茨城キリスト教大学

2022年度リンネ大学への海外留学生 NH 11月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
N.H.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

2022年度 11月分報告書

とうとう雪が降りました。初雪の日は寮のみんなで巨大な雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり、近くの公園で雪山から滑り降りたり・・・スウェーデンの冬を早速堪能できました。

雪が降る前の日は寒さが桁違いなので、感覚で明日雪が降るかも?と予想できます。しかし、大学・寮・お店、公共交通機関など建物の中は日本より暖かいです。外に行く時だけダウンやニット帽を着用して薄めの服を何枚か重ね着し、室内は基本的に薄手の楽な格好でいることができます。

今期、私は「Global Health」という授業を選択しました。この授業では世界のさまざまな健康問題を取り上げ、地域性や社会性に関連づけて深く学んでいきます。

このクラスは少人数ではありましたが、いろいろな国の留学生がいたので、お互いの国の健康にまつわるあらゆる状況について意見や事実を比較することができました。インターネットで検索すればいくらでも出てくると思いますが、実際にその国の学生から事情を聞けるのはとても貴重な機会だと思います。
この授業は毎週金曜日にセミナーがあり、そこで自国の健康問題についてパワーポイントを使って発表します。私は日本の労働による健康被害「過労死」について発表しました。「過労死」は英語で「Karoshi」と表記されるように、世界共通の言葉となっています。しかし日本と労働環境が全く異なる国の学生にとっては、考えにくいものだったようです。成績は最終レポートで決まるのですが、これがとても難しかったです。途中諦めそうにもなりましたが、無事に成績を受け取った時は達成感を得ることができました。

ベクショーにある高校で日本語クラスを選択している生徒たちに、日本の文化を体験してもらうイベントに参加しました。

みんな目を輝かせながら日本語を覚えて、話していたのが印象的です。何人かの生徒になぜ日本語を学び始めたのか聞いてみたところ、日本のアニメや音楽、また漢字やひらがなのフォルムが好きだと言っていた人もいました。スウェーデン語や英語とは全く異なる文法なので苦戦しているようでしたが、それでも一生懸命自己紹介をし、積極的に話している姿を見て、自分も英語をがんばろうとモチベーションが上がりました。12月には日本料理をふるまうイベントがあります。また元気なみんなに会えるのがとても楽しみです。

私が留学先をスウェーデンに選んだ理由の一つに、ヨーロッパの他の国に簡単にアクセスできるというのがありました。

実際に、スウェーデンもしくはコペンハーゲン空港からたった往復数千円でいろいろな国へ旅行をすることができます。私は先日、友人とフランスに行きました。凱旋門やエッフェル塔などに行きとても充実した旅行をすることができました。パリの一部の観光地や地下鉄は、治安の面で心配していましたが、自分が思ったほど悪くはなかったと思います。しかし乗る時間帯や、治安の悪い地域などは事前に調べて対策していたので、夜に行動するホテル付近の場所や交通機関の治安は下調べしましょう。日本の公共交通機関は安全なイメージがありますが、海外でその常識は通用しないので注意が必要です。