茨城キリスト教大学

2025年度リンネ大学への海外留学生 MW 8月分報告書

【スェーデン】リンネ大学
M.W.(現代英語学科)
Linnaeus University【SE】

2025年度 8月分報告書

スウェーデン留学に向けて、出発の約3か月前から本格的な準備を始めました。

主に取り組んだのは、居住許可の申請や留学保険の加入、そして航空券の手配などです。航空券に関しては、現地でのスケジュール変更や予定の延長などに柔軟に対応できるよう、あえて片道分のみを購入しました。気候についても事前にリサーチし、気温差に対応できるよう服装を準備しました。特にスウェーデンでは天候が変わりやすく、昼間は20度前後と非常に過ごしやすい気温ですが、夜になると急に冷え込む日も多くありました。そのため、半袖に加えて長袖や薄手の上着も持参することで、温度差に備えるようにしました。現地の人たちは昼間にタンクトップや半袖で過ごしており、日本でのイメージよりもかなり夏らしい雰囲気がありました。

日本からスウェーデンへは、カタールのドーハを経由してデンマークのコペンハーゲン空港に到着しました。

全体の移動時間は、乗り継ぎを含めると丸一日ほどかかり、初めての長時間フライトということもありやや疲れましたが、無事にたどり着くことができました。入国審査では、日本のパスポートの強さを実感しました。審査官に「留学のために来ました」と伝えると、「Perfect」と一言だけで通過を許され、入学許可書などの提出も求められませんでした。その対応は非常にスムーズで、おそらく1分もかからなかったと思います。一方、私の前に並んでいた他国の方は、学生ビザのエビデンス提示を求められたり、パスポートを拡大鏡でチェックされるなど、時間がかかっていたため、日本のパスポートの信頼性の高さに改めて驚かされました。コペンハーゲン空港からは、電車でスウェーデンのベクショー駅まで移動しました。切符の購入機はデンマーク語表記で最初は戸惑いましたが、親切な現地の方が使い方を教えてくれたおかげで、問題なく購入できました。地下鉄のホームもやや分かりづらい構造でしたが、困ったときには周囲の人に声をかけることで、スムーズに目的地に到着することができました。

授業が始まるまでに約5日間の自由時間があり、

の間は同じ寮に住んでいる留学生たちと買い物に出かけたり、バスケットボールや卓球などのスポーツをして交流を深めることができました。私の寮には、サッカーグラウンドやバスケットボールコート、卓球台などの設備があり、スポーツを通じて自然と友人が増えていきました。さらに、地元の「Fritidsbanken」では、スポーツ用品を無料で貸し出してくれるため、ラケットやボールなどを持っていなくても気軽にスポーツを楽しむことができ、とても便利です。寮の部屋には、ベッドや机、クローゼット、トイレ、シャワーなど必要な設備が整っており、キッチンと洗濯機だけは同じフロアの人たちとの共有となっています。生活に不便を感じることはなく、快適に過ごせています。寮の周辺には、湖や商店街があり、非常に住みやすい環境が整っています。特に湖周辺の自然は美しく、現地の人々がランニングや散歩、日光浴をしている光景が日常的に見られます。

寮から大学までは徒歩で約40分ほどかかるため、毎日の通学を考えるとやや不便に感じる場面もあります。

また、ショッピングモールまではさらに距離があり、移動手段の確保は必須です。そこで、自転車の購入をおすすめします。私も自転車を使っていますが、スウェーデンは右側通行なので、日本の感覚で走ると危険です。最初のうちは戸惑うこともあり、自転車ですれ違う際に左に避けようとしてしまい、かえって相手の進行を妨げてしまった経験もありました。リンネ大学では、学期が4〜5週間ごとの4つのタームに分かれており、それぞれで100%以内の学習負荷になるように授業を選ぶことができます。私は第1タームで「スウェーデン語」と「スウェーデンの文化とスポーツ」の2つの授業を履修しています。授業は週に3回ほどですが、授業以外に週40時間ほどの自主学習が求められ、かなりの自己管理能力が必要です。それでも、短期間で集中して学べる環境はとても効率的で、自分の成長を実感できる学習スタイルだと感じています。