと洗面台がありました。 到着した時はシャワーカーテンがなかったので不便でしたが、すぐ購入しました。ちなみにカーテンはある部屋とない部屋があります。 個室に加えて大きな部屋が寮のエリアごとに存在しており、そこに2、3組分が料理できるほどの広さのキッチンと、ソファにダイニングテーブルがあります。 そこで同じエリアに住む人たちと一緒にご飯を食べることもできますし、友達を呼ぶこともできます。 ちょうど報告書を書いている時、中国からの留学生が今日の夕飯を振舞ってくれるというので、エリアの皆でごちそうになる予定です。

授業が始まるまでの数日間はオリエンテーションが続きます。こちらでの生活の事や大学の施設の説明などをまとめて聞きます。

その中でのランチやFika(スウェーデンにおける超重要な文化: お茶の時間)などでたくさん友達ができると思います。

この一週間は、濃い時間が流れていました。
非常に興味深く、お互いが留学生なので、相手のことをより良く知ろうという姿勢がとてもみなさん素敵です。
まず、多国籍ですし、留学生の数がとても多いです。この時点でリンネ大学を選んでよかったと強く思いました。

新学期が始まる前の数日間はKick Off Partyというものがキャンパス内のあちこちで開かれており夜遅くまで音楽が鳴り響きます。とても愉快です。
それぞれ学部などで別れて、思い思いにパーティーを開いており、私も留学生たちのパーティーへ行ってきましたが、本当に楽しかったです。
パーティーといっても柄の悪いものではなく、乱暴もありませんし、お酒の強制もしません。皆たくさんの人と知り合って、純粋に楽しんでいます。私も初めてたくさん踊り、楽しみました。

この大学は、本当に多くの刺激に満ち溢れています。

予想以上に長くなってしまいましたが、ここに書ききれていないことが、まだ一週間ですが、すでにたくさんあります。
写真もあまり撮れないほどに! どれもとても楽しいものですので、次回の報告書の中で、お伝えできればと思います。