茨城キリスト教大学

2024年度ウェストアラバマ大学への海外留学生 SN 8月分報告書

【アメリカ】ウェストアラバマ大学
S.N.(現代英語学科)
University of West Alabama【US】

2024年度 8月分報告書

Visaの取得や留学前準備について

私は、Visaの取得や留学に必要な書類については、今回の留学が決まってからすぐに取り掛かりました。後回しにして直前になって焦りたくなかったため、ほぼすべての書類を7月までにはそろえることができました。航空券は帰りの日にちが明確でなかったため、行きだけしか買いませんでした。留学に必要なものについては、パッキングを終えてからいろいろ買いました。特にシャンプーや化粧品、ヘアオイルなどは予備まで買い、現地で買わなくてもいいような量を持っていきました。
服については、気候的に冬場でもそこまで寒くならないとのことだったので、スウェットやパーカーを多めに持っていき、コートや厚手のカーディガン等は持っていきませんでした。スーツケース2個と大きなリュック1つ、そして貴重品を入れておくための小さいショルダーバッグ1つの計4つで行きました。
滞在先の寮は2人1部屋で、私は自分でルームメイトを探さなければならなかったため、多少苦労しましたが、無事見つけることができ、お互いに必要なものの確認などを事前に行うことができました。

出発からアメリカ入国まで

羽田空港を18時ごろに出発し、13時間のフライトを経てアトランタという都市に18時に到着しました。アトランタに到着してからは、入国審査のために面接を行わなければならなかったのですが、列がとても長く、並び始めてから面接をうけるまで1時間以上かかりました。特に何か問題があったわけでもなく、入国審査の面接自体は2、3分で終了し、アメリカへ入国することができました。

アトランタでの滞在

アトランタに到着後、アラバマに向かう飛行機の便は次の日になってしまうため、現地のホテルで一泊しました。当初は、予約時に空港からの送迎を申し込んでいたのですが、送迎をしてくれる人がおらず、ホテルに電話をかけても送迎を行ってもらうことができなかったため、Uberを利用しました。空港からホテルまでは車で10分ぐらいの位置関係だったのですが、料金としては3500円ほどかかりました。
今回私は空港近くのホテルに宿泊しました。ホテルのチェックインもスムーズにいき、部屋はとても広くて快適でした。その後は翌日のフライトに間に合うために早起きをしなければいけなかったため、夜ご飯を食べることなく寝ました。
アトランタは18時に到着したのですがとても明るく、21時ごろまでは昼間と変わらない明るさでした。気候も日本ほど暑くなく、半袖一枚でちょうどよい暖かさでした。
翌日もフライトの2時間前に合わせてホテルから空港にUberで移動しました。出発が12時30分ごろだったため、空港内の飲食店で軽食をとり、フライトを待ちました。

アラバマでの生活

アトランタの空港を12時30分ごろに出発し、13時ごろに到着しました。その後大学からのピックアップが18時だったため、空港で時間をつぶしました。18時になりピックアップがくると、大学まで車で3時間走り、夜9時ごろに到着しました。夜は涼しく、半袖一枚で快適に過ごせる気温でしたが、次の日になってみると、昼間は暑く、日本ほどではないにしても半袖一枚で汗をかいてしまうような気温でした。町はそこまで大きくないため、地域の人と大学生のかかわりが多く、バーなどに行っても地域の人と沢山話をすることができました。 アトランタと比べて、夜7時ごろまでは明るく、日本と同じ感じでした。

大学での生活

空港に到着後、大学からのピックアップを待ち、18時になりピックアップがくると、他の留学生と話す機会があり、色々と話をしました。また、空港から大学までの3時間の道のりの中で、夜ご飯を食べる機会があり、フランスからの留学生とバスケットボールの話で意気投合し、仲良くなることができました。その後大学に着き、自分の寮に入ったのですが、就寝用のマットレスや棚、クローゼットがあるだけで他に何もありませんでした。次の日に、フランス人の友達と一緒に近くのお店にトイレットペーパーなどの必要な物を買いに行ったり、International Houseの先生に枕や布団を借りたりしました。また、ジムやプール等が無料で使えるため、ほとんど毎日フランス人の友達と行きました。その過程で、ドイツやカメルーンからの留学生数人とも仲良くなり、皆でバーに行ったり、寮の共有スペースで一緒にゲームをしたりして過ごしました。 最初の数週間はInternational Houseで様々な留学生向けのイベントがあり、日本人の留学生とも仲良くなることができました。基本的にはフランス人の友達とごはんを食べに行ったり、ジムに行ったりなど、ほぼ共に行動していました。 カフェテリアのご飯はとてもおいしく、ビュッフェ形式だったため、好きなだけ食べることができました。 パーティーやバスケットボールチームなどの試合等がかなりの頻度で開催されていたため、たくさん参加しました。そこで、現地の人との交流を広げることができました。

