茨城キリスト教大学

2025年度ファンショーカレッジへの海外留学生 RT10月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
R.T.(現代英語学科)
Fanshawe College【CA】

2025年度10月分報告書

カナダ生活2ヶ月目を終えて

カナダでの生活が始まり、早2ヶ月が経ちました。新しい生活にも慣れ、いろいろなことに挑戦しながら楽しく生活しています。今月は区切りの月で、第1タームが終了し、次の週の月曜日にオンラインでの学期末試験がありました。その後、約1週間の休暇があり、また新しい学期が始まりました。クラスのメンバーはほとんど変わりませんが、新しいコース、新しい先生と共に今学期も楽しく学んでいけたらなと思います。今回の報告書では、私のホストファミリーについて、食事、そして引き続き1ヶ月の過ごし方について話したいと思います。

ホストファミリーについて

私がホームステイをしている家は、ホストマザーが1人で住んでおり、私の他にも2人を受け入れています。そのため、今は4人で生活をしています。ホストマザーはボスニアという国の出身で、何年も前からカナダに住んでいるそうです。ホストマザーには3人の子ども、4人の孫がいて、孫たちはよく家に遊びに来ます。ホストマザーは社交的で仕事に行り他の用事で外出したりと多忙なため、家を空けることが多いです。しかし、休日にはホストマザーも仕事が休みなので、マーケットやコストコなどに一緒に買い物に行っています。また、金曜日の夜や休日に時間がある時は、一緒にカフェやバーに行ったり、家で映画を観たりしています。ホストマザーと話す時間はとても楽しく、私の大好きな時間です。ホストマザーは朝が早いため、登校前に会えることは少ないですが、夕方学校から帰るとおいしいご飯を作ってくれて、その時に「学校はどうだった?」と1日にあったこと、ホストマザーの職場の話、世間話などたくさん話しています。会話をしていると「この言葉を使った方が良いよ」などと文法なども教えてくれるため、ひとつひとつの会話が私にとって学びになっています。一緒に過ごす時間が少ない私にとって積極的に話しかけることはとても大切だと思います。そのため、外出に誘われたら積極的に参加するようにしています。ホストマザーは朝型なので、休日の買い物も朝早いことが多いです。夜型の私にとって朝起きるのはとても大変ですが、休日も頑張って早起きするようにしています。ホームステイを受け入れている人は退職した人が多いイメージですが、まだ現役で働いている人もいます。そのため、一日のうちに会える時間が限られてしまう人も多いと思います。ホストファミリーと仲良くなるために自分から積極的に話しかけること、誘われたら参加することがとても大切だと思いました。私の場合は家事をすることが好きなので一緒に料理をしたり掃除や片づけをしたりとたくさ一手伝いをしています。手伝いをすることも仲良くなれるひとつの方法だと思います。

食事について

私はホームステイを申し込むときに食事を3食付けたので、ほとんどの食事はホストマザーが作ってくれたものを食べています。朝は用意してくれている時もありますが、ホストマザーは仕事をしているため、パンやヨーグルト、シリアル、オートミールなど簡単に食べられるものを自分で作って食べています。お昼はホストマザーが作ってくれたサンドイッチを持って学校に行きます。ホストマザーはとても料理が上手で、夜ご飯はボスニアの料理はもちろん、カナダ料理、日本料理、アラビア料理などいろいろな国の料理を作ってくれます。バリエーション豊かで毎日の食事がとても楽しみです。休日の朝はホストマザーも休みのため、一緒にパンケーキやフレンチトーストなどを作ります。また、マーケットに行って買い物ついでにコーヒーを飲むことも多く、朝活も楽しんでいます。ホストマザーはお菓子作りも得意でアップルケーキやボスニア式のアップルパイなどを家で採れるリンゴを使って作ってくれます。私はホストマザーが作るアップルケーキが大好きで、作ってくれるのをとても楽しみにしています。また、カナダでは休日にBBQをする家庭が多く、散歩をしているとどの家でも家族そろって庭でBBQをしています。私のホストファミリー宅でもみんなで集まってBBQをして、ハンバーガーやホットドッグなどを食べました。自分でサンドする形式だったので、楽しみながら食事をすることができました。カナダでは10月13日がThanksgiving Dayだったので、家族で集まってターキーを食べました。すべての料理がホストマザーの手作りで、七面鳥も丸ごと1羽家で焼いていました。調理をするのにとても時間がかかるそうでホストマザーは朝から準備をしていました。食べ物やホストマザーに感謝をしながら家族と一緒に食事を楽しむことができました。

