茨城キリスト教大学

2023年度ファンショーカレッジへの海外留学生 SI11月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
S.I.(現代英語学科)
Fanshawe Callege【CA】

2023年度 11月分報告書

11月の終わり、朝起きて部屋のカーテンを開けてみると、雪が積もっていて真っ白な景色が広がっていました。

日本では11月に雪が降ることはあまりないので、その日は雪が積もった通学路をワクワクしながら歩いて登校しました。ジャケットから出ている手や顔が痛いと感じるほど空気が冷たい日もあり、先日はホストファミリーと一緒にミトンの手袋を買いに行きました。

2回目のタームもすでに残すところ3週間と少しとなりました。

今回の報告書では、学校の授業について報告しようと思います。5週目を終えてみて、前のレベルからどのように学習内容が変わったのかをお話しします。まず、授業の種類についてですが“CORE”、“Applied”、“Speaking/Listening”の3つのです。授業の基本構成は変わっていませんが、“Integrated CORE”、“Applied Learning”、“Speaking/Listening“と名前が少し異なり、前回の報告した通り内容も難易度が上がりました.

COREの授業ではグラマー学習やグループワークも行います。

今はこのタームを通して大きなエッセイを仕上げるために様々なリサーチをしています。また、リサーチをするにあたって自分が使用するリソースが本当に信憑性のあるものなのかを証明したり、学術的な記事を使う際に必要なサイテーションを学んだりします。信用できる情報を使ってアウトラインを作成し、それを基にエッセイを完成させるというテストがあります。そして、もう1つRRP(Reading Research Project)という大きな課題もあります。これは、グループで健康や環境問題、政治などについての記事を1つ選びその内容について調べたものをプレゼンするというものです。プレゼンしながらディスカッションをするというような形で、ただ記事の内容や原稿を覚えてプレゼンするのではなく、その内容についてクラスメイトからの質問に答えて意見を述べるためによく理解して準備しておく必要があります。この課題は個人ではなくグループとして点数がつけられるそうなので、皆で協力して取り組んでいます。専門的な内容でとても難しいですが、難しい内容も自分の知識として英語で習得できると思うと嬉しく、調べたことをホストファミリーにアウトプットしたりして復習しています。

Appliedの授業では、グループで毎週7~8分ほどプレゼンテーションをする活動があります。

プレゼンをしたり聞いたりするだけではなく、次の週には全員のプレゼンをまとめた理解度確認テストがあります。確認テストが終わると新しいグループに振り分けられ、異なる内容のプレゼンに向けて再度用意をするというような感じです。火曜日にグループと内容が決まり、木曜日にはプレゼンを行わなければならないため、とてもハードに感じました。

Speaking/Listeningについて

レベル8と比べ授業方法にさほど変化はなく、ディスカッションをしたりプレゼンテーションを行ったりします。しかし、AIや産業革命についてなど知識と単語力が必要になるトピックについてのディスカッションが多いため、必ず予習をして授業に望むようにしています。高校の時の先生が「授業=復習」になるようにすることが大切だとおっしゃっていたのを思い出し、予習したものを授業で再確認できるように取り組んでいます。

今まであまり深く考えてこなかったような話題に英語で触れているため、難易度が上がったとより感じています。

今のクラスでは口論になっているのかと思うほどディスカッションがヒートアップすることがあります。その中で、特定の話題に関して「私はこう思う」と自分の意見を理論立てて述べることができなかったり、言いたいことはあるけれど周りに圧倒されてしまって発言に苦しんだりというようなことがあり、前のクラスで発言することが怖くなくなったと思っていた私もまた少し自信をなくしてしまいました。否定されるのではないかと思ったり、文法を気にしてうまく伝わるか不安に感じたりしても、何か発言してみるということが私のこれからの改善点だと思いました。私が理解できず困った時はクラスメイトに聞いて教えてもらったり、ペアワークなどで「これどう思う?」と意見を聞いてくれたりすることで発言する練習にもなっており、周りの友人に助けてもらいながら学習できています。

かなり忙しかった11月もあっという間に過ぎ、留学生活も折り返しの時期になりました。

そしてこのタームが終われば、1年の中で1番楽しみにしているクリスマスホリデーがあるのでそれまで頑張ろうと思います。残りの数ヶ月も体調を崩さないように学業に励みながら、カナダで様々な経験を積んでいきたいです。