授業について

大学で開かれる、新入生と留学生向けのオリエンテーションで担当の先生にアドバイスをもらいながら授業を選択しました。私は、秋セメで4つの授業をとりました。(ESL, British Literature, American Literature, American History)どの授業も日本での授業とは違い、英語のレベルが高く、ついていくのがやっとという感じです。毎日自分の英語力の無さに落ち込み、今のところは辛いことの方が多いですが、それでも勉強をしないとすぐに追いつけなくなってしまうため、日本にいた時とは異なりとてもプレッシャーに押されながら日々勉強をし、授業を受けています。特に、Literatureのクラスは、ほぼ毎回の授業で次回の授業で扱う本を事前に読んでおくように言われるため、とても大変です。内容が小説等でなく、詩のため、意味を理解しながら50~60ページある文章を読むのはとてもつらいですが、これを行わないと授業についていく事ができなくなってしまうため、毎日8時間以上勉強をしてなんとか授業前に読み終わるようにしています。どの先生も、授業後に質問に行くととても笑顔で親切に話を聞いてくれます。英語の本を読む際に、わからない単語が多くどのように読み進めていけばよいかのアドバイスを求めると、とても真摯に考えてくれて、適切なアドバイスを貰うことができました。努力をすればするだけ先生もそれに気づいて温かい反応を頂けるため、毎日頑張ることができています。テストやレポート課題の量が日本の大学に比べてとても多く、勉強時間を多く確保しないと単位をとることができないため、危機感を持ちながら毎日勉強をしています。

アドバイス

まず、留学に必要な書類は自分で調べながら早めに用意するのが良いです。Visaの取得なども、時間がかかることが多いため、早め早めでやっていくとよいと思います。 携帯に関してアメリカでそのまま使用することができないため、私はeSimを取得して使用するアプリを利用しました。最初は3か月で購入しましたが、1か月3,000円程度で利用することができるため、とても安く済ませることができると思います。 International Houseで開かれている留学生向けのイベントに出席することで他の留学生とも仲良くなることができ、そこからさらに友達の輪を広げることができるため、面倒に思わずに参加することが良いと思います。 現地での食生活の支払いや寮費などの支払いはクレジットカードがあるととても便利です。私は限度額30万のクレジットカードを2枚持っていきましたが、寮費などは分割払いできるため、十分に足りました。 パーティー等の何かしらのイベントがほぼ毎週開かれているため、パーティーにたくさん行きたいと考えている人にとってはとても充実した生活ができると思います。 私は、現地の授業に初めて出席して、自分の英語力の無さにとても落ち込みました。先生の話していることがあまり理解できないまま授業が進んで行くため、毎日ついていくのが大変です。その中で、授業後に先生に積極的に話しかけに行ってアドバイスや授業の不明点を聞きに行ったりする意識を毎回持つことがとても大事だと感じました。わからないことをそのままにしないというのは日本の大学の授業でも一緒だと思うので、普段から先生を積極的に頼っていく姿勢を身につけておくと比較的楽に授業についていく事ができると思います。 大前提として、日本の大学で受けている英語の授業だけでは圧倒的に語彙が足りません。ネイティブの先生の授業を受けても、日本人向けに比較的わかりやすく、優しい単語を使ってくれているという事を強く実感しました。こちらの授業ではほとんどがわからない単語で進められるため、毎回意味を調べることにとても多くの時間をとられてしまいます。そのため、普段からしっかり単語帳を活用するなど、留学前の準備期間でどれほど語彙を増やせるかが成功の鍵だと感じました。