茨城キリスト教大学

2018年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NT 4月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N.T.(現代英語学科)
at Fanshawe College 【CA】

まさか自分が留学するなんて…入学当初は留学に興味はあっても、なんだか遠い世界の話のように聞き流していました。それが今では本学の提携校であるFanshawe Collegeに通いながら、ホームステイを経験しているので不思議です。そんな私が留学に至った経緯と実際に行った手続き、出国から入国後の生活までを書いていこうと思います。

ICにも慣れ、アルバイトと授業の両立に励んでいた2年の夏、以前から興味があった留学について国際交流課へ直接問い合わせました。留学したくても就活の準備や金銭面でのハードルが高いと思っていましたが、問い合わせたところ、グローバル支援金の存在や4ヶ月のFanshawe Collegeへの留学があることを知り、両親と相談した結果、留学の申し込みを決意しました。また、TOEFLで定められた既定のスコアを超えるために勉強し、達成することができました。

交換留学に申し込んでからは、書類選考と面接を経て留学が決まりました。留学が決まってからは、学費の送金やCHN(Canada Homestay Network)への登録、出発までのオリエンテーション、航空券の手配、海外保険への加入などの手続きが続きました。このような手続きを自分で行うのは不安でしたが、国際交流課のスタッフが順を追って説明し、サポートしてくれたおかげで成し遂げられました。

カナダ入国に必要なeTAの申請とパスポート、荷造りが済み、いよいよ出国です。成田空港からカナダのカルガリー空港に寄航し、トロントピアソン空港に到着しました。空港からは、バスとタクシーを乗り継いでホームステイ先に到着しました。ホームステイ先には夜遅くに到着したにもかかわらず、あたたかく歓迎していただきました。家のルールの説明や部屋を案内していただきました。翌朝から荷ほどきを始めましたが、私の体は時差ボケで昼夜逆転していました。今は滞在して5日目になりますが、まだ完全に時差ボケは治りません。

私のホストファミリーは母方の祖父母と夫婦、25歳の姉と13歳の弟という家族構成で、祖父母はフィリピン出身で、私の到着と同じころに、5ヶ月滞在したフィリピンから帰国したところでした。2人の英語はフィリピンのタガログ語訛りのある英語で、初めのうちは、慣れるまで苦労しました。訛りのある英語を生で聞ける機会が貴重だと思うので、積極的に話すようにしています。時には、簡単なタガログ語を教えていただきながら、会話の中で使うようにしています。

また、韓国出身で同年代の留学生も滞在していました。彼女も私と同じファンショーカレッジに通っていましたが、私よりもはるかに英語が堪能なため、何度も困ったときに英語でサポートしてくれました。彼女がいきなり日本語を話してきたときには本当に驚きました。夫婦と2人の兄弟も、気を遣わずに自分の家のように過ごしてねと言ってくれました。このような国際色豊かなホストファミリーに迎えていただいたことを嬉しく思います。

カナダの印象についてですが、とても多国籍でボランティア精神溢れる人々が多いというのが私の感想です。ホームステイ先につくまでにお世話になったタクシードライバーは、パキスタン出身でした。先ほど書いたように、ホストファミリーの祖父母はフィリピン出身でしたし、ホストファーザーも中国系カナダ人でした。さらに学校では韓国、インド、中国、スペイン系の人々を多く見かけました。多国籍の方々のそれぞれの英語を聞き取るのは、これからの課題となりそうです。また、私のホームステイと大学のあるロンドンという町は、イギリスからの移民が彼らの街をここに作ったことからロンドンと名付けられたそうで、イギリスにあるようなパブもちらほら見かけました。また、同じようにカナダにもテムズ川と名付けられた川があることも知りました。トロントには、チャイナタウンやギリシャタウンもあるそうです。英語を通して、たくさんの国の文化について知ることができそうです。