2023年度 1月分報告書
先月、大半の学生が留学を終え帰国したため、クラスの人数が8割ほど減り、授業は大人数から5人ほどの少人数に変わりました。そして、スペイン・エクアドル・中国と新たにクラスメイトが加わりました。16歳から23歳までと幅広い年代が集まり、休憩時間には母国語の紹介など会話を弾ませ、色々な文化に触れています。その国によって、英語のクセが違うため聞き分けるのが少し難しい時もありますが、それも英語を学ぶ一つの面白さだと実感しています。少人数になったことによって、今までよりもさらに英語を話す機会が増えたので、帰国までにたくさん吸収していきたいと思います。
空港で4か月ぶりの再会。まさか、ここイギリスで再会するとは予想していませんでした。夜にはイーストサセックス大学の友人が合流し、みんなで一緒にカウントダウンを迎えました。ビッグベンの鐘が0時を告げた瞬間、音楽とともに大空に花火が打ちあがる光景はロンドンならではあり、圧巻でした。ロンドン、私のホームステイ先やブライトンに行ったり、イギリス英語とカナダ英語の違いについて話したりと、あっという間の5日間でした。流暢に英語を話す友人の姿はとても輝いていて、そして思いがけないところで会えて、とても不思議な気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
写真で知るのと肌で感じるのはまた違うと強く感じさせられた旅でもありました。砂漠のイメージが強いエジプトですが、地中海と紅海に面しており美しい海景が広がります。実際、私が訪れた地中海のビーチは何重にも色を重ねたかのようなグラデーションのブルーでした。 一番、印象に残ったのがリビア国境からわずか50km程にある、自然豊かな村でした。エジプト伝説のクレオパトラも入ったと言われている泉に、塩で出来たクリームソーダ色の湖、遥かなる砂漠。朝は都会のようなざわめきが無く、水の音とトゥクトゥクを走らせる音に、遠くから聞こえる動物の声のみでした。インフラが整っておらず、夜はロウソクで明かりを灯します。まるで何世紀も前にタイムスリップしたかのような気持ちになりました。砂漠から見たサンセットも美しく、世界にはまだまだ見たことのない景色があると改めて思いました。そこからは10時間かけ、首都のカイロに戻りピラミッドで締めくくりました。ピラミッドに積み上げられている一つ一つの石は私の身長を超えるものでした。こんなに大きい物をどう作って行ったのか。さらにエジプト文明にも興味が湧きました。ヨーロッパも歴史が深い街が多くありますが、また違った視点から歴史を眺めることができました。
毎日があっという間に過ぎていくと共に、ホストファミリーや友達との別れを考えるととても切なくなります。1日を大切に、最後まで走り抜けたいと思います。