茨城キリスト教大学

2023年度ファンショーカレッジへの海外留学生 SI3月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
S.I.(現代英語学科)
Fanshawe Callege【CA】

2023年度 3月分報告書

8月から始まったカナダでの留学もあっという間に約7か月、ついに最後の月になりました。

帰国が迫り現地の友達と過ごす日数も限られてきた頃、みんなが私のためにFarewell partyを開いてくれました。もうカナダを去らなければならないという実感が湧き、とても名残惜しくなりました。

さて、先月の報告書でもお話ししたとおり、アメリカミネソタ州にいる母の友人を訪ね1週間ほど滞在していました。

そこで、私のようにカナダ留学中にアメリカへ行く計画をたてる際の注意点についてお話ししようと思います。まず、ESTAという電子渡航認証システムの取得を忘れずにしておいてください。ESTAの申請・取得に時間はかかりませんが、飛行機の便や滞在先が決まった時点で申請をしておくことをおすすめします。また、アメリカが最終目的地ではなく、アメリカを経由し、乗り継ぎで入国する際にもESTAが必要です。これは友人が経験した話ですが「カナダ国内旅行をするつもりだったけど、飛行機のフライト会社が急に変更になり、目的地への直行便のはずがアメリカを経由する便になった。私は以前にアメリカ旅行を経験しておりESTAを取得済みだったことと、その期限がまだ有効だから入国できたけど、取得していない人はどうだったのだろう」というケースが実際にあったそうです。旅行を計画するときには、良い思い出のまま無事に最後まで終われるよう、ESTAやパスポートの期限、取得するべきものを確認したりなど、事前準備は慎重に済ませておくことが必須です。(乗り継ぎでもESTAは必要です。アメリカを経由する場合は必ず申請してください。)

私は当初3月末まで滞在予定だったのですが、次年度の準備をする都合もあったので3月半ばに帰国する便へと早め、先日帰国しました。

留学を振り返ってみると、留学前はたくさんの不安を抱えていましたが、今は無事に留学をやりとげられたという達成感が一番にあります。日本に帰国してからもカナダのホストファミリー、仲良くなった友達とも連絡を取り合っています。私がカナダで過ごした7か月間、本当によい環境や出会いに恵まれました。これからも、大切に繋がり続けたいと思います。かけがえのない時間を過ごし、貴重な経験をすることができたと実感しています。帰国後、留学について聞かれますが、自信をもって「留学してよかった」と答えることができ、お勧めします。私自身、大学在学中留学をするという決意がありましたが、気になったらまずはチャレンジしてみることです。学習環境を海外に身を置いて、色々な国籍、文化や年齢の人と出会うなかで、多様な考え方を得ることができました。苦労や努力をしながら、その壁を乗り越えられたことで大きく成長することができると信じています。何度も自信を失いそうになった時、自分には価値があり常に自分に自信を持って過ごすべきだという思考の転換も、そして日本での20年間、自分もどれだけ環境に恵まれていたのかも同時に知ることができました。もちろん日本の良いところも再認識できたし、留学を決めた私の背中を押してくれた両親や応援してくれた友達など、大好きな人たちが常に周りにいたことがどれほど幸せで感謝すべきことなのかを実感しました。

全てのことをこの報告書でお伝えするのは難しいですが、私の人生の中で、カナダで過ごすことができた7か月間はとても価値あるものになったと思っています。

英語を学びながらたくさんのことを肌で感じることができました。辛かったことや嬉しかったことなど些細なことも含め全てが私にとって大切な財産です。