茨城キリスト教大学

2022年度リンネ大学への海外留学生 NH 9月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
N.H.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

2022年度 9月分報告書

スウェーデンにきて1ヶ月が経ちました。

この1ヶ月は目に映るもの全てが新しくて、毎日が学びと発見の連続でした。
海外での一人暮らしははじめてだったので、出発前は不安と期待でいっぱいでした。そんな私のスウェーデンでの生活をこの報告書を通して発信し、留学を考えている方の参考になればいいなと思っています。

荷物について

日本から持ってきた方がいいものは、実際に現地で過ごしてみないとわからないことが多いです。
私が1ヶ月スウェーデンで過ごして、持ってきたほうがいいと思ったのは、醤油やみりんなどの日本の調味料・スキンケア様品・到着後すぐに使えるブランケット・体温調節がしやすい洋服です。

日本の調味料をこちらで調達すると値段がとても高く、粉末状の出汁や日本の料理酒などは入手困難です。寮には共同キッチンがあり、日本食を振る舞う機会があると思うのでぜひ持ってきてください。

スキンケア用品はもちろん売っていますが、全てスウェーデン語表記でそこから自分に合うものを見つけるのはとても大変です。心配な方は、半年分のスキンケア用品を日本で用意し自分で持っていくことをおすすめします。

私たちが到着したのは8月で、日本はまだまだ暑い季節ですがスウェーデンでは朝晩は冷えます。私の住む寮のヒーターは冬にならないと電源がつかず寒い思いをしたので、暖かいブランケットや羽織るものを何着か持ってくると良いでしょう。

また、日本から荷物を途中で送ってもらうことを考えている方は、荷物の内容に厳しい制限があることを把握しておいてください。食品やスキンケア用品等はかなり厳しいルールがあります。あまりあてにせず、自分で持っていけるものは持っていきましょう。

学校生活について

到着後、1週間は留学生同士が交流できるWelcome Weekが開催されました。
オリエンテーションやパーティーなどのあらゆる催しのなかで様々な人と出会うことができます。こんなに多国籍な交流を今までしたことがなく、様々な文化の違いに触れ私にとってとても濃密な時間でした。
私がこのWelcome Weekを通して感じたのは、自分の国のことをよく知ることがとても大切だということです。留学に興味のある人は、海外の文化が好きで英語の勉強に励んでいる方が多いと思いますが、実際に留学してみると自国の文化・社会の状況・政治・歴史のことなどを話す機会が多いです。海外に目を向けることももちろん大切ですが、まずは日本のことをよく知ることが重要だと感じました。またここでは他国の留学生の英語力とコミュニケーション力に圧倒された記憶があります。

1つ目の授業はSwedish Culture, Leisure and Sportsというスウェーデンのスポーツやレジャーを体験できる授業でした。

体育教師を目指す同じリンネ大学の生徒たちが数人、毎回授業にやってきて、カヌー体験やスケート・キャンプをしたり、スウェーデン独自の文化であるFikaを楽しんだりします。スウェーデンの生活にまだ馴染みのなかった私にとっては、初回にこの授業を履修してよかったなと思います。抽選でこの授業に落ちてしまった人がいると聞いたので、とても人気な授業だと思います。

暮らし慣れた日本を離れ、できないこと、伝えられないことなどはたくさんあります。特に私の寮にはアジア人が私一人しかいません。しかし、私の話を理解しようとしてくれて、何かトラブルが起きたら助けてくれる寮の友達にとても感謝しています。ここに来て、そのような人の暖かさをたくさん感じることが多いです。

来月は学校外での活動について詳しく報告できればいいなと思います。