10月の活動記録

 10月はイベントが盛りだくさんで、とても充実していた1ヶ月でした。カナダのオンタリオ州ではリンゴの栽培が盛んで、8月から10月にかけてリンゴ狩りが各地で行われています。今年は豊作だったらしく、学校のクラスでもリンゴ狩りの話で盛り上がっていました。私のホストファミリー宅にはリンゴの木があり、リンゴ狩りをしました。学校から帰るとホストマザーに「リンゴを採るよ」と言われ、脚立を使ったりしてたくさんのリンゴを収穫しました。カゴいっぱいに採れたリンゴは冬のために保存しておくそうです。またアップルケーキを作ってくれるそうなのでとても楽しみです。金曜日の夜にホストマザーとひとりのホームメイトと一緒にカナダに来て初めてのバーに行きました。そのバーはホストマザー行きつけのお店だそうで、おすすめを教えてくれました。私はカクテルとビールに挑戦してみました。飲みながらいろいろな話で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごすことができました。料理もとてもおいしかったです。季節も変わり、気温も下がってきましたが、友人のホストマザーが私たちをナイアガラの滝に連れて行ってくれました。ちなみに当日の朝の気温は6℃でした。ナイアガラの滝は多くの観光客で賑わっていました。クルーズ船で滝の近くまで行きましたが、迫力満点でした。台風の中にいるような感覚で目を開けることがとても難しかったです。クルーズではびしょ濡れになるのでサンダルと防水の服は持って行って正解でした。世界三大瀑布のひとつであるナイアガラの滝に訪れることができ、またクルーズ船に乗り、滝の迫力を間近で感じることができてよかったです。冬になるとクルーズ船はストップしてしまうので、10月上旬までに訪れることをおすすめします。

10月13日はThanksgiving Dayで学校も休みだったので家族と一緒に家で食事を楽しみました。

カナダやアメリカならではの祝日なので、カナダ文化を体験できた一日になりました。第一タームを無事終了し、一週間の休暇がありました。授業最終日には先生がクラスのためにピザを買ってきてくれてパーティーをしました。ここでも海外を感じました。休暇の1週間は9月から友人と計画していたトロント旅行に行ってきました。CNタワーやトロントアイランドなど有名な観光地を回ったり、おしゃれなカフェで朝ごはんを食べたりと、とても充実した日々を過ごすことができました。トロントには日本食屋さんがたくさんあり、博多のラーメン屋さんもあったので、ある一日の夜ごはんは約2か月ぶりに日本の豚骨ラーメンを食べました。久しぶりのラーメンはとても身体に染みました。はじめは2泊3日の予定でしたが、今年はMLBのワールドシリーズの初戦がトロントで行われるとのことだったので、急遽予定を3泊4日に変更し、野球の試合を観に行きました。球場で観た試合は迫力満点で、とても貴重な体験になりました。日本のアニメ映画の上映がカナダでも始まったので2回目の映画館に行ってきました。今回はリクライニングを最初から使用したので最初から快適に過ごすことができました。吹き替えなし、英語字幕でしたが、たくさんの現地の人が楽しんでいました。

10月31日はハロウィンだったので、簡単ですが仮装をするために学校にカチューシャをもっていきました。

私の先生たちはハロウィンに積極的で、クオリティの高い仮装をしており、授業もそのままの格好で行っていました。記念に集合写真を撮ったり、お菓子をもらったりとクラス全体で楽しく過ごすことができました。また、家に帰り、近所を散歩していると子どもたちが仮装をして家々を回っていました。私はホラーが苦手なので、リアルな装飾や仮装などに少し怯えながら散歩をしていました。近所の人もとても積極的で、寒い中外で子どもたちが来るのを待っている人もいました。仮装をし、家のチャイムを鳴らしてお菓子をもらう子どもたちはとても楽しそうでした。家の前に手作りのジャックオランタンを飾ったり、骸骨を飾ったりと地域全体が参加するハロウィンは日本と違った光景でとても新鮮でした。ずっと見てみたいと思っていた本場のハロウィンをこの留学で体験することができてとてもうれしかったです。

この一ヶ月はテストやプレゼンテーションなど学校での予定が詰まっており、大変でしたが、先生のサポートもあって楽しく授業を受けることができました。

また、今月は先月よりも積極的にいろいろなことに挑戦できた一ヶ月になったと感じています。カナダで生活を始めてまだ2ヶ月のため十分に英語が話せるわけではありませんが、日本語から英語に変換してからでなくても言葉にできるようになってきていると感じるなど確実に英語力が伸びていると実感しています。留学が終わった時、英語力だけでなく自分自身も成長できたと実感し、留学してよかったと思えるように残り4ヶ月も日々努力していきたいと思います。