茨城キリスト教大学

2019年度リンネ大学への海外留学生 RS 11月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
R.S.(現代英語学科)
Linnaeus University 【SE】

2019年度 11月分報告書

留学期間も残り半分を切りました。11月に入り雪も降り始め、いよいよ北国ならではの気候になってきました。

何より驚いたことは日照時間の短さと天気の悪さです。朝の8時を過ぎても日が昇らず、また昇ったとしても厚い雲に太陽が隠されてしまうので昼と夜の明るさがあまり変わらないという現象が起きています。日本にいるときには経験しないような気候で体を慣れさせるのが大変だなと思いました。

今月は主にプチ旅をした話を書こうと思います。隣町のアルベスタというところにある日本人カフェと呼ばれるところにお邪魔してきました。

ベクショーからは電車に乗っていくことができるのですが、電車のシステムが日本のものとは違う事に少し混乱しました。まず、スウェーデンでは電車やバスの切符の値段が20歳以上と20歳以下で値段が変わります。駅員さんがいるカウンターで切符を買う際に年齢を聞かれたので、改めて日本人は実年齢より若く見られるのだなと痛感しました。そして今更でもあるのですが、改めて電車に乗る際に気が付いたのが、改札がないことです。日本では切符を改札に通すことで初めてホームに行くことが出来ますが、スウェーデンの駅は改札がないため切符がなくてもホームに行くことが出来るのです。その代わり、電車の中に駅員さんが必ずいて切符を確認して回っています。

スウェーデンでは日本よりもはるかにキャッシュレス化が進んでいるのにも関わらず、鉄道面では日本のほうがキャッシュレス化や自動化が進んでいるというのは興味深い違いだと思いました。

もしかしたらスウェーデンの都市部は自動化も進んでいるのかもしれませんが、ベクショーの駅はまだ自動化は進んでいませんでした。

隣町のアルベスタには電車で10分程度で行くことが出来ます。その街にあるcafé. St. Clairは通称日本人カフェと呼ばれていて日本人留学生の間では有名なカフェです。日本人カフェと呼ばれる理由は店主の女性の方が日本人の方だからです。

また行ってみて驚いた事は、カフェの人たちが日本人にとても寛容的なことでした。

メニューはすべてスウェーデン語で書いてあるのですが、店主の方がすべて説明してくれたので安心して選ぶことが出来ました。その日は日替わりランチにしたのですが、日替わりランチはお味噌汁飲み放題、ごはんお替りし放題とまさに日本のランチでした。また漬物などもついてきて日本食をなかなかスウェーデンで再現するのが難しいなと思っていたのでかなり衝撃的な内容でした。また私たちのほかに来店していた現地の方々もおいしそうに日本食を食べている姿をみて少し嬉しくなりました。アルベスタの日本人カフェはとても素晴らしい場所なのでぜひ次に留学される方も一回は行ってみることをお勧めします。

日本食に関連する話なのですが12月の14日に日本人留学生企画のJapanese dinner partyを開催することになりました。

私はパーティーに苦手意識があり参加しない予定だったのですが、当日料理を担当する人手が足りないとのことだったので当日だけお手伝いとして参加することになりました。このJapanese dinner partyは毎年日本人留学生によって開催されているものらしく、異文化交流の場にもなっているそうです。アルベスタのカフェの美味しい日本食のようなものを作れるか不安ですが、精一杯頑張って日本食の美味しさを多くの国の人たちに知ってもらえたらいいなと思っています。また初めてのパーティー参加という事でとても緊張していますが、今まで以上にいろんな国の人たちと日本文化を通して交流出来たらいいなと思っています。

これからもっと気候的には厳しくなることが予想できますが負けずに頑張っていこうと思います。そして来月はJapanese dinner partyについて主に書こうと思います。