2024年度 3月分報告書
帰国の一週間前に、アジア出身の友達が送別パーティーを開いてくれました。みんなから色紙をもらい、一緒にお酒を飲んだり、日本の料理を作ったりして楽しい時間を過ごしました。韓国やインド、中国など、さまざまな国から来た友達が多く、それぞれの国の気候や生活スタイル、ドラマ、アニメ、恋愛観などの違いを比べることで、新たな発見がたくさんありました。帰国前に友達みんなと遊ぶ時間ができ、とても楽しかったです。このパーティーを通じて、さらに帰りたくないという気持ちが強まりました。
帰国に向けて、寮の退去申請や大学のInternational Officeとの面談など、やらなければならないことが多く、帰国前の一週間はとても忙しく過ごしました。さらに、授業も最終週を迎え、各教授から最終レポートや試験の課題が多く出され、勉強と帰国準備の両立に追われる日々でした。帰国のための荷造りは約一週間前から始めましたが、お土産を多めに買いすぎてしまい、すべてをキャリーケースに収めるのに苦労しました。荷物の重量制限を超えないように何度も詰め直し、不要なものを整理しながら、少しずつ出発の実感が湧いてきました。また、出発前にはお世話になった友人たちに感謝の気持ちを伝えるために、手紙を送りました。出発の日が近づくにつれ、楽しみな気持ちと寂しさが入り混じる中で、留学生活のすべてを噛み締めながら、最後の時間を大切に過ごしました。
今回の留学生活を振り返ると、言葉では表せないほど充実した時間を過ごせたと感じます。アメリカに来たばかりの数カ月は、すべてが新鮮である一方、理解できないことや困難な出来事も多く経験しました。楽しい思い出がたくさんある反面、それ以上に苦しい瞬間も多かったように思います。思い描いていたようなキラキラした留学生活ではありませんでしたが、慣れない環境の中で、言葉がうまく伝わらず苦しい時期も乗り越えることができました。その経験を通じて、自分自身を誇りに思うと同時に、大きな自信を得ることができました。そして、辛いことの方が多かった留学生活でしたが、最後の日には「本当に帰りたくない」と思うほど、全てに愛着が湧いていました。留学先で出会った友人の中には、もう二度と会えない人たちもいます。そのことを意識しながら交わす別れの言葉は、とても切なく感じました。アメリカに来たばかりの頃は、日本に帰ることばかり考えていた自分が、いつの間にか「帰りたくない」と強く思うようになるとは、想像もしませんでした。それほど素晴らしい友人に出会えたことを実感しています。英語力の向上を実感することはあまりありませんでしたが、秋学期に比べて春学期は授業の内容をしっかり理解でき、テストでもつまずくことが少なくなったと感じます。何気ない会話の中で、自分の言葉がスムーズに伝わるようになった瞬間、確かな成長を感じることができました。この留学を通じて、英語のスキルだけでなく、異文化の中での適応力や自分自身の強さを学びました。言葉の壁にぶつかりながらも、努力を続けたからこそ得られたものがたくさんあります。そして、国籍や文化を超えて築いた友情は、これからも私の大切な財産となると思います。この経験を糧に、今後も壁にぶつかることがあっても、それを乗り越え、自分の夢に向かって一直線に進んでいきたいと思います。