茨城キリスト教大学

2017年度リンネ大学への海外留学生 NH 1月分報告書

【スウェーデン】リンネ大学
N. H.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

スウェーデン留学の話は先月分までに全て書き終えてしまったので、今月はこれから留学される学生に向けて書いていきます。スウェーデンに行くまでに知っておいた方がいい事を中心にまとめましたが、書ききれないこともあると思います。インターネットで調べきれなかった事を主軸として載せていくので、ぜひ参考にしてください。

まずVäxjöの交通網についてですが、茨城に比べて比較的便利だと思いました。バスの本数が多く、学校の近くのバス停は10分に1本は必ず出ています。路線は市内全域を網羅しており、どこに行くにもバスを使うことができます。バスに乗る際はResekortというプリペイドバスカードが学内のPressbyrånというコンビニか駅構内で100クローネで買えますので、そのカードを使うと安く乗ることができます。買わない場合、車内でもクレジットカード支払いが出来ます。バスカードはKronoberg地域で使う事ができます。

電車のチケットを買う際も安く買えるので私は重宝しました。切符については大体の人がインターネットで事前に買うのですが、前述の通りバスカードを使うと割引になるので、私はいつも駅に行って直接買っていました。この際、機械で購入すると日本の切符と違ってレシートのようなペラペラした紙が出てくるだけなので誤って捨ててしまわないようにして下さい。無賃乗車の罰金は割高です。着いて初日にコペンハーゲンから学校に向かう学生はVäxjö止まりの電車がたまにあるので、それに乗ると迷わずに行けるかと思います。

勉強面ではアカデミックライティングを事前に学んでおく事が、大学生活の明暗を分けると思いました。リンネ大学に限らず、欧米の大学ではエッセイや論文を書く課題が頻繁に出ます。ICのほとんどの学生は書いた経験がないと思うので、E科ならWritingやDiscussionを事前に受けて書くこと・話すことに慣れておくと、いざ授業が始まった時に慌てずに済むと思います。勿論高度な内容の論文を読む事も時には必要になる場合もありますが、私の場合、授業についていけなければ読んでも分からないので、まずは授業の内容理解を優先させました。専門的になると、日本語文献も利用しながらの読解になりました。

一方スウェーデン語の授業については、日本にいるうちに文法書を買って読んでおくと内容理解が早いです。クラスメイトのドイツ語圏の学生達がさっさとスウェーデン語を覚えていったことを踏まえると、ドイツ語も知っていると、共通点が多い分習得が早いのではないかと思いました。私は実際1年間だけドイツ語を取っていました。スウェーデン人の先生も逆にドイツ語と英語が上手で、授業内ではよくドイツ語の単語に置き換えられていました。似ている言語だと苦労が少なくて羨ましいです。スウェーデン語にある程度慣れてくると、北欧のほかの地方に行く際に思わぬ発見をする事があるかもしれないので、ある程度深く学んでみる事をお勧めします。

ルーターや布団など、早急に必要になるものは事前に買えるところを調べておくか、学内のリサイクルショップで購入すると良いと思います。私は利用したことがありませんが、ネットを経由してやりとりする場合や直接店舗で買い取る場合などがあるそうです。特に家具などは張り紙で購入者を募る事もあるので、掲示板や寮の共同スペースの壁をよく見てみるとたまに掘り出し物があるかもしれません。留学が半年でオンキャンパスの寮になった場合は、自転車は必要ありません。あると便利かもしれませんが、どうしても必要な時以外は徒歩とバスで十分行動できますし、最悪友人に借りられますし、特に買う必要性を感じませんでした。

短くまとめてしまいましたが、以上です。価値ある留学を楽しんでください。