茨城キリスト教大学

2017年度ファンショーカレッジへの海外留学生 NT 11月分報告書

【カナダ】ファンショーカレッジ
N. T.(現代英語学科)
at Fanshawe College【CA】

こんにちは。カナダに来て3ヶ月がたち、留学生活の折り返し地点が近づいてきました。時間が過ぎるのが早いなと感じる今日この頃です。気温は日本に比べて寒くても、カナダの家や建物の中は日本の建物の構造と違ってとても暖かいので、快適に過ごせています。

さて、5週間に渡ったストライキが終了し、学校が再開して2週間がたちました。終わりの見えないストライキは自分にとって辛いものでした。ストライキについての最初の説明だと、2週間くらいということだったので、長引くストライキに毎日不安を感じていました。正直たった半年間しかここに滞在することができないのに、その大切な1ヶ月をなぜ奪われなければいけないのか、昨年留学していればこんなことにはならなかったのに…という悔しさがありました。

しかし、日がたつにつれ、もし自分が今年留学をしていなければ、こんな素敵なホストファミリーには出会えてなかったかもしれない、こんな親切な友人と出会うことはなかったのかもしれないと考えると、そのとき自分がとった行動一つ一つにさえ、奇跡を感じるようになりました。それまで何か問題が起こるとネガティブに考えがちだった自分ですが、このことをきっかけに何事もポジティブに考えられるようになりました。これはストライキがあったからこそ考えられたことで、最終的に自分の身になったことは間違いありません。留学は、語学力を鍛えるのはもちろんですが、それ以上に自分自身の気持ちや考えを成長させるのに良い機会だと常々感じます。

11月下旬から学校が再開し、新しいレベルのクラスになり、クラスメイトも代わりました。前回のクラスと比較すると格段とレベルが上がって、ペースが少し早いなと感じたり、宿題が多く感じることもありますが、とにかくクラスメイトがとてもフレンドリーなので、毎日楽しく授業を受けられています。最近は徐々に友人も増え、授業が終わった後にお話ししたり、休日に一緒に出かけたりしています。ファンショーカレッジには日本人がほとんどいないので、周りの人たちが日本に興味を持って話しかけてくれ、日本人であることに誇りを感じる場面が多々あります。また、外国人と会話をするにあたって、留学前は自分の英語力に自信がなく、英語を話すことに抵抗を感じていましたが、最近はその抵抗感を払拭できたように感じます。今後もいろんな人と会話をして、自分のリスニング力やスピーキング力をさらに上げていきたいと思います。

また、ストライキ中にはカナダ最大の都市であるトロントに行きました。今回も学校の生協を通じて行ったので、交通費や食事費も込みで20ドルと安く、なぜか食事費に一人30ドル配られ、むしろ10ドル得をしました。バスツアーのような形で、水族館や博物館に行ったり、CNタワーに上ったりしました。トロントに来たらぜひCNタワーに上ることをおすすめします。トロントはそれほど高いビルがなく、遠くまで見渡すことができ、東京とはまた違った魅力があります。トロントに行ける機会があれば、また行きたいと思います。

12月に入り、クリスマスツリーやイルミネーションを目にする機会が多くなってきました。私のホームステイ先には約2メートルのクリスマスツリーが2つも飾られています。それを見るだけでも、とても気分が高揚しています。初めて海外でクリスマスを過ごすのでとても楽しみです。12月はイベントがたくさんあるので、また新しい思い出を作っていきたいと思います。