茨城キリスト教大学

2023年度ファンショーカレッジへの海外留学生 SI9月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
S.I.(現代英語学科)
Fanshawe Callege【CA】

2023年度 9月分報告書

カナダに到着し、私の留学生活がスタートした日からあっという間に1ヶ月が経ちました。

カナダの朝は冷える日が多く、空気も澄んできて、通学路にも秋の景色が見られるようになってきました。
今回は学校の事や、カナダで最初の1ヶ月を過ごしてみて感じた事を報告しようと思います。

9月の最初にはオンラインでオリエンテーションが行われました。

様々な国からの生徒が参加しており、大学の先生方も英語をゆっくり分かりやすく話してくれたので、説明が理解できずに不安になることはありませんでした。オリエンテーションの後には個人面談もあり、先生と話す時間が設けられた為、特に困ったこともありませんでした。次の日には学校のキャンパスツアー(参加はオプション)があり、キャンパスの中で迷って授業に出席できないということが無いように参加しました。私が思っていたよりはるかに広いキャンパスで、カフェや大学グッズのショップ、そして学生が無料で使用できるジムなどたくさんの施設があり、見学していくうちに学校へ通うことが楽しみになっていきました。ファンショーカレッジで勉強する準備が1つずつ整ってゆき、充実していく感じがしました。

学校や放課後のことについて

英語のクラスには1〜10までのレベルがあり、カナダに行く前に受けたplacement testの結果に基づいたクラスに分かれて学習します。初日は、先生と多国籍のクラスメイトとのアイスブレイクや授業をして無事に終えることができました。私のクラスは25人ほどで、私の他に日本人はいませんが、韓国人や中国人などアジアからの学生が多くいます。私が日本出身だということを伝えると「こんにちは」「ありがとう」「寿司」「東京」「アニメ」と知っている単語をたくさん使って話しかけてくれました。日本が大好きな人が多く、「日本は本当に美しい国」「日本に行くことがバケットリストのうちの1つだよ」と言ってくれて、日本人として誇らしくなりました。 私は大学の第2外国語で韓国語を取っていたので、私も習った韓国語を活用して会話したりしています。お互いの言語を英語で教え合うという貴重な体験ができていることがとても嬉しいです。また、私のクラスは年齢層が広く、私と中国人のお友達が最年少なのもあり、皆がとても可愛がってくれます。様々な国からの留学生がいますが、それぞれ留学の目的が違い、将来のキャリアに対して明確な目標を持っています。私は語学の上達が第1の目的だったので、カナダで職に就くため、カナダの大学で学ぶためなど、英語を学ぶ目的が私の考え方とかなり違っている事に少し衝撃を受けました。 学校は、月曜日から木曜日は10時~14時40分、金曜日は11時~12時40分までで授業が終わります。放課後には、仲良くなったクラスメイトとロンドンに来ていた移動型の遊園地に遊びに行ったり、現地の学生と交流するために開催されたディナーイベントに参加したり、日本食を食べに行ったりしました。クラスメイトを通して新しいお友達ができたりするので、交流の輪が広がっていきます。「英語が飛び交う環境で怒涛のように喋る毎日を過ごしなさい」「良いお友達を作りなさい、一生の付き合いになるかもしれないからね」と、高校時の担任からアドバイスをいただいたので、実践しています。

授業について

授業は、
・CORE
・Applied
・Speaking / Listening
という3つの科目で構成されており、1タームが8週間で終わります。この報告書を書いている今はすでに5週目に突入しており、先週には中間テストもありました。1日1日があっという間だなと実感しています。授業では、主に文法学習や発音練習、プレゼンテーションやエッセイの書き方などを学びます。授業中は、活発に発言する生徒がとても多い印象で、分からないところは手をあげてすぐに聞き、論点からずれていたり間違っていたりしても自分の意見はとりあえず言ってみるなど、自分の考えをしっかり持っていて、日本の授業との雰囲気の違いに圧倒されます。
私も彼らに感化され、なるべく手を挙げて発言してみるようにしています。私がいるクラスは、課題の量はそこまで多くないのですが、出される課題に厚みがあります。私は9月からの授業が初のタームですが、前のレベルから学習していて仕組みに慣れているクラスメイトもいるので、分からない時にはクラスメイトを頼ったり、先生に積極的に質問に行ったりして、ディスカッションをしながら課題をクリアしています。また、学校が始まって皆と話す機会が増えていくと、日本が大好きな友人達から「私たちの国ではこうだけど、日本はどうなの?」と、日本との違いを聞かれることがあり、今まで考えたことは無かったけど、確かにどうなんだろう、と答えに詰まる時があります。コミュニケーションを取るための英語の勉強も大切ですが、日本の歴史や文化、宗教などについて自分の考えや知見を深めておくことも大切だと痛感しました。そして、日本を俯瞰する視点を持てることも、留学するメリットの1つだと同時に感じることができました。

この1ヶ月は見るものや触れるものがどれも新鮮で、まだカナダでの生活に慣れたとはいえない状況です。

しかし自分でできることも増えてきて、英語も少しずつではありますが自信を持って話せるようになってきています。季節の変わり目でもある今、体調にも気をつけながら、様々なことに積極的にチャレンジしながら経験を積んでいきたいと思います。