茨城キリスト教大学

2019年度リンネ大学への海外留学生 RS 12月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
R.S.(現代英語学科)
Linnaeus University 【SE】

2019年度 12月分報告書

あっという間に留学生活も残り3週間になりました。

9月にスウェーデンにきてオリエンテーションを受けたのがつい昨日の様に思えます。今月は先月の報告書で書いたように日本人留学生で企画するディナーパーティーに関することをメインに記載していこうと思います。

日本人留学生主催によるパーティーで海外の方々をもてなそうという企画は毎年行われているそうで今年も企画自体は9月に始まっていました。

行う事の枠組みは毎年大体同じようで、ステージ発表、体験企画、日本食を提供することの三つです。私はスウェーデンに来てから、お酒が強くないことや寮や大学内で行われているパーティーにあまり良いイメージと良い体験をしてこなかったので実行委員には参加しなかったのですが、ほとんどの日本人留学生がこの企画に実行委員として参加していたようです。

そんな私がどうして企画に参加することになったかというと、当日にふるまう日本食を調理する人数が足りていないと聞いたからでした。

現在リンネ大学には日本人留学生が40名弱在籍していますが、そのほとんどの人が参加しているにも関わらず人数が足りていないという事にとても驚きました。またそれほど大規模なパーティーであることにも驚きました。私自身料理をすることは好きだったので当日だけお手伝いという形で参加させてもらうことにしました。

当日、パーティーは17時からのスタートだったのですが料理を開始するのはなんと朝の5時からでした。

私は当日までどのくらいの人数分を作るのかわからなかったのでそんなに早い時間から作るのかと少々怖気ついていましたが、当日になってなんと150人分作ることが分かり確かに早い時間から始めないと終わらないなと思いました。日本食のメニューは、ちらしずし、肉じゃが、鶏のから揚げ、なすの揚げびたし、キュウリの浅漬け、カボチャの煮物、きんぴらごぼうでした。これらが基本のメニューなのですが、スウェーデンの人や海外の人に多くみられるヴィーガンやグルテンフリー食を好む人に対しては特別メニューを用意していました。品数の多さに驚きましたが、さらに特別メニューを用意するのにも驚きました。

料理を開始する前までは10人以上料理に携わっていたので早く終わるだろうと思っていたのですが、調理台の数や材料の多さなどから序盤はパーティー開始に間に合わないのではないかという勢いでした。

料理に参加している全員が150人前を作るという初めての経験で焦っていたのもあったからかと思いました。あまりにも人手が足りなかったため、当日ほかの係になっている人も応援に呼んで何とかお昼頃には終わりが見えるようになりました。材料は去年のものを参考に買っていたようなのですが肉じゃがだけは想定よりもお鍋二個分足りなくなってしまい、その都度近くのスーパーまで買い出しに出かけました。材料や料理が足りなくなってしまったときは心底焦りましたが、最終的にはすべて間に合わせることが出来てよかったなと思っています。

当日のステージではディナーメニューの説明が初めにあり、その後よさこいや、アイドルの曲に合わせたオタ芸など新旧の日本の文化が紹介されていました。

また体験コーナーでは射的を体験することが出来ました。日本食のディナーを含め大盛況だったのでたくさん準備してきたかいがあったのではないかなと思いました。

話は少し変わりますが、今年は初めて海外で年越しを過ごすことになりました。

相変わらず寮ではパーティーが行われていましたがクリスマスの時よりもニューイヤーのほうが街も華やいでいて、いろんなところで花火が打ちあがっていてきれいでした。日本のお正月とは少し違った雰囲気でしたが海外でのお正月もいいものだなと思いました。そして留学期間も残り3週間、最後まで頑張ろうと思います。